本田由紀のレビュー一覧

  • 「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる

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    データに基づく社会科学の方法についての啓蒙を目指すと同時に、色々マズいことになっている日本の現状についての啓蒙の書でもあろうとしている。ただ、二兎を追うことになり、どちらも中途半端になった感がある。すでに他の著作でやっているのかもしれないが、もっとテーマを絞って、綿密な分析を分かりやすく紹介する方が、高校生には参考になるし、興味も湧くと思う。

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    2022年08月10日
  • 「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる

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    (メモ)高度経済成長での圧倒的な成長を支えたのは、家族内分業、家族的企業であったがそれが時代遅れになっている。労働意欲の低下、学業への主体的意欲の無さや、貧困の連鎖、自己効力感の低下、、、日本に漂う閉塞感。宮台真司は「終わりなき日常を生きろ」と述べるにとどまっているような現実。
    本書では海外データに基づき比較する事で著者なりの政策的な解決策のヒントを示している。

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    2022年07月21日
  • 「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる

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    2021年11月24日(水)にジュンク堂書店三宮店で購入。11月25日(木)に読み始め、26日(金)読み終える。

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    2021年11月26日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    マイケル・サンデルの「実力も運のうち 能力主義は正義か?」の解説に本書が引用されていたため、読んでみることに。本書ではまず、日本人の異常さとして1.異常に高い一般的スキル、2.それが経済の活力にも社会の平等化にも繋がっていない異常さ、3.そして人々の自己否定や不安の異常な濃厚さを挙げる。これらを解明し、解決していく手立てが本書で論じられる。能力主義とはmeritocracyの日本語訳だが、本来は「業績主義」と訳すべきもの。海外のmeritocracyと日本の「能力主義」が乖離していく辺りに原因のひとつを求める下りは納得だが、全体に文章が硬く読みやすいとは言えない。25%ほど読んで挫折・・・積ん

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    2021年09月18日
  • もじれる社会 ――戦後日本型循環モデルを超えて

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    日本社会での能力をめぐるフレームワークは学力及び人間力の垂直的多様化(格差)に偏り、コンテンツに即した水平的多様化が極めて脆弱であるとともに、能力の形成と発揮をめぐる責任が強固に個人および母親に帰属されている。

    世界はどこも厳しい、日本はまだマシ、ってわけでもなさそうです。

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    2021年08月28日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    メリトクラシーという用語が、日本では「能力主義」と訳されることが、そのまま受け入れられているというところが、やはり日本は本当の近代化がなされずじまいで、脱近代の時代を迎えようとしてしまっているのだなと、思う。
    まずは近代化からですね…。(ムリか)

    このように間違った訳語が流布されることで、独自の考え方がどんどん再生産されてしまうという悲しさ!というより間抜けすぎるでしょ。
    それに加えて水平的画一化(ハイパー強化)により、「態度」や「資質」を養うことを強いられている子どもたち。その閉塞感たるや、想像に難くない。

    経済的基盤が高く、クラスに影響力もある生徒は、勉強もよくできて、道徳の授業が好き

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    2021年08月01日
  • 教室内(スクール)カースト

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    sc
    堅くなくて読みやすい。専門的なものを欲している人には向いていない。
    教師の話はなんかなぁって思った。

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    2020年12月15日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    教育関係の本にしては珍しくデータや引用を多用している。明治以降今日までの日本の教育言説を分析し、まず日本社会の現状と日本の教育の特徴に触れて、戦前、80年代まで、90年代、2000年以降に分けて論じている。

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    2020年09月03日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    小学校まで
    横並び推奨(水平的画一化)

    中学校
    横並び・縦並び評価半々

    高校から
    縦並び評価(垂直的序列化)

    生徒に対する評価はこんなイメージなので、生徒が自己肯定感を持つのは難しいかな。

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    2020年07月26日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    曖昧な資質・能力論や言説への批判はうなずける。一方で保守派といわれる現政権が退いたとしても、野党も教育観や資質・能力などの見方はかわらないのではないかと思う。

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    2020年06月24日
  • 教室内(スクール)カースト

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    スクールカーストは生徒・教師の両面から異なるメカニズムで維持されている。いまや市民権を得ている「スクールカースト」という言葉ですが、この本が出版された2012年12月時点では、言葉じたいはあったものの、社会学・教育学の対象にはなっていませんでした。なので、スクールカースト研究の先駆けみたいな本。本書は筆者の修士論文を再編集したものというから驚きです。

    この本では、生徒(中学2年生)へのアンケート調査と大学生10人、現役教師4人へのインタビュー調査をもとにスクールカーストについて論じられています。スクールカーストとは、クラスのなかのグループにランク付けがされ、下位のグループは上位のグループに逆

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    2021年10月23日
  • 教室内(スクール)カースト

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    ネタバレ

    む??? むむむ???
    衝撃。
    まじでこんなこと起こってるの??

