江口泰子のレビュー一覧

  • 世界最凶のスパイウェア・ペガサス

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    登場人物が多く、システムの専門的な話や重い話題も多いので読みきるには体力と時間が必要。
    記載内容はとても貴重で、筆者たちが命懸けで挑んだプロジェクトの真剣さが伝わってきておすすめできるが、本としての読みにくさが先にきてしまう。

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    2026年01月13日
  • 世界最凶のスパイウェア・ペガサス

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    ネタバレ

    スマホの情報が勝手に盗まれる。恐ろしい世界だが、それが可能になっていて、悪用されている。
    一つの企業を倒しても、ニーズがある限りまた現れるだろう。望ましくないディストピアが現実となっている。

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    2025年10月11日
  • 世界最凶のスパイウェア・ペガサス

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    日本でも少し報道されていたように思ったが、ここまで酷い話だとは知らなかった。
    スマホも、パソコンも信用できない。
    本当にセキュアな製品を出して欲しいものだ。

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    2025年08月27日
  • 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

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    資本主義を経済だけでなく、社会ととらえて、問題を提起していた。「人種差別に依拠した収奪」「ケア労働の過小評価」「地球温暖化に代表される自然環境の破壊」「国家権力を骨抜きにする反民主主義」などに分けて、テーマ別に深掘りしていた。どんな社会関係を築いて、集団的に生産した社会的余剰をどのように使いたいのか、自然や将来世代とどんな関係を持ちたいのか、資本家任せではなく、私たち自身で決定したいと思った。

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    2024年10月05日
  • 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

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    文章は観念的で長い。くどい。もっと簡潔にお願いしたい。
    段落の頭尾に簡潔な文章があるので、それでなんとか付いていける。
    けど、資本主義が乗り越えるべき壁だということはよく伝わってきた。大変そうだけど、革命といっていいだろう大きな話だろうけど、血も流れるんだろうな、とも思うけれど。そうなるんだろうね。

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    2024年07月14日
  • 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

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    タイトルほどには分かりやすくない本文だけど(こっちの理解力不足が原因)、こうした論考が増えてきたのは嬉しい。
    明らかに現在の社会システムは、行き詰まっている。もっと皆んなが幸せになれる社会システムが探究されていい。それこそが社会科学の役割だと思ってる。

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    2024年03月15日
  • 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

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    題名は好奇心を誘うもので手に取るも、新書ながらページ数も多ければ語り口も質実で重い。(翻訳に不足は感じない)

    読み終えるのに骨が折れるが、読後感としてはおおよその議論は章立てを振り返ればなんとなく頭によぎるものが残ったように思う。

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    2023年12月02日
  • ネットワーク科学が解明した成功者の法則

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    「努力は必ず報われる!」(但し、良い社会的ネットワークに繋がり社会的に評価される、自分がリーダとして活躍している組織が成果を成すなどの諸条件が重なった場合に限る)

    成功が運ゲー要素もあるが、自分の才能を正しく発揮できる場を探す、社会的ネットワークに属するよう社交場に顔をだす、生産性を絶やさず年齢を言い訳にしないなど成功を引き込む心持ちや指南を科学的な知見から提示してくれる。

    成功が成功を呼び込む「優先的選択」やら、ライバルを萎縮させてパフォーマンスを低下させる「タイガー・ウッズ効果」などおもろい小話にもなりそうなネタがあり、新しい発見も多数。勢いだけの成功本とは一線を画す良書でございます。

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    2023年09月08日
  • ネットワーク科学が解明した成功者の法則

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    ネットワーク科学の研究者である著者が成功者の法則を膨大なデータを分析し、科学的に検証した本。
    経験則からも納得できるところが多かった。
    成功する事が幸福に繋がるかは不明で、この本通りの教えを行うかはわからないが成功という概念の理解に繋がった。

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    2023年04月30日
  • ブレグジット秘録~英国がEU離脱という「悪魔」を解き放つまで~

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    ブレグジット関係の本、日本人が書いているものもありますが、やはり英国人、しかもキャメロン首相の側近が書いた本と言うことで、本書を手に取りましたが期待以上に面白かったです。著者がキャメロン側の人間というバイアスはありながらも、登場人物のキャラクター描写など非常に興味深く読みました。シェークスピアが生きていたら絶対戯曲化していたと思います(現代の誰かが劇にしてシェークスピア劇場でやってほしいです)。現首相のテリーザ・メイがいかに狡猾で国民投票前は表舞台にほとんど出ないという作戦をとっていたことや、ボリス・ジョンソンという道化師の存在、そして本書の中では真の悪役としてのマイケル・ゴーブがいます。またキャメロン首相ですが、本書を読む限りでは政治家としては純粋すぎるというか理想主義者的に見えました。これは著者の意図的な書き方なのかもしれませんが、マキャベリスティツクな要素が全くない政治家のように見えてしまい、それは敗北するよな、という印象も受けました。

