加藤諦三のレビュー一覧
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ネタバレ
『人間の心に悩みの渦を巻き起こす原因はたった一つ。 それは、「人は、自分の心がわからない」ということです。 ・・・・・
ではなぜ、人は自分の心がわからないのでしょうか。 本書では、このことを皆さんに伝えていきたいと思っています。 ・・・・・
まずは自分の心の本当の姿に向き合うことからスタートしましょう。・・・ 』
と、記された『はしがき』から始まります。
この時点で、わたしの心は興味津々でワクワク‼︎‼︎でした。
実際の『テレフォン人生相談』の相談例を紐解きながら分かりやすく解説。
人の心の不思議さに、驚きの連続でした。
" 家族や身近な人の心に寄り添うために " などと格好つけて読み始めましたが、まずは、自分自身の心の闇に対峙すべきとの想いに至ります。
『本人はまったく気づいていないけれど、嘆いている人は、実は悩んでいることで相手を攻撃しているのです。』
多くの人がやっていることですよね。
『無意識下にどんな問題を抱えているかを見抜かない限り、解決には向かわないのです。』
『心のことをわかっているつもりの人が多い』
興味深い言葉が続きますが、まだまだ序盤です。
変装された言動・心・無意識・本当の自分。
『自分に自信を持てるか、持てないか、ということは、無意識の領域の問題』なのだそうです。 子育て中に知っていたかったな、とは想いましたが、今日から挽回です。 子どもの心を削っているのは親なんですね。
『変装に惑わされず本来の自分を知るために』は、あれもこれも変装なのかと知り、わたしにも思い当たるパターンがあり、学びとなりました。
そして、解決法は、自分の心と向き合うと腹を括れば、難しいことではないのが救いです。
これまで不快に感じていた他者の言動にも、「なぜ?」とその奥を考えることを常とすると、随分生きやすくなるなぁ〜と嬉しくなりました。
切り口が面白くて深い学びとなる内容でした。 -
Posted by ブクログ
人生は幸せになるようにプログラムされてない、不幸だと嘆く裏には何もしなくても幸せになれるはずだという錯覚が存在する。これに気付かず過ごしてきた人が、これを受け入れ努力してきた人と比べて劣等感を持つ。
意識レベルでは「苦しみたくない」と思っていても無意識レベルでは「苦しみたい」と思っているケースが多い。これ、アドラーの心理学でいう「変われないでいるのは、自らに対して『変わらない』という決心を下しているから」と近いよね。人には「成長欲求」と「退行欲求」があり、問題の解決には自発性や能動性が必要だが問題を嘆くのは楽だ。こうすることで「退行欲求」が満たされる。なんかの本に「クズはクズでいることで独自性をだそうとしてる」的なことが書いてあったな、これも近いのかな?
劣等感は人間嫌いを引き起こす、これは敵意となり滲み出るので良好な人間関係が築けない。愛されたいという執着の中にも敵意がある、そしてこの執着の度合いを愛情の度合いと勘違いし沼化する。
社会的エリート心は子供、これ分かる。社会的エリートということをもって自分を満たそうとしてて、いくらhavingを持とうともbeingを持ててない。こういう人は自分のhaveしているものにウエイトを置いて人と比べる、この比べるという行為も自分を満たすため(自分を保つため)。
直したい「現象」(人の評価を気にしてしまうとか)に着目するのではなく、それを引き起こす「原因」に着目し本質的思考をすること。
自分が魚だと分かれば木に登れないことを嘆くことはない、自分を知ること、得意領域と不得意領域を理解し受け入れその上で努力すること。 -
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いい人ぶっちゃうし、相手の機嫌を取ろうとしちゃうので読んでみた。
成長期の周囲の関わりに関係があったのか。
・親なり周囲の人が、自分の言いなりにすることで安心しようとしていた。
・あとは、酷いことを言っても誰も庇わなかった。
・そんな環境の中で自分を守るために、相手の機嫌を取って攻撃されないようにする癖がついてしまった。
なかなか納得感があった。
そういう背景があるから、
・劣等感が強くて自己蔑視してしまっている。
・自分で自分を喜ばす方法を知らないから、相手に好かれたり褒められたりすることでアイディンティティーを得ようとしてしまう。
・他人に対して、関心や思いやりからくる行動じゃなくて、不安から逃れたくていい人ぶってしまう。
おー結構当てはまる。。となった。
自分はいつも「人がどう思うか」より「人からどう思われるか」を気にしてる。
でも、原因がわかると、あれ?人生損してない?って気づける。
「他人になんか気に入られなくていい」とか、
「自分に自信を持てるのは、賞賛されたときじゃなく、本当の自分を知ったとき」
って言葉にも背中押される。
まずはもっと自分を見ようって思った。 -
