中川恵一のレビュー一覧

  • がんから始まる生き方

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    養老孟司氏を中心につながったがん患者と医師の3名が、それぞれの立場からがんについて各々論じ、彼らの鼎談も含めて編集された1冊。

    患者である柏木博氏からは、がんに診断されたときのかかりつけ医とのコミュニケーション不全が自身の不安が助長された、という点を自らの闘病記の中で語っている。かかりつけ医とのコミュニケーション不全を経て不安に思った柏木氏が旧知の養老孟司に相談したことから、氏の教え子にあたる東大病院の中川恵一氏と出会い、治療がスタートしていくが、同氏も医師として、チーム医療のような体制を整備して患者とのコミュニケーションの総量を増やすことの利点を主張する。

    そのほか、中川氏からは日本人の

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    2021年11月21日
  • 養老先生、病院へ行く

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    ネタバレ

    養老孟司と中川医師、それぞれの視点で同じ事象を見ていて、視点の違いが面白かった。
    そして、猫が人間にもたらすものって何なのか、大人になって動物を飼ってないからこそ、知りたいと思った。

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    2021年10月13日
  • 養老先生、病院へ行く

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    NHKでやってた「養老先生と ときどき まる」をずーっと見ていたので、まるが居ないのは寂しいです…しかし解剖学者と云ってもお医者さん…入院ともなると面倒臭い患者ですね~。それでも、新しいコロナ禍の後の生活についての話は興味深かったです。

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    2021年09月16日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    科学的な説明を極力省き、身近なものによる例示を多用して説明がなされています。

    ニュースや記事で目にする放射線に関する用語や概念、単位について多く取り上げており、そのリスクについて明確な根拠をもって基準が設定されている旨が示されています。今回の原発事故に対するリスク、それに対する対応についての誤解が解け、理解が深まりました。

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    2021年03月28日
  • がんの練習帳

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    文字通り、自分や身近な親族がガンになったとき、それに対してどう対処するかを書いた本。

    実例形式で紹介しており、とてもわかりやすかった。
    また、ガンは3人に1人はなる身近な病気で、決して他人事ではないと改めて感じた。

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    2020年02月23日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    被ばくに恐れおののいている人は、まずは、この本を読み、冷静になるのが良いと思う。マスコミの煽り報道に惑わされることのないよう頭を働かせ、どうしていくかを考えていきたいと思う。

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    2018年11月12日
  • がんで死ぬのはもったいない

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    がんの基本的なことも分からい私のような人にとっては良書。
    曰く、がんとは細胞のコピーミスが発端で起こるとのこと。

    そして日本はがん検診に行く割合が異常なほどに低いということ。一番の死因はがんなのに。
    まずはがんを知ることから初めたほうがいいですね。
    周りの人にも広めよう。

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    2015年12月01日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

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    放射線について、正しく教える一冊

    でも、巷にはいろいろな情報があふれ、何が正しいのか正直わからない。
    正しく怖がることが必要なのはわかりつつ、「正しい」ことがなんなのか、引き続き学んで行きたい。

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    2015年04月12日
  • ―専門書が伝えない―がんと患者の物語

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    癌の症例を分かりやすく説明されていて門外漢にも入りやすい内容でした。癌治療とプラントエンジニアと共通点があって、予防保全とリスク評価、コスト対評価など。停電させる前に、壊れる前に どれだけコストと診断をして機器を交換して、プラント寿命を考えて健全状態を何年維持するか、といった辺り。お金と時間は有限なので さじ加減が合うポイントを狙うのは当然。
    すごく興味深いです。

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    2015年04月11日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    被ばくによる発ガンリスクに関して、臨床医としてわかりやすく教えてくれる。必要以上に怖がり過剰反応することの愚かさを詳らかにしてくれている。
    驚きなのは、発ガンリスクを比べると運動不足は200〜500ミリシーベルトを浴びるのと同じ程度の発ガンリスクがあるということ!喫煙と毎日3合以上のお酒は2000ミリシーベルト以上と同じ!
    また面白いのは原爆が投下された広島は女性では世界一長寿の都市であり、一方原発事故のチェルノブイリは平均準用が下がっていること。チェルノブイリは年間の被ばく線量が5ミリシーベルト以上となる地域の住民に強制移住がなされた。移住による精神的なストレスが大きく影響したものと考えられ

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    2014年04月24日
  • がんの正体 2人に1人ががんになる!

