チャールズ・M・シュルツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
チャールズ・シュルツさんがこのピーナッツを世に出したのが1950年。
戦後5年だ。
たった5年で、こんなシュールな子ども(チャーリーブラウン)や犬(スヌーピー)が主人公の漫画が、新聞に毎日掲載されていたのかと思うと、日本との差を本当に感じる。良い悪いではなく、文化の差。
「個」が立っているアメリカと「家・家族」が漫画や絵本にもあらわれる日本。
かこさとしさんの、だるまちゃんとてんぐちゃんは初版が1967年だけれども、とても家族的。
そんな日本とアメリカの戦後の差なんかも感じながら読んだ。
でも普通に初期のスヌーピーはかわいい。四足歩行。
チャールズ・シュルツさんの人柄エピソードも載っ -
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Posted by ブクログ
2024年11月13日、老衰のため、92歳で谷川俊太郎さんが亡くなった。
私にとって谷川俊太郎さんは教科書に載っていた詩ではなく、大好きな「ピーナッツ」シリーズの翻訳者としてであり、子供が気に入って何回も読み聞かせた「めのまどあけろ」などの絵本の作者としてだった。そして、ちょっとだけ、やはり好きだった佐野洋子さんの配偶者だった。
亡くなられた日から、たくさんの方が、SNSで谷川さんのお気に入りの、または自分の人生にとって重要だったという詩を投稿していて、しめやかに、囁きかけるように静かな声で、谷川さんにふさわしい、お弔いが行われていた。それはとても好もしく思われた。
「ピーナッツ」は、鶴書 -
Posted by ブクログ
I DON'T LIKE TO FACE PROBLEMS HEAD ON.
I THINK THE BEST WAY TO SLOVE PROBLEMS IS TO AVOID THEM.
THIS IS A DISTINCT PHILOSOPHY OF MINE...
NO PROBLEMS IS SO BIG OR SO COMPLICATED THAT IT CAN'T BE RUN AWAY FROM!
WHY IS IT THAT AS SOON AS A PERSON STATES HIS AMBITION, EVERYONE TRIES TO DISCOU -
Posted by ブクログ
冒頭の河合隼雄氏の解説に惹かれて入手した本でした。
今回久しぶりの再読でしたが、朝から何度もクスッと笑わせてもらえました。
ところどころに登場する印象的なセリフの中で、今回一番印象に残ったのは「自分以外の人間になりたいと願いながら、人生を送るのは耐え難い」でした。
特定の誰かにあこがれて、その人のようになりたいと努力することで得られるものも多いので、そういう姿勢を全否定はしないのですが…
「自分以外の誰か」になろうとしているから、自分の長所・適性を活かすことができず、幸福度を自ら下げてしまっている(ように見える)ケースをよく見るので、上記のセリフは一定の真理をついているようなぁとしみじみと感じ -
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