あらすじ
貴族の城から暇を出された娘・シルビアを故郷まで護衛することになったD。なぜなら貴族の下で働いていた者は“擬似吸血鬼”になっている恐れがあり、彼女を始末しようと襲ってくる人間たちがいるからだ。その上、貴族の息子・ナイトフォールがシルビアを連れ戻そうと追ってきて、Dとの間で壮絶な戦いを繰り広げる。果たしてシルビアは“人間”か、それとも“擬似吸血鬼”なのか?また、彼女を追うナイトフォールの目的は!?
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故郷…還る場所か思い出の場所か
人間も貴族も生まれ出でた郷が必ずある。その土地を離れた者に取っては故郷のはず。
でもその場所が果たして幸せな土地なのか不幸な土地なのか、それは本人以外は誰にも分からないだろう。
Dという名を持つ若者でさえも…
それが辺境、それが貴族達の住まう世界。
村娘シルビアの帰郷
貴族侯爵(既に滅びた)の下にいた小間使いの娘シルビアが帰って来るお話。血は吸われていないが、本来ならば村に受け入れられない。
しかしこの話では兄や元恋人始め、村民は優しい人が多い。けれどシルビアは故郷の村に留まる気はなく・・・という感じ。
シルビア自身は最後まで生存するが、旅の道連れとなった兄キムジや別の村の娘ヴァージニア、それに元恋人トノイは尽く侯爵の息子ナイトフォールの餌食に。旅の行程でかなり人が死にます。モドキ化したキャラ達もDに倒されるし。
シルビアは結局村には住まず、愛犬と共に亡き侯爵のいた土地に戻っていく。このオチだけはやや予想外。
しかしヒロインは吸血鬼親子にモテるねー。
Posted by ブクログ
Dである。25巻買う前に26巻を買ってしまったようだ。貴族の城から出てきたシルビアを護衛することになったDと、シルビアを連れ戻そうとする貴族ナイトフォールの戦い。ロードムービー調で、行く先々で出会うキャラクターが、今回はわかりやすくとよい。
しかし、どんだけ貴族はいるんだろうか?