本田由紀のレビュー一覧

  • 教室内(スクール)カースト

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    スクールカースト…つまり、学校生活を送る上で教室内に必ずと言って良いほど存在する児童生徒たちの序列、ランク分け。本書はアンケートや教員・大学生へのインタビューなどを用いてスクールカーストについて少々粗くはありますが、考察されていきます。インタビューなんかは口調もそのままに記されていますので、その方のランク以外のものも自ずと見えてきて非常に興味深かったです。当たり前のことかもしれませんが、「私」は一人しかいないので、小中高の時間に「私」という一通りのあり方で身を置くことが出来ません。結局他の学校や他のランク、他の見方や経験は、他人から話を聞いたりこうやって本を読むことでしか知ることが出来ないのだ

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    2014年11月08日
  • 社会を結びなおす 教育・仕事・家族の連携へ

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    今日の日本的社会モデルの状況を、その成り立ちから崩壊、さてこれから、というところまでコンパクトにまとめ。

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    2014年06月20日
  • 軋む社会

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    特に引用する部分が無く、まぁ、他著で言っている事を焼き増ししているだけなので、これといった感想はありません(笑)
    悪い本ではないのですが、著者の熱が理論を邪魔して、説得力に欠ける部分もあり、もう少し学者らしく仕上げてほしかったなぁと感じました。
    僕の評価はAにします。

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    2014年06月11日
  • 「ニート」って言うな!

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    ネタバレ

    ニートのコアとされる「就業意欲の無い若年層」が増加していないという本田の現状分析には手堅さを感じるし、いたずらに心の問題に矮小化しニートの「鍛えなおし」を強調する論に対する内藤の構造批判にも説得力がある。ただ、先に内藤によりニート問題の心の問題化とその背景について分析がなされているので、最後の後藤による様々なメディアにおける言説批判が少々蛇足と感じられた。
    一方でニートという言葉が「社会的ひきこもり」と混同されている現状への本書の批判は、残念ながら、「社会的ひきこもり」という現象自体を問題として捉え、再教育を促そうとする声には届かないのではないか?昔からいた裕福な家庭の「道楽息子」(内藤)が、

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    2013年12月22日
  • 軋む社会

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    「楜沢 小説をひとりで読むのが近代文学なんですが、もともとプロレタリア文学には、「壁小説」というのがあって、壁にはられた小説をみんなで読んで、みんなで考えるという手法があった」ー 223ページ

    小説の出版数とかいろいろ厳しいと言われるようになって久しいし、今この時期に小説家になろうと思う人はよほどの酔狂か現実逃避者が大半なのだと思わざるをえない状況なのだが、それでも小説というものーーあるいは物語というものーーにあえて拘泥するのだとすれば、なにか別の表し方、手法について考えてみるのも必要なのだと思う。

    そのあたり、星海社とかいろいろ実験的にやってて面白いと思うし、こういうところが盛り上がれば

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    2013年11月25日
  • 「ニート」って言うな!

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    ネタバレ

    「ニート」と一般的に呼ばれる人たちの、社会の中での扱いを批評している。
    メディア等により、「ニート」が単純に「だらしない若者」を指すような風潮になっており、それは現状を錯誤する原因ともなり、施策の方向性をも謝らせてしまう。
    3人の著者により、社会で取り扱われている「ニート」なるものへの統計分析を行い、取るべき施策も提案している。

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    2013年09月12日
  • 教育の職業的意義 ――若者、学校、社会をつなぐ

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    日本の雇用形態および高校教育の変遷をまとめている部分はとても勉強になった(職務、職能、専門、普通)。雇用形態については不可逆であると納得した。

    本題に関わる「適応」と「抵抗」についての記述は特に目新しくは感じなかった。程度の差はあっても誰しもが考えることだろう。

    図表を大量に引用している。これについて本文中ではさらっと触れる程度のことが多く消化不良だった。

    OA入試

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    2013年08月05日
  • 教室内(スクール)カースト

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    インタビューを中心とした実態調査をふまえ、「今の教室で何が起こっているのか?そこにいる学生たちが何を考えているのか?」の解明にチャレンジした意欲的な一冊。荒めの考察が多いものの、今後の研究に期待が高まる。

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    2026年06月25日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートが流行のひとつで消え去るものだろうと書いてあるけれど、今なおこの言葉が存在感を持っているのは何故だろう。

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    2013年01月22日
  • 軋む社会

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    私たちの生きる社会がどんな風になりたっているか、社会でよいとされてること、見て見ぬ振りをしている事実がなぜこのままではいけないのか。私たちはきちんと知らないとだめだなと思った。世の中に対しての“それはちとおかしい”という見方が私は好き。鵜呑みにせず、自分の意見を放つ言葉が私は好き。

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    2012年12月12日
  • 軋む社会

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    筆者と同い年である。ここ数年来、メディアに登場することも増えてきた気鋭の教育社会学者である。教育と仕事と家族が研究テーマだそうだ。この本が初出されたのは2008年。くしくも安部首相が退陣したころだ。この本を今、読んでも当時と何も変わらないことに衝撃を受ける以上に、より選別や排除の論理が進んでいる気がする。一方では絆といいながら、選別と排除をテーゼとする人が人気取りを競っている。今の状況を変えていくには時間がかかる。かかるからこそ、一見、決めれない状況に見える。がらがらポンで一気に決めることより、よくよく考えながら行動する時間が必要であると思う。

