中川恵一のレビュー一覧

  • 放射線のひみつ : 正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説
    放射線の影響について、イメージ図や例え話をふんだんに使って説明されています。書かれたのが5月10日現在なので、かなり最近の事情まで触れられています。

    この本がもっと多くの人に読まれれば、放射線を正しく怖がり、
    将来に向けてじっくりと考える人が増えるのではないかと思いました。
    叩くのも大事ですが、何...続きを読む
  • がんの正体 2人に1人ががんになる!
    中学生にこの内容を一度教えておくべきかと思った。予防のためにも将来の自分や大切な人のためにも。現在がんは2人に1人がなる日本人として…。
  • がんの練習帳
    人は必ず死ぬ。
    それも多くの確率で「がん」で死ぬ。
    そして図らずも原発事故、放射線によるがんの発症については科学的根拠の乏しさなどが指摘されているが、それでも今後一層、「がん」がナーバスな存在であることに変わりはない。
    今でも十分にありふれた存在ではあるが、そんな世の中で「がん」を知らないのはあまり...続きを読む
  • がんの練習帳
    義母ががん告知を受け、妻も僕も動揺してしまった。がんの闘病についてはあらゆるメディアで見聞きしてはいるが、いざ身近な人がかかるとまるで違うものだと思った。ましてや自分が...と思うと。
    この本では現在のがん治療に基づいた例をわかりやすくいくつか紹介し、患者やその家族がどのように対処しているのか、具体...続きを読む
  • がんのひみつ : がんも、そんなに、わるくない
    中川恵一氏はがん関連のわかりやすい本を何冊も書いています。これも、がんの基礎知識がコンパクトにまとまった一冊。がんの知識から死生観までわかりやすく書いてあります。
    本書の中で二度出てくる「がんが治っても人間の死亡率は100%」という言葉は緩和ケアの医師らしい言葉。闘病中の方だけでなく、中高生や一般の...続きを読む
  • がんのひみつ : がんも、そんなに、わるくない
    『人間の死亡率は100%』
    『死ぬならガンがいい』

    本の中ではっとしました。
    余命の宣告があれば、ある程度の治療方法、緩和ケアがあるガンなら…自分の生きていた事の後始末というか仕上げが自分のこの手でできるのかな…と。

    片手でもて、文字数も多くなく、専門用語も多用されていないので読みやすかったです...続きを読む
  • 死を忘れた日本人 : どこに「死に支え」を求めるか
    死後は、ただ灰になるだけだと思っていたけれど、元素として宇宙に吸収され、また何らかに生まれ変わっているそうです。死んだら星になるって昔から言うけれど、あれは本当の事だったのね。
  • がんのひみつ : がんも、そんなに、わるくない
     こちら、筆者がかかれてましたが、確かに学校教育(もちろん義務教育)で取り上げた方がいいかも、と思うような内容でした。
     日本は長寿国だから、二人に一人はガンで死ぬ現実。なのに、日本人はガンについて知らなすぎるし、知ろうともしないと。
     今の日本には、戦争もないし、飢餓もないし、「死」ということがあ...続きを読む
  • 養老先生、再び病院へ行く
    養老孟司さんの考え方が自分と似ているなと。
    なるべく病院に近づかない!

    病は病院で作られると思ってるから極力行きたくないなんてね?←これは私の勝手な思いだけど
    そう思ってます
  • 養老先生、再び病院へ行く
    自分の体の声に耳を傾けること
    諸行無常であること
    そこを持ちながら、医療と程よい距離で付き合うこと

    なかなか難しいことのような気もするけれども、意識しておくだけでも変化をもたらせるかもと思いました。
  • 養老先生、病院へ行く
    養老先生すごい病気したんだな。でも淡々。仙人みたいな心境。こういう人だと病気も取り付きにくいのか?でもまるは他界しちゃったね。人が後になるのは正解なんだけど、きっと淋しいよね。対談でヤマザキマリがイタリアのホームドクターの話してたけど、この人出産の時に死ぬ思いしてるはずなのに、それでもイタリアいいと...続きを読む
  • 養老先生、病院へ行く
     猫には現在しかない。未来のことは一切考えない。自分の死についても考えない。一瞬一瞬を懸命に生きている。素晴らしいです!(^-^) 養老孟司&中川恵一&ヤマザキマリ「養老先生、病院へ行く」、2021.4発行。
  • 養老先生、病院へ行く
    猫には現在しかありません。未来のことは
    一切考えません。だから自分の死についても考えません。一瞬一瞬を生きているのが、猫なのです。
    と、養老先生。


    なんだか調子が悪い、理由もわからず体重が10キロ以上減って26年ぶりに東大病院を受診した養老先生、検査の後天ぷらでも食べようか、と話していたのに、そ...続きを読む
  • 養老先生、再び病院へ行く
    病院とは距離を置く、基本的には、この考えには賛成。
    先生のような方は貴重な存在。もうしばらく長生きして、
    世の中に警鐘を鳴らし続けてください。
  • 養老先生、病院へ行く
    病院嫌いの養老先生が病院に行った経緯や考え方が、書かれている。ガイドライン重視の現代医療と、個々の患者の歴史や考え方を尊重する医療との狭間で揺れる、主治医の中川先生の言葉も興味深い。終盤、ヤマザキマリとの鼎談は面白かった。
  • 養老先生、病院へ行く
    師弟+ヤマザキマリさんの鼎談、面白かったです。
    治療方法(そもそも治療するかどうかの判断も)の選択は素人には難しいですが、新型コロナの流行を機に医療の在り方や関わり方が変わってくるのかもしれません。
    患者側にも知識と覚悟が必要で、なかなか養老先生みたいに達観できないだろうなあ。
  • 養老先生、病院へ行く
    病院嫌いの養老先生が体調崩して病院に行き治りましたという養老先生ファンに向けての報告の本。

    あえて、読んで考えさせられた問いを作るとすると、「自分の人生や身体の舵取りを専門家に任せるか自分で行うか」かなと。

    自分でどうにも出来ないくらい身体も頭脳も弱ると専門家や他人に任せる以外選択肢はなくなるけ...続きを読む
  • 養老先生、病院へ行く
    養老さん、医師免許を持っているのに病院嫌いだったんですね。笑
    うちの母も病院嫌いで、身体の声を聞いた方がいいんだと言っていましたが、これは養老さんに影響を受けていたんですねぇ。本書でも、いわゆる病院嫌いの人と養老さんを一緒にしてはいけないと書いてあって、その通りなんですけど、そういう人たちからは養老...続きを読む
  • 養老先生、病院へ行く
    NHKで見た番組(猫メンタリー)の活字版でしょうか。猫には、今しかない、相手を忖度しない、という辺りには、それはそうでしょう、であります。養老先生の独白(第1章、第3章)は、面白いです。☆三つ
  • 養老先生、病院へ行く
    現代の医療システムに抵抗感拭えない養老孟司が身体の不調から診療を受け即入院、忌避していたシステムの虜になってしまう。自身も述べている通り、身体は個人の占有でおさまらず家族や知人の心配の対象でもある。そこに共同体としての寛容が生まれ、持論を固執する姿勢の緩和へと誘われる。そんな妥協や協力といった朗らか...続きを読む