【感想・ネタバレ】金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄のレビュー

あらすじ

岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。たまたまここを訪れた金田一耕助は、村に昔から伝わる手毬唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図をとらされた殺人事件に遭遇した。現場に残された不思議な暗号はいったい何を表しているのか? 事件の真相を探るうちに、二十年前に迷宮入りになった事件が妖しく浮かび上がってくるが……。戦慄のメロディが予告する連続異常殺人に金田一耕助が挑戦する本格推理の白眉!

カバーイラスト/杉本一文

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今読んでも圧巻

当時読んだ人は当時の田舎の格差だったり、時代背景も重なっただろうし、これだけ評価が高いのも頷ける。

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2026年01月24日

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個人的第1次金田一ブームの頃から一番好きな物語です。
最近、石坂浩二版の映画を観ていたので、相関関係も大体頭に入っていて物語にどっぷりと浸れました。
見立て殺人、悲劇の元となった当時の田舎に根付いていた差別意識とそれに対する復讐心、解決した後のやるせなさ、横溝作品の要素が満載です。
金田一さんと老婆がすれ違うシーンにある、犯人の心理を小説で知って改めて震えました。
もう一度映画を観ないといけないな。

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2023年03月29日

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1957年。TVで見た。歌詞見ればなんとなく歌える。子守歌の話を持ち出した婆さんが、うまい具合に3番忘れたのも覚えてる。しかし、読者は知っている。なぜならプロローグに全歌詞載っているから。わざとかな?
岡山と兵庫の境目、鬼首村での連続殺人~~~~
事件を解決した金田一は、エピローグでいらんことを囁いて鬼首村を後にするのであった~~~~

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2026年07月09日

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悪魔の手毬唄

金田一耕助シリーズの長編ミステリー。鬼首村に伝わっていた古い手毬唄の見立て殺人。20年前に発生し、解決に至らなかった殺人事件を土台に、当時事件を担当していた磯川警部に紹介され、耕助が休養の為、鬼首村の旅館を訪れるところから物語は始まる。

 今作は「獄門島」の話題が始終でてくるので、「獄門島」もおすすめする。どちらも見立て殺人でありながら、見立ての意味合いや完成度は「獄門島」の方が優れている様に思うが、人間的な面白さ、物語の奥に沈む醜さの様なものは今作の方が面白いと思う。
 とある不幸な人生を歩む人の物語だが、大切な人に裏切られ、自分以外が幸せになっていくという絶望感は本当に不憫で、また残された人を思えばとても悲しくい物語である。最後、とある人物の言葉、励ましは現代作品ではおそらくほとんど描かれないだろうし、考え方として賛同出来ない部分もあるがそれが新鮮に見えた。
また、戦前、戦後の田舎の風習の変遷や、そうはいっても差別的な土壌は当時の田舎社会をありありと描いていれる。

 今回、手毬唄の見立てであるが、この手毬唄を見立てとして活用した意図がいまいちわからない。放庵さんがたとえば一つの殺人に関わっていて・・・。という事であれば納得ができるが、半身が不自由な放庵さんがそもそもできることに限界があってしまうし、殺人をするなら余計な事は必要ない様に思う。
 磯川警部がとても人間的な役回りをしていて、今まで読んだ作品では深掘りが少なかった分、彼の人柄等を充分に知る事が出来た。警部は20年前の未解決事件について心残りだったし、当時の被害者の妻であるリカにもとても同情している。ストーリーが進むにつれて、動機の一部分が垣間見られながらも、とある被害者が殺害された理由や、20年前の事件と照らし合わせても中々犯人の目星が付かなかった。

 作品としては金田一耕助シリーズに相応しい(似合っている)作品だが、耕助が最初の事件で犯人に目星をつけていたとする部分については、打ち明けなくてよかった様に思う。結果、犯人の目星がついているのにいくつか事件を起こされたというのは、いつもの事ではあるがとても残念な部分だ。

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2026年06月14日

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面白かった。やっぱり見立て殺人は面白いな。こう、手がかりが一つずつしっかりと解き明かされていく心地よさ。里子さんがあまりにも美しくて、とても悲しいお話しだった。源治郎が屑。最後の金田一が男前すぎる。

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2026年05月22日

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短編集に首をひねったものだから長編もどうかと危ぶんでいたけれど、見事に杞憂だった。
いやー、面白い。当時からしても田舎と言われる地方で、過去からの因業があり、一夜度に被害者が増えていく…などという、読者からしたら実に贅沢な読み物だ。

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2025年05月17日

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14歳の時に読み始めて、終わったのは、なんと20歳でした。

序盤がとにかく長い!

最初の事件が起きるまで、150ページもある。

結末は文句なしでした。

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2024年08月11日

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最後らへんでは私も犯人が薄々分かったが悲しい物語である。動機はありそうなものだけれど、悲しい。そして、手毬唄をモチーフにして殺人が行われるというのは、ドキドキさせる、謎解きのような面白さだった。そして薄気味悪い老婆。ドラマがパっと頭に浮かべられる、そんな情景、キャラクター性、物語性でとても読み応えがあった。

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2023年08月25日

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まだそんなに冊数読めてないけど、今まで読んだ金田一シリーズで一番好き。
手毬唄って子供の頃とか普通に歌って鞠つきしてたけど、大人になって聞いたりするとなんとなく怖いのが不思議。そういう映画とか作品があるからかな?


偽のおりんさんの殺害に至った理由も怖いけど、里子ちゃん…。最後まで自分のせいだって思って殺されてしまったんやとしたらぅぁぁぁぁ

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2023年05月04日

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読んでいるうちに、テレビで見たことを思い出してきた。でも肝心なところを全て忘れていたので、ほぼまっさらな状態で楽しめた。話が入り組んでいて読み応えがあって面白かった。
最初は読みにくかった方言がだんだんチャーミングに見えてきて、今となっては離れるのが惜しい。
最後はリカに同情した。八方塞がりでどうにもならなかっただろうと容易に想像がつく。その気持ちを考えたら居た堪れなかった。
外から正体不明の男が来ると荒らされるように言っている人があったが、正真正銘鬼首村出身の男がこの悲劇を引き起こしたというのが皮肉だった。

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2022年08月05日

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鬼首村で伝わる手毬唄になぞらえて起こる連続殺人事件。
舞台は岡山の村、季節は8月。

とても面白かったです。先が気になるので、どんどん読んでしまいました。
田舎の村独特の熱気や閉塞感がありありと伝わってきました。風習なんかも、本当にありそうに感じてしまいます。

自分の読解力ではよく分からなかった点が二点。

昭和7年の死体はなぜ火葬されたか?(犯人が強く勧めた?)
犯人が投身したのは、初めから決めていたことなのか、里子を殺めたことによるのか?

もう一度、読み返してみよう。

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2022年03月15日

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金田一耕助の事件を未然に防げないという特徴が十二分に発揮されている作品
これは他の探偵ものでは味わえないですよね……笑

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2022年02月16日

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