望月哲男のレビュー一覧

  • アンナ・カレーニナ 3

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    アンナとリョーヴィンの状況が段々すり替わっていくかのように、アンナは不幸にリョーヴィンは幸せに近づいている感じがする。

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    2018年11月25日
  • 白痴3

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    ドストエフスキーの代表作の一つだけど、悪霊や罪と罰のような暗さの方が好きだわ。

    どれも自分で破滅しようとする登場人物がよく出てくるけど、白痴は、それがひどい感じがする。

    素直になれば幸せになれるのになぁ。残念だなぁという気持ちになる。
    不幸な私、僕が好き!その方が落ち着くの!みたいな自虐が多い。

    ナスターシャは現代ならカウンセリングを受けるべき。
    自分だけ不幸でおさまればいいものの、周囲は振り回されてるし災難だ。

    ムィシキンみたいなタイプの人は、巻き込まれやすい。

    どうしようもない。それでも、最後まで読んじゃうのはなんなのか。
    面白い話じゃないんだけど…

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    2017年04月11日
  • 青い脂

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    ネタバレ

     想像していた内容と良い意味で違った本。ロシアの作家や歴史的な人物が登場したり、パロディが成されていたりする。それに加え、SF要素がある。初めのうちはもう何が何だか分からない。登場人物たちも新ロシア語で話しているし。しかし、読み進めていくうちに不思議と何を言っているかが感覚で理解できるようになります。それに1954年が舞台になると普通の言葉で話すようになるので、言葉だけは理解できるようになります。物語中で起こることは、私の理解の範疇を超えていましたが。
     2068年の作家たちのクローンによる作品は、その作家っぽく書かれていて、作者のの手腕が光っていると思います。
     ところで、結局「青脂」とは何

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    2016年06月05日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    貴族や下層貴族、市井の人たちの滑稽譚?という感じ。解説によると含み等色々あるみたいだけど、物語として楽しく読めます。ロシアの昔の人たちの暮らしをちょこっと覗いてきたみたい。

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    2015年09月07日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    ネタバレ

    基本はメロドラマではないか。
    名作と言われる所以はこの巻では分からない。
    作者が同じだからか、登場人物が「戦争と平和」と被ることが多い。

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    2014年06月17日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    リョービンとコズヌィシェフのやり取りを読んで、都市の住民の「田舎」と地元の人の「田舎」の感じ方の違いってどこも似たようなものなのねと思いました。

    ますますアンナの物語を読むのが苦痛になってきてるけど、彼女の不安定な立ち位置を考えると同情してしまう。
    女性の社会的地位の弱さね……。

    あと一冊

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    2014年03月24日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    トルストイ3作目
    やっぱり他の外国人作家に比べ読みやすい。

    十九世紀後半のロシア上流社会の出来事って言うのが概要です。

    都会の社交界と田舎暮らしという対比は今回もあって、彼の得意技だなって思いました。

    タイトルのアンナが最初から出ていなくて戸惑いました。

    まだ序盤(後三巻あるのかよ…)なので評価しようがないのですがとりあえず3つ星とします。

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    2014年03月09日
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

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    ネタバレ

    「イワン・イリイチの死」では、
    重篤な病に倒れたイワン・イリイチが
    自らの「死」を確信してから鬼籍に入るまでの様々な葛藤が描かれる。

    病に冒されるまで、
    イワン・イリイチの人生は法に則り、
    そつなく順調に歩まれてきたものだった。

    しかし、「死」は自身も周囲も呑みこみ、
    あらゆる状況を一変させる。

    恐怖、孤独、嘘、軋み、無力、神の不在、生への渇望――。

    本作は、自身の死を前にしたトルストイが、
    その恐怖を描き出したものだという。

    確かな生を送る者には、
    死の定めを背負った人間の苦悩を窺い知ることはできない。

    死にゆく者と同期することの不可能性。
    それを強く認識しながら遡行的に彼らと接

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    2013年03月17日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    あ~やっと読み終わった

