加藤諦三のレビュー一覧
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p15 自分は愛されるに値しない人間であるという絶望感を避けるため
P18 もしあなたが幸せになりたいなら、社会的に成功する努力をしているか、していないかではなく、マインドフルネスかマインドレスか、それを絶えず自分に問いかけること
P19何をすべきかわかっている時、我々は気楽にしている
P21自分の注意が今どこに行っているか気がつくことで、違った視点から事実を見ることにつながり、そしてマインドフルネスになれる この多面的な視点が、心の癒しの基になる
P26ある体験をして、しまったと思った。だから失敗というレッテルを貼った。そうするとマインドレスの人はそれにとらわれてしまう。失敗も喧嘩と同じよう -
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人間の心の働きについてより深い理解を得ることができた。自分を大切にすることを十分に意識していた。だが、自分を守ることに対する心の砦が不十分で傷つけられるたびに心深く歪みを感じていた。
そんな中、この本に出会い、"自分が自分に対して優しい母親のようになる事"という言葉に、何か自分の中に小さな光るものを感じた。
わかっていたようで分かっていなかったと思う。
"自分が何を求めているか"を考えたときに、一番に頭に思い浮かぶ言葉は、信頼、安心感、力(権力)、メンターだと思った。
自分のことを今まで以上に大切に、そして自分が自分で私のことを傷つける人間から守ってい -
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自分が今カウンセラーとして悩んでいる方と接していることで理解に足りない点を知ることができた。シンプルなことではあるが、生きるのが苦しい人は自分に正直に生きていないとあるのを見て、"本当にその通りなんだよね"と再認識できた。
でも、こんなシンプルなことを私は忘れてしまいがちだから、日々、目のつくところにメモか何かでまた書いておくと良いのかもしれないと思った。
自分にとって認めたくないことを認めるのは本当に辛いし、勇気の要ることだが、それを認めることで道は開けると言う文面を見たとき、心のどこかでまたは脳裏に生みの苦しみと言う言葉がよぎった。
何をするにしても最初は苦しいものだろ -
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パワー・ハラスメントする人間が如何に精神的に病んでいるかを悟る一冊。
部下をいじめて病んだ自分の心を癒すという甘えすら感じる人間性を感じた。
自分で自分の機嫌を取れない、子供がそのまま大人になったような人間なのだと再認識した。
その反面、人間にとって愛情というものが与える脅威。
愛情を与えられて育った人間と違って、そうじゃなかった人間の憎しみは半端ないもので、世の中に与える打撃は大きいと感じた。
今の世の中では自分に自信がなく、無意識、無自覚にパワー・ハラスメントしてしまっている方が多く存在しているのだろうと思うと大変恐ろしかった。
自分も自分の心のケアを真剣に取り組んでいくことで、自分はパワ -
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ネタバレ面白く読んだ。前半はなんだか攻撃的に感じ、著者はどうしてこんなに悪口を書き連ねてるんだろう、本選びに失敗したかも?と思ったが後半で印象が変わった。
「(歴史をひもとけば)何かあるのではないかという怠け心こそ罪のもとなのである。」これはキツい。まさしくこれまでの自分の人生へのアティテュードそのもので、今も抜け出す途上にいる身としては図星過ぎて笑ってしまった。他にも、機能不全な家庭に育った人にわかりやすい具体例や思考過程の紹介が多く、参考になった。著者の書く文章は指示語が何にかかるかわかりにくい癖があるように感じられたが、他の本も読んでみたい。
ただ、受け取る準備のできていない人には劇薬となるかも -
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ネタバレ
『人間の心に悩みの渦を巻き起こす原因はたった一つ。 それは、「人は、自分の心がわからない」ということです。 ・・・・・
ではなぜ、人は自分の心がわからないのでしょうか。 本書では、このことを皆さんに伝えていきたいと思っています。 ・・・・・
まずは自分の心の本当の姿に向き合うことからスタートしましょう。・・・ 』
と、記された『はしがき』から始まります。
この時点で、わたしの心は興味津々でワクワク‼︎‼︎でした。
実際の『テレフォン人生相談』の相談例を紐解きながら分かりやすく解説。
人の心の不思議さに、驚きの連続でした。
" 家族や身近な人の心に寄り添うために " -
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人生は幸せになるようにプログラムされてない、不幸だと嘆く裏には何もしなくても幸せになれるはずだという錯覚が存在する。これに気付かず過ごしてきた人が、これを受け入れ努力してきた人と比べて劣等感を持つ。
意識レベルでは「苦しみたくない」と思っていても無意識レベルでは「苦しみたい」と思っているケースが多い。これ、アドラーの心理学でいう「変われないでいるのは、自らに対して『変わらない』という決心を下しているから」と近いよね。人には「成長欲求」と「退行欲求」があり、問題の解決には自発性や能動性が必要だが問題を嘆くのは楽だ。こうすることで「退行欲求」が満たされる。なんかの本に「クズはクズでいることで独自 -
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いい人ぶっちゃうし、相手の機嫌を取ろうとしちゃうので読んでみた。
成長期の周囲の関わりに関係があったのか。
・親なり周囲の人が、自分の言いなりにすることで安心しようとしていた。
・あとは、酷いことを言っても誰も庇わなかった。
・そんな環境の中で自分を守るために、相手の機嫌を取って攻撃されないようにする癖がついてしまった。
なかなか納得感があった。
そういう背景があるから、
・劣等感が強くて自己蔑視してしまっている。
・自分で自分を喜ばす方法を知らないから、相手に好かれたり褒められたりすることでアイディンティティーを得ようとしてしまう。
・他人に対して、関心や思いやりからくる行動じゃなくて、 -
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ネタバレ理想の子育てや理想の人生なんてない。子育ては難しいんだ、生きることは難しいんだ。みんな苦労しているんだ。
だから何とか生き抜こう、というメッセージ。
ちょっとしたアドバイスがあったら、少し楽になれるかもしれない。
一助になれば、と本文は綴る。
石田ゆり子さんが、旅行に持って行くというこの本。ワンちゃんや猫ちゃんがきっと子どもみたいなものなのかな。
産まれてきてくれただけで私は嬉しい。幸せだ。それをずっと伝えたい。
ありのままを愛してるってことを。いつかわかってくれたら良いなと思う。
良書だと思いますが、時たま「母親が」という表現は少しモヤっとする。「父親は…?」
以下は引用。
「人を