加藤諦三のレビュー一覧
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自分のことだ!と思いながら読んだ。
確かに今までずっと自信がなくて焦って自分じゃない何かになろうとして頑張ってたな…としみじみ(泣)
それはやはりありのままの自分を幼少期から受け入れてくれる人がいなかったからなのだと…。
実家にいて何で人がいるのに敵陣に1人でいるような孤独感と寂しさがするのか不思議だったのですがこの本を読んで理解した。
これからは不眠をになるような人生だったんだから不眠になるのも仕方がない、と受け入れて自分じゃない自分になろうとしていることに気がついたら立ち止まって考えようと思います。
内容が重複している箇所が多く感じ、なかなかページが進まず、読むのに時間はかかったが、 -
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ネタバレ【一言まとめ(キャッチフレーズ風)】
この本は、「“捨てる”ことで本当の自分を取り戻し、心の自由を手に入れるヒント」を与えてくれる一冊でした。
【要約(内容の流れ・ポイント)】
本書は、私たちが無意識のうちに抱え込んでいる“こだわり”や“執着”を手放すことの大切さを、心理学や精神分析の知見を交えて解説しています。
「捨てる」ことの本当の意味
→ ここでいう「捨てる」とは、単なる物理的な断捨離ではなく、心の中にある不要な思い込みや、他人の期待、過去の自分への執着を手放すこと。自分を縛る“壮大な自己イメージ”や「こうあるべき」という理屈に合わない考え(イラショナルビリーフ)を見つめ直すことが、心 -
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ネタバレ中学生のころ加藤諦三さんの本を友達から貸してもらった気がする。あの加藤諦三さんの本かと思う。今87才。昨年本を出している。
内容は、「人生の真の勝者とは、地位や名誉を得た人ではなく、際限なき欲望や世間体、嫌いな人とのかかわりを捨てられた人である。それができれば、笑顔が増えて自信もつき、人生は好転していく。本書では、「やりたいことの優先順位をつける」「自分の心のうちを紙にどんどん書いてみる」など、捨てられない人のための具体的な心の整理法を紹介する。「他人よりも先に自分が幸せになるための努力をしなさい」をはじめ、著者の厳しくも優しい助言があふれる救済の書」である
アドラー心理学の嫌われる勇気に似て -
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一言結論:
多くの日本人の根底にある心理状態の仕組みと原因が論じられた良本。自分を分析するためぜひ一読を!
感想:
人が幸福に生きていくことができない。その理由を、「母なるもの」である心の支えの欠如から社会的に起きがちな状況と絡めてよく考え抜かれ説明されています。こういった本を読んで自分の置かれた状況を冷静に分析するところからスタートする必要があると思います。
この本は、その支えがないのに頑張っている多くの人に自分の凄さを認めるよう促していますし、第二の誕生という言葉で生き方を変えることもできるという解決策まで提示していて非常に前向きです。
個人的にはすごく役立つと思うのですが、この本で対象 -
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学部を選んだ時に、ずっと養護教諭になりたいと思っていたのにどうして法学部に行ったんだろう
どうして先生の意見に影響受けて自分のしたいことを曲げたんだろうとふとした瞬間に思ってしまう。
想いが強いほど、遠ざかった結論を出してしまう。
この本は、頑張っても頑張っても無力感に襲われないようにするには、
☀︎「かたち」ではなく「こころ」を大事にすること
☀︎物事のけじめをつけること、口論や修羅場になろうとも逃げずに向き合うこと
お礼を言うべき人にお礼を言う、喧嘩すべき人と喧嘩する
☀︎迎合(自分の考えをまげてでも相手に気に入られようとする)せず相手に自分の考えや感情を真っ直ぐ伝えること
☀︎自分の判 -
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拒否反応が出て読む切るのに苦労する人、スーッと心の奥深くまで入ってスラスラと読めてしまう人、と反応が分かれそうな一冊でした。
私にとっては処方箋を出してくれたような、点滴されて心身共に楽になったような、本でした。
★は4.5ぐらいにしたいです。
人付き合いの悩みを始め、様々な事象に対して深いところまで分解して解説してくれるので、なるほどそうだったのか!と気付かされました。(もちろん、全部が100%同意ではないですが、ここまで言語化してくれる本はなかなかないように思います)
甘えの欲求を幼少期に抑圧されてた人はかなり響くと思います。
自分にやさしくすること、自分をよく世話すること、自分が自分 -
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寂しい人間は愛されることと気に入られることの違いがわからない。
迎合して服従することが癖になっているので、使い勝手のいい「良い人」として消費されていく。
心の中には何ともいえない不満や不機嫌が充満していて、いつもなんとなく辛い。
ありのままの自分でいいと思えず、いつも効率良く何かをこなすことを重視している。
好きな言葉は合理性。
そんな私が燃え尽きてから約1年、本書を読んだ。
一度墜落して暗闇の中で悶え苦しんだ時間は、かけがえのない神からの贈り物だったと今になって気づく。
「トラブルは運命の強壮剤である」という言葉には、感銘を受けた。
私は神からの贈り物の紐をほどいて歪んだ自分の心を癒し、運 -
Posted by ブクログ
色々な意味で心が掻き回された本。読み終わってすぐに口コミが書けなかった。それだけ心に刺さったということだと思う。筆者の考えには共感できるものもあれば違和感を覚えるのもあった。
人の悩みや苦しみは甘えの抑圧の結果であるという考えは生きていく上で参考になった。また、本心や自分の悪い部分を隠して良い人として振る舞っても、他人とは浅い関係にしかなれないというのも深く刺さった。
一方、成熟した親は子の気持ちが常に分かるもので、常に子どもの希望を叶えようとするものであるというようなことが書いてあったけど、ここは疑問を覚えた。それは少し親の存在を理想化し過ぎてないか?と。もしかしたら筆者の幼少期の満たされな