    あらゆる要素が注ぎ込んである小説だった。 恋愛結婚宗教政治戦争思想もうぜんぶ入ってる。

    好きなとこ
    アンナの魅力の書かれよう
    ヴロンスキーに遊ばれた後の弱りキティ
    良い年したリョービンの浮かれっぷり
    リョービンの猟のシーン
    リョービンの畑仕事
    娘を生んだ時の狂いアンナ
    140年前のロシアの貴族生活のあり様
    ウォトカ
    四巻後半アンナとリョービンそれぞれの死の考察 ここはかなりきた

    総合小説ってなに?って思ってたけど、これ読んで理解。ぜんぶ入ってるってことだ。
    ぜんぶ入ってるから、人によって面白いとこと面白しろくないとこと出てくる。自分の興味の偏りが知れる。

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    2012年02月18日
  • 白痴1

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    ドストエフスキーの新訳が出たということで挑戦。とりあえず罪と罰より読み進めるのが辛い。けど、当時のロシアがどんなだったか知ることができて面白い。

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    2011年08月29日
  • 白痴2

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    論客は裕福さに支えられてこそ生まれると思っていたが、宗教に支えられた文化においては、さにあらず。
    ロシア人て大変そうだな・・・。

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    2010年10月25日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    古典的名作を読もうという課題を勝手に作り、
    去年はファウスト、カラマーゾフの兄弟を読みましたが、
    どちらも「これは…!」という予想外の面白さだった。何というか、破天荒な。

    それに比べたら、今のところアンナ・カレーニナは、「ああ、まぁ…」というレベルです。
    予想の範疇の面白さというのかしら。
    確かに展開は巧みで、群像劇だけど混乱もしないし、却って飽きが来ない。
    んー、嫌いじゃないのですが。19世紀イギリス小説テイスト。
    どんな劇的な展開でも、なんか枠からはみ出さない感があるというか。
    これがトルストイ先生の個性なのかな。

    とはいえ、面白くないわけではない。
    なんせ今のところ、手放しで素敵な女

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    2010年05月14日
  • アンナ・カレーニナ 4

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    アンナの最期は壮絶でした。
    自殺する人ってあぁいう感じなのかな。

    やっぱり後味はあまりよろしくなく。
    個人的にはそんなに感情移入できませんでした。
    疲れたー。


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    2009年10月07日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    リョーヴィンが念願叶ってキティと結婚。
    さすがヲタだけあって結婚にも恐ろしいほどの
    理想を抱いててちょっと笑える。

    アンナとヴロンスキーは・・・
    男女の気持ちってこうやってすれ違っていくのね。

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    2009年10月07日
  • アンナ・カレーニナ 2

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    アンナ編とリョーヴィン編に好みが分かれそうな二冊目。
    リョーヴィンの議論大会ぶりは確かに途中飽きかけたけど。

    学校教育の是非がさんざん議論されていた当時、日本では寺子屋が当たり前のようにあったわけで、日本って立派な国だわとつくづく思いました。

    ただキティの出番が少なくて物足りなかった。
    彼女の心情描写がほとんどないまま終わり、えーっ。
    三冊目に期待するとしましょう。

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    2009年10月07日
  • アンナ・カレーニナ 2

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     後書きに書かれていた通り、リョービンの農場経営の話がつまらなすぎてそこで一ヶ月くらい停滞してしまった。苦笑 アンナをめぐる修羅場はすごく楽しいんだけどね。
     あ、でもリョービンはキティと愛を取り戻せてよかったね…頭文字で会話するのはちょっと笑ってしまったけど。キティにリョービンが自分の記録を見せる場面は、すごく自分に重ねて読んでしまった。
     結局アンナは離婚せずにヴロンスキーとの逃避行を選ぶらしいが…んーどうなることやら。これはハッピーエンドはありえないでしょう。

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    2013年02月28日
  • アンナ・カレーニナ 3

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    2008.10
    やはりアンナのカップルより、キティとリョーヴィンの方がずっと好感が持てる。ヴロンスキーは身勝手な人間に見える。

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    2009年10月07日