中川恵一のレビュー一覧

  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

    Posted by ブクログ

    放射能と放射線と放射性物質の違いがわからない人におすすめ。
    つまり私。

    放射線について基本的な知識がわかりやすい文章で平易に書かれています。
    「よくわかってないけどなんか恐い」という人はぜひ。
    つまり私。

    ラストにかけての「大丈夫!これくらいだったら平気だよ!」という畳み掛けが若干気にはなりましたが、良い入門書です。
    「正しく怖がる」ことが、本当に大事ですね。

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    2011年09月30日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

    Posted by ブクログ

    福島第1原発の事故の影響は、単に科学・技術の問題じゃなく、政治・経済・倫理・道徳、そして感情論が入り乱れいるので、どちらかの立場に明示的に与するだけでもリスクを伴いますね。
    この本は、まず5/10にあとがきが書かれているということで、そのあとの状況はフォローできてないということが前提。そのうえで、「放射線は危険だが、現時点で極度に忌避する必要はない」という立場。
    放射線・放射能に関する基本的な知識が整理されていて、親原発・反原発に関係なく、一通りの復習になる。

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    2011年09月29日
  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説

    Posted by ブクログ

    ・「放射能、放射性物質、放射線の違い」、「シーベルトとベクレルの違い」など、基本的な疑問を平易に解説。
    ・放射線の影響は花粉をイメージすると分かり易い。
    ・年間積算量が100ミリシーベルト以下ならまず問題ないらしい。ただし、前提条件が色々あって、それぞれ結論が微妙に異なるし、結論をはっきり断言する事を避ける部分も多いので、余計に混乱する気もする。科学って面倒くさい。
      ・100ミリシーベルト以下なら絶対安全とは断言しない
      ・100ミリシーベルトが何年もずっと続くのはダメ。
      ・平常時の基準、1ミリシーベルトが望ましい。あくまで、原発事故などの緊急時(=短期間)には、100ミリまでOKと

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    2013年11月24日
  • がんのひみつ : がんも、そんなに、わるくない

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    2人に1人はがんになり、3人に1人が「がん」で死ぬ日本は世界一の「がん大国」です。もはや生活習慣病といってもいい「がん」なのに、よく知られていないのです。私はこの本を読むまで「がん登録」を知りませんでした。結核は届出の義務がありますが、欧米諸国で完備している「がん登録システム」がないとは国もまだがんのことをよく知らないということですね。また日本は医療にお金をかけない国だと著者は語ります。日本の医療を抜本的に変革しなければ、シアワセな死も生もないという、易しい言葉で書かれた強烈な警告です。

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    2009年10月07日