    私が鈍感に生きてきすぎた?!
    いやいや。
    このレベルで展開それていれば、さすがに誰でも気づくよね。
    こんなんありえへんゎ...。

    しかも、大学生になって、思いだしながら語っているインタビュイーが、悪気ナッシングでこの価値観を語っているのも衝撃以外の何物でもなく。
    いじめじゃないですよー、とか明るく言うけど、第三者が聞くと、もはやいじめにしか見えない内容も...
    うーん。
    全国てどれくらい、こんな状況なんすかね...。

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    2020年04月24日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    本書では垂直的序列とか、水平的画一化とわざわざ小難しそうな言葉を用いていますが、つまるところ人が人を評価することになんの疑問も持たずに教育活動が行われていることに疑問を覚えますね。

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    2020年04月13日
  • 教育は何を評価してきたのか

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    最も注目を集める教育社会学者による最新刊。期待して読んだものの……。論文をまとめ再構成した内容なのか、文章が必要以上に硬く、回りくどい。記述の厳密さを優先した結果なのだろうが、「いかにも学者の文体」「官僚的」といった印象を受けた。内容は「能力」「資質」「態度」をキーワードにして今日の教育を巡る状況に警鐘を鳴らし、また、具体的な解決策も提示されている。示唆に富む主張だけに残念。

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    2020年04月05日
  • 教室内(スクール)カースト

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    読みやすい。とりあえずまとめだけ読んでいけば趣旨は把握できる本。インタビュー部分は読まなくても、ほぼ同じ内容を著者が代弁。かなりの飛ばし読みができる本。

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    2020年03月15日
  • 「ニート」って言うな!

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    本田氏の「教育の職業的意義」、内藤氏の「マスコミ論・社会論」、後藤氏の「ニートをとりまく分析」それぞれベクトルが多少ずれている感があるが、面白く読めた。
    感情的ともいえる内藤氏のマスコミ・メディア批判論調は、それはそれでよいが、ではどうすればよいかについては中途半端にも思える。
    後藤氏は当時、現役の大学生でありながらたくさんの文献を読破し、調査し、そのレポートをされたという印象。主観的な意見はあえてかくすところは大学生らしくない。

    本田氏の担当された内容は、この後に出版された新書「教育の職業的意義」のプロローグともいえる。賛否はあろうが、主張は一貫している。

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    2020年02月24日
  • 軋む社会

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    いくつかのレポートをまとめて1冊にされている。ここにも湯浅氏が登場し、ぶれない持論を展開。全体に「今はこうだから、これからこうしよう」という提案や投げかけはなく、現状を知ろう、ということだ。本田さんは自分の意見よりも他人の受け売りをわかりやすく解説するのが得意らしい。引用元も示しているので悪いことではない。

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    2019年08月12日
  • もじれる社会 ――戦後日本型循環モデルを超えて

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    「軋む社会」に続くシリーズのようだが、今回もいくつかのものを集めて1冊にしたようだ。今後もハイパーメリトクラシーという言葉がいろんなところで紹介されるだろう。

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    2019年06月27日
  • 教室内(スクール)カースト

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    学生時代になんとなく感じるクラス内での序列。ここまで、研究や考察がされた本はなかったと思う。インタビューなど文字にして改めて見ると、あったあったと思う反面なぜあの頃はそんな事を気にしていたのかと思う。ただ、ここからいじめに発展することは確かだと思うので、こういう序列に本人も教師も保護者も敏感になる必要がある。

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    2019年06月12日
  • 国家がなぜ家族に干渉するのか 法案・政策の背後にあるもの

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    たまたまラジオで紹介されていて,また作者も熱っぽく語っていたので思わず購入.福祉の世界では,すでに家族への責任転換とか健康を維持しなさいと国家に命令されている個人像は跋扈している.このメカニズムを知る一端になると思い購入.

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    2018年11月12日