    本書で興味深かったのはメディア、特にBBCの対応です。著者が批判しているように、BBCは「公平性の原則」に間違った意味で拘束されてしまっていました。離脱キャンペーンが明らかな嘘情報を流しているにもかかわらず、その嘘を指摘せず放送してしまう、つまりフェイクニュースの拡散に寄与しているのです。裏返せば、離脱キャンペーン側が「公平性の原則」を逆手にとって嘘の情報を流しまくったということで、私はこの手法を全世界に示してしまったこと、しかも最終的に勝利を握ってしまったことこそが、”Unleashing Demons(悪魔を解き放つ)“ことだと思いました。極端なことを言えば、穏和な議論の中で国民投票が行われEU離脱派が勝ったとしても、それは悪魔を解き放ったことにはならない。むしろメディアを悪用し、民主主義を操作しようとする手法が世界中に知れ渡ったことこそが、その後のトランプ政権の誕生やフェイクニュースの拡散など世界的な現象に至ったのだと思います。

    本書は内容もさることながら翻訳も非常に良く、適時注釈も入れてくれているのでとても読みやすかったです。1つ注文をつけるとしたら最後の日本人ジャーナリストによる解説は不要です。せっかくオリヴァー氏の最後の締めの文章で十分余韻を楽しんでいるのに、無理矢理お口直しを食べさせられるようでしたので、私は意図的に読みませんでした。入れるなら本の最初にちょっとだけ背景情報を解説してもらうくらいで十分です。

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    2023年04月30日
  • グリーン経済学――つながってるけど、混み合いすぎで、対立ばかりの世界を解決する環境思考

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    環境関係で久しぶりに面白い本に出会いました。
    行動経済学と相反するグリーン。
    環境税が救いになるようです。

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    2023年03月07日
  • サイバー戦争 終末のシナリオ 上

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    プロローグは2019年のキーウからはじまる。
    サイバー戦争とはどこか他人事のように感じてしまうのだが、ロシアや中国のサイバー攻撃のレベルは相当なもので、セキュリティソフトを入れて、通信を暗号化しておけば安心というレベルではないようだ。デジタル化社会で生きている我々は、一体どうすればよいのだろうか、まずは相手をちゃんと知ることから始めねばならない。

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    2023年01月07日
  • サイバー戦争 終末のシナリオ 上

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    サイバー戦争が起こっているとは知っていたが、内情がこれほどのものとはと驚愕。ゼロデイ(その存在が公表されていないバグ)、エクスプロイト(脆弱性を使って攻撃するソフト)という単語も初めて知った。
    著者はニューヨークタイムズで業界暴露記事を何本も書いているが、日本のマスコミで解説を聞いた覚えがない。統一教会よりも もっと騒ぐべき話題だと思うのだが、どうだろうか?

    ・大手ソフト会社のバグを探して公表する活動はオタクの趣味で行われていたが、バグを公表すると当該ソフト会社から訴えられることもあり、次第に闇に潜るようになった。→バグを探してくれた人に感謝しない大手ソフト会社ってどうよ!
    ・バグを買い取り(数億円の場合も!)、公表せずにスパイ行為に使うことは、米国の情報機関では常識であった。→バグが修正されないで放置されるので、公共の不利益になることを考えなかったのか?
    ・2008年頃から行われたイラン核施設への米国によるサイバー攻撃のソフトが外部に漏れだし2011年ごろには関係者で周知の事実となっていた。
    → 日本で話題になった?覚えがない
    ・2013年頃には バグ売買の市場は50億ドル、買い手側のNSAの予算は2500万ドルだから、100分の1にも満たない。他の国や企業がバグを買ってスパイ行為をすることが当たり前の世界になっていた。→そして今は さらに拡大?

    そもそも、バグは修正するのが当たり前という発想の善良な日本人からすると、買い取ってこっそり使うというダークな発想からは距離を置きたくなる。しかしそのような行為が当たり前な世界であれば、対処方法はデジタル攻撃のバックアップをアナログで用意するしかないのでは?幸いなことにアナログは日本人が得意としている。何でもデジタルのみにする方針を修正して、アナログ記録も併用にするべきでは?山積み書類は廃棄していけないし、マイナンバーカード保険証は、紙でも使えるようにしておく必要があるのだ!

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    2022年11月29日
  • サイバー戦争 終末のシナリオ 上

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     著者はニューヨーク・タイムズ記者。本書は、機密主義の色濃いサイバー兵器の世界について、ハッカー、活動家、反体制派、専門家、コンピュータ科学者、米国政府等当局者、フォレンジック調査員等300人以上のインタビューを行いまとめたという。

     2003年、ある企業がゼロデイのバグに報奨金を支払うプログラムを始めて以降、ゼロデイ・エクスプロイトが高額で取り引きされるようになったこと、その顧客も米国のみならず権威主義国家にも広がり、国民監視や反対派抑圧のツールとして用いられていること、当初は防衛型の諜報活動に用いられていたのが、スタックスネットのような攻撃型のサイバー兵器に変化してしまったことなどが、詳しく紹介される。

