あらすじ
赤の王に捕えられてしまった村人を助けだそうとした更紗(さらさ)。しかし敵の罠にかかり多くの仲間を失ってしまった。敵のあまりの強大さ、自分の無力さに絶望してしまう。もうだれも死なせたくないと思った更紗は、長老の4本の宝刀を集めよという遺言を頼りに単身、九州・桜島の朱雀(すざく)の村を目指した。そこには4本ある宝刀のひとつ“朱雀の刀”があるという。しかし九州へ渡るための海路はすべて赤の王によって検問がしかれ、船では行けない。そこで更紗は、いまだかつて生きて通り抜けた者がいないという関門トンネルを行くことに。なんとか九州の地にたどり着いた更紗は、偽タタラと出会い…!?
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女の子タタラ
タタラとしての未熟さを痛感した更紗。
でも冒険は半端ない。
暗い洞窟でもゴキブリにさえ命を感じ、化け物みたいな大型獣にも老人にも怯まず、逞しく前に進む。
その反応のひとつひとつが何度読んでも新鮮。
そしてエネルギーをもらえる。
Posted by ブクログ
朱雀の羅生の「見事な」生き様に涙。1人ぼっちになった更紗のこれからにも期待。朱里との恋がどうなるのか、お互いの正体を知った後どうするのか、ドキドキが止まりません!名シーンが多すぎてたまらん!
7seedsの方を読んでからこちらを読み始めました。
まだそちらに届くほどうゎあ!ってなる感動はないのですがそれでも面白くて読み進めてしまいます。
この2人がどうなっていくのか楽しみです。
ちょっと統一感なくて読みづらい
昔少し読みましたが、今読み返すと色々とちぐはぐな所が多く、「ハテナ?」がいっぱい浮かびます。
舞台は日本だけど、主人公はヨーロッパ人ぽいし、砂漠化した日本だからなのか服装が中東系です。
名前も異国風と日本人名が混ざっており、未来の日本の設定なのに、地名が現在よりも古い呼び名の地名を使っていて混乱します。
Posted by ブクログ
赤の王の残虐行為が彼の理想とどうも結びつかない。
良い国にしようとしているのにどうしてなのだろう。
タタラが邪魔者だと誰かに吹聴されているのだろうか。
マリオは子どもとは言え駄目なことばかりするなぁ。
そのせいで目をつけられて見張りもついてる筈なのに、
暗転中だからと言って何故逃げおおせるのだろう。
ざる過ぎる。
馬と鳥という野生動物が、危険を察知した上で
よく更紗についてきてくれるなと思う。
ハヤトも正直イラッとするが、大人に騙されるほどの年齢ということなのだろう。
何故こういった非道なやり方をするのだろう。
それで民がついてくる国が作れるとは思えないが
何が目的なのだろうか。
突然マザーグースが引用されたのに違和感。
今の世界の何百年と先に、伝説として残っているという設定だろうか。
勝手に置き手紙ひとつで行方をくらましてからの
飛車との再会の時の態度も違和感がある。
更紗は兎も角朱理は全くタタラだと気付かないのだろうか。
タタラの首をきちんと見なかったのか。
赤ん坊の時に背中に大きな焼印を押されて
サイズも疑問だし成長して綺麗には残らないと思う。