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ネタバレ理想の子育てや理想の人生なんてない。子育ては難しいんだ、生きることは難しいんだ。みんな苦労しているんだ。
だから何とか生き抜こう、というメッセージ。
ちょっとしたアドバイスがあったら、少し楽になれるかもしれない。
一助になれば、と本文は綴る。
石田ゆり子さんが、旅行に持って行くというこの本。ワンちゃんや猫ちゃんがきっと子どもみたいなものなのかな。
産まれてきてくれただけで私は嬉しい。幸せだ。それをずっと伝えたい。
ありのままを愛してるってことを。いつかわかってくれたら良いなと思う。
良書だと思いますが、時たま「母親が」という表現は少しモヤっとする。「父親は…?」
以下は引用。
「人を動かすのは、人の意識ではなく、無意識なのです。」
「難しいのは、それ(励まし)が必要なときに励ますことです。」
「子どもに自己実現(自分の潜在能力を発揮すること)させることが親にとって最も大事な仕事である」
「両親の役目は、第一に子どもを危険から遠ざけて置くことではなく、怪我をしたときに備えて、バンドエイドを十分に持って、子どものやることを見守ってやることなのである」
「言葉や動作はあることを表現する手段ですが、同時にあることを隠す手段でもあることに気をつけなければなりません。」
「親がある年齢になった子どもにしてあげる最高のことは、子どもが本当に好きなことを見つける手助けをすることだ」
「「喜んで」ということがポイントです。子どもは、母親が「喜んで」自分の世話をしてくれていることを感じます。」 -
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ネタバレ私はまず、5歳児であることを認めなくてはいけないと思う。というか、今回この本を読んで、改めて心理的に大人ではないんだなって思った。
今までは、いい子でいなくてはいけないという強迫観念とありのままの自分でいてはみんなに受けいれてもらえないっていう思いがあった。それに、みんなから嫌われたくないと思って、我慢したり言いたいことを言えずに過ごしてることが多かった。
周りの人たちからは、いい子だよね、優しいよねって言われることが多かったけど、自分の中ではみんなが評価してくれる優しいって言葉にすごい違和感があったし、そんなに立派な人間じゃないよって思いながら過ごしてた。
今回、この本を読んで私が言われてきた優しいっていうのは本当の優しさではなくて、他人の評価を気にしてるが故の偽りの優しさだったんだなって納得したし、心の余裕を持って人の優しさに気づいて、自分も本物の優しさを提供できる人になりたいなって思った。
できないことを認めたり、自分のダメだと思ってる部分を曝け出すことは今の自分にとってはとても怖いことに感じる。でも、それをちょっとずつでもさらけ出して、助けてくれる人を見つけたり、自分のかけてる部分を分析して周りの人を観察していくことで何年後でもいいから、情緒的に成熟した大人になれたらいいなって思う。 -
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加藤諦三さんの著書を何冊か読む内に、文章の書き方のリズム感なるものを感じて、今回も分かりやすく、興味深く読めた。
うつとは何か、どの様にして発症するか、等、知り得た。それは、世間のうつ病者へのイメージと違いすぎる。
うつ病者の周りの人々が読んで、うつ病者に寄り添うのに大いに参考になると想う。
わたしにも、知人にうつ病者(故人)がいたが、知識が無さすぎて、何も言えなかった。
うつになる要因は、本人にも周りにもある。
治していくのも、本人と周りの意識改革が必要なのだろう。 誰にも、大なり小なり心に傷はあり、身体だけで無く、心も折れることがある。とても参考になった。
『うつ病は重症でも2週間で治る、もし・・・・』
の『・・・・・』のところは、誰でも実行すると幸せになれると強く想う。
わたしも、やっていこう。そして、みんなで幸せになろう。 -
Posted by ブクログ
人の成長過程から生まれる心の問題など、多様な人間心理を説明してくれています。
自信が持てない原因についても、弱者側と強者側を通して描かれており納得のいくものでした。
私の気にいった一文を書かせて頂きます。
この人たちは、まず対人関係を変えることから出発するのがよい。些細な失敗であなたを嘲笑し続けるような人とは別れることである。そのような人とつき合うくらいなら、犬と話し合っているほうがよほど健康になっていく。
孤独はよくないが、あなたを嘲笑する人とつき合うよりははるかにいい。彼らの歪んだ理屈や感情に支配さることは、いよいよ心が病んでいくだけである。
仕事仲間でこのようなタイプなどは縁を切るのは難しいですが、心の中だけでもどうでもいいと割り切れば、自信を無くすことはないと思います。
大変ですが。