     良くここまで取材できたなあと感嘆。また、サイバー脅威の恐ろしさを実感する。

     

     以下下巻に。

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    2022年09月02日
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた

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    しばらく積読になっていたものを自分の休暇というタイミングで手に取り、その途中でロシアがウクライナに侵攻してしまった。なんとなく感じていたSNSの影響力、それが戦争で果たす役割についてガツンと事例で殴られながら思い知らされる感覚であった。

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    2022年03月03日
  • クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界

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    経済的な内容について、判断できないですが資本主義が唯一の主義ではないことを気付かされるだけも価値がある。

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    2022年01月19日
  • クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界

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     最近はポスト資本主義を提唱する本が多い。
     それぞれ理想的であり、また欠陥も抱えているが、提案と議論があることは良い環境と思う。
     読んで、どこが良いか、欠陥は何かを読者が考えることが重要ではないかと思う。

     さて、本書は2008年、リーマンショックを機に資本主義と分かれたパラレルワールドのポスト資本主義がどうなったかをSF小説仕立てで書かれている。

     作者が、特に重要視して説明したいところは図が示されている。

    ・給与体系
    ・株式市場亡き後の議決権
    ・配当、相続、積立

     その後もジェンダーやテック企業の市場支配について書かれているが、作者の主張は概ね上の3つだろう。

     さて、給与体系についてはメンバーシップ型からジョブ型、さらに先のプロジェクト型への移行は、おいおい日本でも進んでいくだろう。

     株式保有比率ではなく、一人一票の議決権というのは、プロジェクト専門の合同会社という形が広がっていけば成り立つのでは。
     スタートアップの資金調達も株式市場以外にも、クラウドファンディングという手法が取れる現在では、非上場は株式会社ではなく、合同会社でよいのではと思う。

     そして一点、どう考えても解決できそうにないのが「配当」にあると考える。
     社会資本から個人への配当は、つまりはベーシックインカムである。
     ベーシックインカムは、必要だとは思う。
     最低限の生活保証があるだけで、失敗しても最悪生きていけるというセーフティネットがないと、挑戦ができない。
     財源問題が出てくるが、ベーシックインカムは現金給付ではなく、クーポンの形になら実現できるのでは。

     しかし、俺が思うにベーシックインカムの欠陥が一点。
     ”誰がエッセンシャルワークを引き受けるのか”という疑問が解消できない。
     最低限の生活が保証されれば、誰が好き好んでキツイ仕事を引き受けるのか。
     ゴミ回収、建築物の解体、インフラ保全、その他諸々、更には国防とか。
     最低限の生活が保証されているのに、誰が率先してそんな仕事をやりたがるのか(仕事に貴賤はないと言うけれどさ)。
     ベーシックインカム論に違和感を覚えるのは、頭のいい連中が理想論で語るけど、実際に社会を支えている仕事を見ていないのではないか。
     労働者全員が頭脳労働して社会が回るってわけじゃないんだぜ。

     ベーシックインカムが可能になるのは、おそらく社会インフラが技術的に完全無人化を達成できればと思う。
     それができずにベーシックインカムの導入は、何らかの理由で無戸籍とかで社会保障から外れた人が、そういったエッセンシャルワークを引き受ける、本物の格差社会のディストピア社会が生まれると思うのは妄想すぎるだろうか。

     そんなことを読後に考えました。

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    2021年11月06日
  • GENIUS LIFE ジーニアス・ライフ―万全の体調で生き抜く力

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    健康に関すること、全部入りって感じです。
    これ一冊あれば世に出回り売れてる本に書いてあることがだいたい網羅されてます。

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    2021年07月21日
  • 2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する

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    人口動態などのデータから2030年はどのようになっているかを論じている本である。
    変化の波は激しいが、変化はある日突然起こるものではなく、日々ちょっとずつ変わっていくものなので、適応可能なものとのフレーズに励まされた。
    取り上げられていた話の中で、世代の人数が市場の大きさを左右するが、これからは高齢者世代が特徴的な一大マーケットになるとの話は、ベンチャーやテクノロジーというと若者向けのイメージがあっただけに、なるほどと思える内容だった

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    2021年07月09日
  • 暴落 下――金融危機は世界をどう変えたのか

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    リーマンショック〜トランプ政権に至るまでのグローバル金融経済現代史を米国、欧州、アジアの政治力学に対する詳しい検討に基づいてまとめた著作。

    政治経済学における政治要素、特に「政党」の力学が克明に描かれており、デリバティブにまつわる問題として語られがちな金融危機の経済史とは異なる視点で現代政治経済史を眺めることができた。

    政治的な要素に着目する以上、人の名前がたくさん出てきて読むのが大変ではあるが、現代のポピュリズム政党の勃興やbrexit、トランプ政権の誕生が金融危機以降の動的過程として接続できることがわかり、新しい目線を得ることに繋がった。

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    2021年03月12日