メンヘラの精神構造

メンヘラの精神構造

950円 (税込)

4pt

3.3

メンヘラとは、メンタルヘルスを略した言葉に由来する。人は成長の過程で、心理的課題を解決しながら生きている。子供の頃から両親をはじめ周囲から否定された経験を重ね、問題をどう乗り越えるかを考え、人生で何度も経験する葛藤と戦ううちに自分の長所、固有の素晴らしさに気づく。しかし、その葛藤を避けて解決しようとせず、それゆえに人間関係のあらゆる場面で問題を起こす人たちがいる。本書はこのメンヘラと呼ばれる人びとの精神構造に焦点を当てることで、「誰もわかってくれない」という心理の根本にある被害者意識とナルシシズムを分析、解説する。

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メンヘラの精神構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    二者の愚行、初めて聞いた。
    それが楽しそうでもあるのだけれど、成熟という観点から見ればいかんですよね。
    耳が痛いです。腫れております。

    また時を見て、読み返したいです。


    「現実は味方」という言葉が、すっと心の澱が溶けていくようで心地よかったです。


    翻訳ミスのお話が面白かったです。
    ・自己偽

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    メンヘラとは自己消滅型の被害者意識の強い性格だと言える。自己肯定感が確立できていなが故に、自己蔑視による地獄に嵌る。

    ナルシシズムはメンヘラと結びつく。ナルシシズムは他人に無関心で、自分にしか興味がない。もっと言えば、興味があるのは「自分のイメージ」であり、「現実の自分」はその対象にならない。

    0
    2021年06月19日

    Posted by ブクログ

    不愉快な感情に、自分自身が苦しめられているときに、もうどうしようもないと思ってしまいがち。
    このときには他の感じ方があるのにもかかわらず、それになかなか気づかない。
    人は自分に余裕がなくなってしまうと、1つの見方しかできなくなってしまいがち。
    だからこそ、常に冷静な視点を持てる自分でいたいと思った。

    0
    2023年10月06日

    Posted by ブクログ

    2chで言われている「メンヘラ」とは、少し違うと思うのだが…。

    ナルシシストについても、私の中での定義と異なっていた。

    日本人は悲観主義というが、バブル崩壊後悲観的にならない日本人がどのくらいいると考えているのだろう。そこへ来てコロナパンデミックだ。人生の今後への期待度・Betterが2004年

    0
    2022年05月24日

    Posted by ブクログ

    本書のテーマは日本に蔓延るメンヘラ社員やメンヘラ親の心理構造。

    著者の主張は、メンヘラの根底にはナルシシズムがあり、しかも日本はメンヘラだらけの国であるということ。メンヘラという奇妙な言葉が使われ出したのは、その本質が日本人に適合しているからと著者は書いている。

    日本人のマイナスの特徴として、次

    0
    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    なぜあの人はいつも不機嫌なのか…などについてメンヘラとナルシシズムを紐付け展開される。
    自己肯定感の大切さを感じることができる。虚像の自己肯定感ではなく、努力して得た自己肯定感が大切であると感じた。
    自分や周囲の人に置き換えて考えやすい話であった。

    0
    2020年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グサグサと刺さる
    どんなメンヘラも中身は同じエゴイストで、感じているストレスはほとんどが幻、メンヘラはどれほど損な人生を送るかというのが繰り返し繰り返し書かれている
    幼少期のトラウマが原因だから、それを同じくらい時間をかけて塗り替えていくしかない
    Let's 解毒

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    近年、若者の間で流行した「メンヘラ 」という言葉に焦点を当て、社会的・心理的に考察した本書。メンヘラの背後にはナルシシズムがあるという主張とそれを支持するエピソードやデータが散りばめられていて説得的だった。一方、その点が全てである感じでもあり、読みやすいが深みには欠けたかもしれない。

    0
    2020年08月23日

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