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    がんという病気に関してはもちろん、日本のがん治療の現状も知れる本。
    見開き1テーマで読みやすかったです。
    2人に1人ががんになる時代。
    自分ががんになる前に読んでおいて損はない1冊だと思いました。

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    2013年08月07日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    ネタバレ

    チェック項目12箇所。放射性物質は水銀のような重金属とは異なり、体内に取り込んでも代謝や排泄によって体の外に排出されます、これは重金属との決定的な違いです。カリウム40によって、年間0.2ミリシーベルト程度の内部被ばくが起こります、100年生きると、20ミリシーベルトにも達します、野菜を食べるほど、内部被ばくが増えるわけですが、野菜はがんのリスクを大きく減らすことが知られています。チェルノブイリでは、食品の摂取制限が行われていませんでしたから、セシウムによる内部被ばくも起きてしかりです、しかし、何らかの病変があったかというと、セシウムが原因と考えられる発がんは確認されていません、ヨウ素による小

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    2013年07月12日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    地震による原発事故以来、生活にいろいろな影響を及ぼしている放射能。いくぶん落ち着いてきたかにもみえるが、いまだ故郷に帰れない人もたくさんいるし、ものすごく敏感な反応を示す人とそうでもない人がいて、本当のところはどうなのか?と思っていたが、書店でこの本をみつけ読んでみた。放射能に関したくさんの本が出ていたが初めて手に取る気になった本だ。それは題名から、事故での放射能の身体的影響はどれくらいあるのか?という疑問に答えてくれそうな気がしたからだ。言いかえればさほど気にすることではない、というのを言ってほしい、それを活字で確認できるのでは?という期待からだ。

    放射能を気にして故郷を離れ西に移住したと

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    2012年10月21日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    発癌に主眼を置き、被曝によるリスク上昇を中心観点として論が進む。一度に大量の被曝を受けた際に問題となるが、重金属と異なり、蓄積しにくい性質を持つ点。放射性元素の種類により異なる発癌のリスク。チェルノブイリでは“隠蔽”による被害拡大が大きかったという点。などなど、風評に惑わされないための示唆に富む内容でした。

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    2012年10月11日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    放射線防護の立場から、念のため、100ミリシーベルト以下のわずかな被曝でもがんが増えると仮定する「放射線閾値なし仮説」を国際放射線防護委員会は提唱している。被爆量が少なければ少ないほど良い、というポリシーだ。
    さらにICRPは「10ミリシーベルトではがんは増えない」報告書の中で明言している。
    100ミリシーベルト以下では発がんのリスクは極めて低い。私は福島ではがんは増えないと申し上げる。
    こうした著者の指摘には批判がある所だが、長年にわたり放射線医としてがん患者の治療に携わってきた専門家の見解は重要だと思う。

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    2012年09月30日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    自分も「放射脳」になってたなぁ...そう気付かされた一冊。「不安」、「イメージ」が先行して、冷静さを欠いていたなと思った。疑問に感じる点が無いわけではないけど、データや論拠に基づいた説明は説得力があるし、平易な文体で素人の自分にも理解しやすかった。放射性物資との向き合い方に悩む人にはかなりお勧め。

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    2012年08月31日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    論旨が明解でわかりやすく、メッセージもダイレクトに伝わりました

    御用学者呼ばわりする人もいますが、私はこの人の言うことは信用できると思いました

    被曝量よりも、避難や過度な恐れから受けるストレスや生活習慣の変化が発ガンの危険性を高める、との主張は、私がモヤっと思っていたこととマッチしたからです

    徒に不安を煽る人々への怒りも共感しました

    個人的には長期の低線量被曝の影響はよくわからない(くらい小さい)と理解しました

    現在の放射能のリスクは他の色々なリスク(事故・病気・災害)と同じように恐れればいいと思ってます

    冷静になれる一冊だと思います

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    2012年07月13日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    チェルノブイリ、広島・長崎のこと、福島で見てきたこと、がんのリスクについて、分かりやすく書かれた本です。
    なぜ「福島では今後がんは増えない」と言っているのか。
    (ただし「不要な被ばくは、あくまで不要」とも言っています。)

    どちらかというと、私は不安感のほうが大きくて憂いていたのですが、この本を読んで、少し落ち着いたかもしれません。

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    2012年03月19日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    東大放射線科准教授の著書。著者は1960年生まれ。1999年の東海村の臨界事故の治療チームの一人。原発事故直後からTwitterで医学・疫学的な立場からの発言をしている人物。本書の主旨は、今回の原発事故を原因として福島でガンの発生が増えることはない、というもの。論理的な説明であり、納得できる。

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    2012年03月04日
  • ‐放射線医が語る‐ 被ばくと発がんの真実

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    放射線を扱う臨床家としてツイッターでも積極的に発信を行なっていらっしゃる東大放射線科の先生の著。科学的な見地から割合公平な視点で書かれているとは思いますが、突き詰めて考えていけば、不確実でよくわかっていないことが多いことにも気づかざるを得ませんでした。ただ、受動喫煙なども発がんのリスク因子としては100mSvの放射性と同等であるということが認知され、意識されてもいいというのは間違いないと思います。

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    2012年02月28日