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伝統も宗教も失って、無力に死に直面する日本人に救いはあるか。どこに「死に支え」を求めるか、がん専門医が、2万人の治療に関わって考えたこと。
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Posted by ブクログ
昭和に入るまで「○○家の墓」はなかったということは、墓を守るって概念自体が親の世代のものでしかないわけだ。日本中のソメイヨシノが江戸の染井村で人工交配によって作り出された桜で全く同じDNAを持っているとは知らなかった。ドリーだな。
死後は、ただ灰になるだけだと思っていたけれど、元素として宇宙に吸収され、また何らかに生まれ変わっているそうです。死んだら星になるって昔から言うけれど、あれは本当の事だったのね。
「宗教なき時代の死の需要」 がテーマでたくさんの方を看取った経験がある医師が書いておられる 本の中では、一神教と日本の宗教間の違いなどは書かれているけど、一神教(イスラム教やキリスト教)が何なのかいまいちわかっていないので、そんなに日本はダメなのかなぁよくわからないなぁと思ったキリスト教やイスラム...続きを読む教の人は死が怖くないのかな???そこはハテナマークのままでした 初めから 宇宙の成り立ち、生命の成り立ちを細かく書いてくれていて、人も宇宙の一部で死んでも元に戻っていくだけ、不死身とかはないと言う表現はすごく納得できた 人間の体も、常に細胞が死んでは生まれ変わっていて 何を持って死するのかも確かによくわからんなぁと思った 単細胞生物なら踏まれたり焼かれたりしたら死ぬけど、人間もそう言われたら単細胞生物のような細胞の集合体 死ぬことを恐れるのはで人間だけ 大脳が大きくなりすぎたせいだと それはすごく、納得してしまって、次の世代に命を繋いだら、死んでもいいと思える生物としての本能が、大脳によっておかしくなってしまった?のが人間なんだなと 子育てが終わったら、害にならないように生きていきたいなー 欧米ではガンで死にたいという人が多く、著者もそうだと書いてあるけど、 文章の後の方では間で死にたい人はいないでしょう、と書かれていて???となった どうせ死ぬならガンがいい を読んだ直後だったのでこの人もガンで死にたいのか!私も!と思ったけどどうやら違うらしい そこらへんよくわからなくなったので⭐︎4にしました(それ以外はとてもいい本です!) 死の練習が昔はできたけど(いろんなところで死を経験した)今は病院等に隔離されてしまっているから、つらい、怖い、縁起でもないとなっている 死の予習は大切 死に方を選べなくなった国、日本 というテーマの部分はすごく共感するところがあって、医療との付き合い方を含めて今からでもどう死にたいかは考えていかないといけないテーマだなぁと思った 最後にダイジェスト版みたいなところがあるので、そこから読み始めてもいいかもしれません
日本人(40代以上)の死因第一位の「がん」や、がん治療について、新たな視点や考え方を得る事が出来た。がん治療の功罪についても考えさせられた。 宗教や死生観、哲学の分野にも踏み込んでいるが、宗教については恐らく著者が無宗教のためか解説がお粗末な感は否めない。がんという、緩やかな死・人生のタイムリミット...続きを読むが見える死に方を前に、一人ひとりが死や死後の世界などについて考えされられる事は不可避である。その答えは一人ひとりが出すしかないのであろうが、本書は死や死に方について、人生について考え始めるきっかけになる。日本人は死から目をそらし「ピンピンコロリ」の死に方を希望する人が多く、逆にアメリカ人は死の準備ができる「がん死」を希望する人が多いという箇所は印象的だった。
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死を忘れた日本人 : どこに「死に支え」を求めるか
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