中川恵一のレビュー一覧

  • 養老先生、再び病院へ行く

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    健康診断はとりあえず受けておくと長生きできる。現代医療は数値化された物しか見ていないから患者の個性や痛みに鈍感である。病院では不調があればどんどん医者に訴えるべし。ガンは抗がん剤治療や延命治療なとぜず緩和ケアだけならピンピンコロリとも言える。歯ブラシだけでなくフロスが大事。世界中で虫が9〜8割減った。大脳の発達により人間だけが死を怖がるようになった、などなど、養老先生と中川先生による病気と病院にまつわるお話。

    いつも変わらぬ安定の養老節だった。自分の病気すらネタにして鬼のように本を出しまくる養老先生も面白いし、本を出されたらやっぱり読んでしまう読者も面白い。理屈じゃない引力でもって読んでしま

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    2025年06月24日
  • 養老先生、病院へ行く

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    思わず随所でにやりと笑ってしまう
    養老先生、育児⁉︎の講演会で、人の子育てなんか知ったこっちゃない!と言われてから、大好きに
    「都市の中には意味のあるものしかない
    意味のない存在を許せなくなってしまう」
    この言葉が、心に響く

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    2021年10月21日
  • 養老先生、病院へ行く

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    ネタバレ

    ・読みたい『ライフスパン追いなき世界』
    ・一般に5年たって再発がなければ治癒したとみなされる
    ・死というのは、自分の問題ではありません。よく死を自分の問題と錯覚している人が多いのですが、自分は死んでしまうのだから、問題になりようがありません。
    ・市区町村のがん検診は低額で受けられます。自治体によって金額は異なりますが、500円~100円くらいの自己負担で済みます。
    ・(前立腺がんは)過剰な治療を避けるため、早期の前立腺がんに対しては「監視療法」が国際的な標準治療になっています。具体的には3~6か月ごとの直腸からの触診とPSA検査、および1~3年ごとの前立腺生検を行い、悪化していなければ経過観察

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    2021年10月02日
  • 養老先生、病院へ行く

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    もうちょっと舌鋒鋭く現代医療批判になるのかなと思っていたら、実に穏やかな現代医療批判だった。

    けっこういろいろな問題が指摘されていると思うけれど、個人的には中川先生が指摘されていた「日本人のヘルスリテラシーの低さ」という話題が一番気になった(気に入った)。

    高度化する現代医療に対して、リテラシーを有することは確かに簡単ではないが、簡単ではないからこそ必要性は高いのではないだろうか。
    またそうしてリテラシーが向上すれば高齢社会における福祉や介護の問題にも一定の成果が見られるのではないか。
    そんなことを考えた。

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    2021年09月21日
  • 最新版 がんのひみつ

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    全人類、検診受けろ!!!!てなってそっこーパパとママに電話した。がんの治療率は約5割だけど、がん検診で見つかったがんはほとんど治るのだそう。アメリカでは検診でがんが見つかった人に「congratulations!(今見つかってよかったね死なずにすむね)」と言うだって。
    響いた言葉『がんは、亡くなるまでに最低でも数ヶ月〜数年の時間的猶予があります。がんは、人生の総仕上げの時間をくれるのです。私は、「死ぬならがんがいい」と思っています。』

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    2020年04月25日
  • がんから始まる生き方

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    癌は今やごく普通の病気に格下げつつあるから、あんまり難しく考えなさんなという考えが80過ぎた養老先生の指摘かな。

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    2019年10月26日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    冷静になることを勧めてくれる貴重な本。データに基づいており、放射線自体だめとうい原理主義にならないよう心がけたい。

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    2019年03月29日
  • 自分を生ききる -日本のがん治療と死生観-

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    これを読んだのは、だいぶ若いときだった。だから、がんについてあまり考えたことがなかったし、非常につらい病気だと思っていた。でも、本書を読んで、考え方が変わった。
    まず、日本にはモルヒネに対する強い偏見がある。モルヒネは血液中に入ると危険だが、口から飲む分には安全である。これでがんの苦しみのほとんどは軽減されるという。
    また、がんは死ぬまでに時間がかかる病気である。だから、人生の整理ができる。がんで亡くなった樹木希林さんもこう語っている。
    「ガンになって死ぬのが一番幸せだと思います。畳の上で死ねるし、用意ができます。片付けしてその準備ができるのは最高だと思っています。」
    つまり、これからの課題は

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    2019年01月30日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    なんとなく怖い存在でしかないイメージをすこし具体化できる本である。安易な内容なので小学生から大人まで楽しめられる。