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    2012年11月14日
  • 軋む社会

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    社会学者による教育、仕事、家庭、若者の現在についての考察。

    元々、高校や大学におけるキャリアキャリア教育の充実が必要だと自分は考えていたが、著者はそれを専門高校の復権と絡めて、柔軟な専門性といっている。
    これは僕も一部賛成である。もっと早い時期、中学生くらいから行うのが個人的には理想だ。

    他にも、正社員と非典型労働の格差是正、人生前半の社会保障の充実という考えは賛成だ。

    学者の方なので、具体的な解決策はないが、これは一人一人が考えなければならない問題である。

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    2012年10月02日
  • 教育の職業的意義 ――若者、学校、社会をつなぐ

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    職業に対する「適応」と「抵抗」の基礎力をつけておくことが、巨大な公共事業である教育に求められる役割とのこと。「抵抗」へのこだわりは、バランスがいいなと思いました。「適応」についても具体的で細かな知識技術というより、大きな目で捉えた役割や業種職種の基礎知識・歴史を重視するあたり、共感できます。

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    2012年09月03日
  • 「ニート」って言うな!

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    今の「ニート」の見方を、痛烈に批判。

    根拠も明確で、自分の見方もけっこう
    操作されてたなーと思った。

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    2012年08月02日
  • 教育の職業的意義 ――若者、学校、社会をつなぐ

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    キャリア教育の重要性は確かにそうなんですが、当人にとっては今一つ実感が持てません。特に高校生などは、社会にはどんな仕事があるのか、抽象的にしか把握できず、興味を持ちたくても持てない現実があります。
    僕らがまだ小さい頃の将来の夢はプロ野球選手やサッカー選手、ケーキ屋さん等が上位で、サラリーマンはランクインすらしていなかったように記憶しています。仕事の大多数はサラリーマンで占められているのに、どうして現実との齟齬が生じるのだろうか?と友達と議論しましたが、『サラリーマンは実際何をやっているのか分からなかったから魅力的に映らなかったのでは?』という結論に至りました。ということを思いだしました(笑)

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    2012年07月06日
  • 教育の職業的意義 ――若者、学校、社会をつなぐ

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    4月、たまたまラジオをつけていたときに、本書に関連して教育のあり方について問う番組が流れてきました。その内容が自分も以前、疑問に思ったり気になっていることと少し重なっていたので、本書を読んでみることにしました。


    全体的に私の頭には難しい言い回しで、消化し切れていない部分が多々ありましたが、ほんのちょっぴりは理解できたつもり。

    本書で特に強く訴えているのは、以下二点の強化なのかな、と思います。

    1. 業務・仕事に”適応”するための、実用的・専門的な技能と知識の教育
    2. 雇用する側の不当な扱いに”抵抗”するための、雇用者としての権利に関する教育

    “1”については実際に「もう少し学校で実

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    2012年06月27日
  • 「ニート」って言うな!

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    個人的には読んでてちょっとしんどい 若者が大人に幻滅するために読む本ではないのだけど、読み方によってはそんな作用もあるなあという感じ 一部が秀逸 データで正しい概観をつかめる

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    2012年05月09日
  • 教育の職業的意義 ――若者、学校、社会をつなぐ

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    キャリア教育と職業教育との相違をきちんと整理して論じ、適切な職業教育が日本の学校教育において実施されることの重要性を熱く論じている。そこまでは概ね同意できるのだが、では何故、日本の学校教育において職業教育が軽視されるようになってしまい、今もってその改革に展望が開けないのか。それは、著者の言うように教育社会学者だけの手には余ることなのかもしれないが、そこを突破しなければ、どうしようもないのではないか。そういう問題提起はなされている良い本なので、そこから先は学者まかせではなく、一人一人が考えるべきことだろう。

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    2012年01月28日
  • 軋む社会

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     この本は、いかに社会が様々な点において「軋んでいるか」が書いてある一冊である。一つの問題に対して考察しその問題の対処法を考案するというより、著者の目から見て現在社会に存在するように見える問題の洗い出しを行っている。
     第一章「日本の教育は生き返ることができるのか」では、過去(1960年代)と現在(2008年)の「学歴社会」の違いについて主に考察し、現状の格差社会における教育の役割について著者の考えが述べられている。過去の「学歴社会」は新卒が会社に入った後、社員間の「学歴格差」により給料の上がり方などが違ってくることを主に指していたが、現在では「会社に入る前の段階」において「学歴格差」が影響を

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    2012年01月14日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニート(日本)
     →15〜34才、未婚、学生じゃない、働いてない、働く意志なし

    1ニートの定義が問題
     →労働問題に置き換えるべき(働きたくても働けない)

    2青少年ネガティブキャンペーン
     →自己同一視、悪循環、
      教育、労働を人間の絶対条件のようにしてる
      不透明な社会へ(相対化)
      
     


        

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    2011年11月20日