江口泰子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレパラレルワールドと通信できる機械を使って、資本主義の滅んだ後の世界を見聞するというストーリー。
破天荒な設定で物語を紡ぐためにSF仕立てにするのはナイスなアイデアですが、資本主義を相手にするにしては詰めが甘い気がする内容でした。
資本主義が倒れたあとの「もう一つの世界」では、
・銀行がなくなり、残るのは中央銀行1行だけ
・株式市場がなくなり、社員は1人1株、議決権1票を持つ
・独占巨大資本がなくなり、GAFA消滅し、情報や資本の過度な集中から開放される
・格差がなくなり、中央銀行が国民全員に定額を給付
・上司がいなくなり、好きな相手とチームをつくり基本給は全員同額になる
そうです。
でも、 -
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Posted by ブクログ
今後の世界の変化に対して何に気をつけなければならないか考える人におすすめ。
【概要】
●垂直思考を止める。これからは水平思考が必要である。
●世界で起きている8つの動向。どれも他の7つの動向と相互作用の関係にある。
●8つの動向とは、
・出生率の低下
・新たな世代
・新たなミドルクラス
・裕福な女性の増加
・都会のライフスタイル
・技術的破壊
・共有経済
・仮想通貨
●2030年を生き延びる水平思考の助言
【感想】
●今の世界の動向を把握するに参考になった。
●非常に広い視点で書かれているため、そこから自分個人では何ができる、会社組織では何ができるか、という観点で落とし込ん -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルからして離脱派に対してまだまだ感情的。闘ってる当事者の書いた本だからメディアの反応に短絡的に一喜一憂している感はある。
長すぎて本が重たかったが、政治家が失言したり、プライバシーを荒らされたり、開き直って有権者に私生活に干渉したことを気づかせたり、の細かい描写は価値があった。
以下引用)
そもそもこのような重要な問題をじっくり議論するために、庶民院議員が存在するのではないか
さらに致命的だったのは、政治への関心を失い、幻滅し、2015年の総選挙では投票しなかった―おそらくもう何年も投票所へは足を運んでいない―300万人近い有権者は今回も投票しないはずだ、と私たちが勝手に決めつけてい -
Posted by ブクログ
ハーバード・ビジネススクールのマイケル・ポーター教授による基本戦略「差別化」「低価格」「集中」をイノベーションの第1の波とすれば、レイトン・クリステンセン教授の「破壊的イノベーション」は第2の波、W・チャン・キムとレネ・モボルニュの「ブルーオーシャン戦略」は第3の波、そして、第4の波が「ビッグバン・イノベーション」である。
ビッグバン・イノベーションでは、製品のライフサイクルは「ベル・カーブ」から「シャークフィン」になる。シャークフィンは、①特異点、②ビッグバン、③ビッグクランチ、④エントロピー、という4つのライフサイクルからなり、急速に商品が売れ、ひとり勝ちが起き、ピークを迎えた途端に需要が -
Posted by ブクログ
【ビッグバン・イノベーション】
A.ビッグバン・イノベーションとは、「安定した事業を、の数カ月か、時にはほんの数日で破壊する新たなタイプのイノベーション」のことである。
B.ビッグバン・イノベーションをもたらした原因の1 つは、IT革命である。「性能と価格の両方が倍々で改善する」指数関数的技術が、破壊的製品やサービスを生んだ。
C.ビッグバン・イノベーションは、次の3 つのコスト低減によって、産業組織や競争、戦略を本質的に変える。
1.製造コストの低減:指数関数的技術がコストを低減させることで、高品質の製品を低価格で提供できるようになる。
2.情報コストの低減:インターネットで多くの情報