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    2016年02月08日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    なるほど、放射線の健康影響という観点で信頼できる一冊であると感じた。チェルノブイリなどを含めて、専門家の立場でしっかり答えてくれていた。規制値などの設け方など、知っておくべき事柄も多く、参考になった。

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    2014年04月29日
  • ―専門書が伝えない―がんと患者の物語

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    週刊誌の連載が7つのストーリーに纏められているようである。

    がん治療を受ける患者さんのことから東日本大震災以降耳目を集めるようになった放射能のことまで、手広く分かり易く書かれている。

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    2013年11月18日
  • 自分を生ききる -日本のがん治療と死生観-

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    がんになる可能性50%、
    身近にがん患者を持つ確率は多分100%。
    そんな時代に、がんを怖がること無く、どのようにとらえるべきか、
    癌が身近に起きる前に読んでおきたい1冊。

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    2012年12月01日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    がんに向き合ってきた放射線医師の立場から福島原発事故の放射能の影響を解説する本です。合理的な情報を知りたかったので役立ちました。扇動的な声に左右されないよう、放射能を軽く見てもいけないし、恐れすぎることもいけないと思っています。

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    2012年05月12日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    人体への影響を考える場合、100mSvが一つの目安。100mSvの方線を受けた場合、がんで死亡するリスクは最大に見積もって0・5%,程度。

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    2012年04月08日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    放射線は怖いもの。それ間違いないと思うが、
    何が怖くて、何が大丈夫なのか、それをきちんを知る事が大切。
    これを読めばそれはが分かる。
    放射線は勿論発がん性はあるが、それ以上に普段の生活に発がんの危険は沢山ある。
    放射線がどう。と言うよりそれを改める方がよいのでは。
    どんな人にも読んで欲しい。

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    2012年03月05日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    東京大学医学部の放射線医である中川恵一氏が、福島第一原発からの放射線被曝の影響についてまとめたもの。

    放射線の話になるとエキセントリックな反応を示す人が増えるが、以下のいくつかの点を忘れてはいけないと思う。

    1.原発からある程度(避難を考えなくていい程度)離れたところに住む人間にとっては、放射線はなければないほどいいものであること(したがって、判断も1次元的になりがちである)
    2.原発の近くに住む人間にとっては、避難をすることによるリスクの増大や、経済的なことなどを含む生活すべてへの影響との勘案が必要であること

    この前提に立った上で本書を読むと、筆者が医者としてガンになるリスク全体を考え

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    2012年01月13日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    とてもよい本。僕を含む「ベクレル」と「シーベルト」の違いも分からない人は全員読んだ方がいい。専門用語の基礎がわかりやすく書かれていて、今後とも辞書として使えます。がんの放射線治療のコンセプトについて知ることができたのも棚ぼた。

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    2012年01月06日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    放射線が人体に与える影響について
    極めて分かりやすく書いてある良書。

    放射能パニックになっている人は必読。

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    2011年12月25日
  • がんの練習帳

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    「チーム中川」の中川先生の本。これは読むべし。
     長生きのおかげで,いまや日本人の2人に1人が癌になり,3人に1人が癌で死ぬ。しかるに核家族化と稀薄な信仰心のため,日本人は自分や家族の死について考えることを避ける傾向にある。そして日本は癌検診が普及していない。心の準備不足のところに突然癌の診断が下ったら…。それを避けるために,いくつかの想定事例をもとに,癌についてよく知っておきたい。そんな本。ちなみに昔と違って,今はしっかり告知がなされる。標準治療が確立して,癌が治る病気になったから。
     癌についてはいろいろ俗説があるが,それをまずバッサリ。癌は家系よりも生活習慣の影響が大きい,焦げを食べても

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    2011年12月06日
  • がんのひみつ : がんも、そんなに、わるくない

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    がんについての必要なことをまとめた、小冊子的な本。
    著者は東大病院放射線科准教授。

    ガンがDNAのコピーとして発生する仕組みと自己からできたので、免疫機構がそれを発見できないこと、生活習慣などで改善できることを述べている。

    治療には、全体に行う化学療法と、部分の手術や放射線治療があることを述べいている。

    がんの検査も、「腫瘍マーカー」、「画像診断」(X線、CT,MRI)、PET(陽電子放射断層撮影)などもある)「病理検査」がある。

    癌治療の「根治」(完治)、「延命」、「症状緩和」を目的として3種類を混ぜた「集学的治療」もある。

    がん全体のことを知るには良書である。小さいが話は詰まって

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    2011年10月31日