朝松健のレビュー一覧
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爽快な展開。
ざっくり言うと、
妖怪達が、仲間ためす住み処のために大暴れ!です。ある程度展開は読めるんですが、その分安心して読める。それでも一気に読める構成力、筆力が圧倒的。
メジャーな妖怪があまりいないのも面白い。Posted by ブクログ -
著者のライフワークになりつつある「室町伝奇」シリーズの短編集(但し、「一休もの」以外)で、'01年に出版された「百怪祭」に続く第二弾。
落武者が山中で出会った猟師らと共に遭遇する妖怪「油取り」とは(血膏はさみ)、戦国のメフィストフェレス果心居士が秀吉らの前で見せた幻術(恐怖燈)、権力のまま非道の限り...続きを読むPosted by ブクログ -
血と炎の京 私本・応仁の乱
第1篇 春の渇き 富子と蓮如(Ⅰ)
第2篇 地の底の戦場 道賢と宗全(Ⅰ)
第3篇 南無卒塔婆八万本 富子と願阿弥
第4篇 異形の夏 宗全と勝元
第5篇 山名宗全を討て 道賢と宗全(Ⅱ)
第6篇 白く長い道 富子と蓮如(Ⅱ)
文藝春秋社「血と炎の京 私本・応仁...続きを読むPosted by ブクログ -
ホラーアンソロジー、『異形コレクション 蠱惑の本』に収録されていた『外法経』が前日譚*と言うことで、そっち方面のホラー・オカルトチックな応仁の乱、特に物語冒頭で主人公である骨皮道賢の事を細川勝元が不死身の鬼と評していたため、彼がペルシア渡来の外法の術を使うのかと思っていたが、全然違った。あるいは、応...続きを読むPosted by ブクログ
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室町無頼で今までノーマークだった室町時代に興味が出て読むことに。
骨皮道費は湖族、堅田衆の若頭・通武との設定。
残念なことに蓮田兵衛は出てこなかった。
他の室町時代、応仁の乱の話を読んでみたいけど少ない。やっぱり他の時代に比べると歴史的なヒーローが少ないし、人気がないのかな。
鎌倉時代、戦国時...続きを読むPosted by ブクログ -
【胸焼けのする戦】
これまで気になる武将から読む本を選んでたんだけど
戦国時代の始まりと言われる
応仁の乱をテーマにしたものを読んでみようと
思ったのが選んだきっかけ。
思惑や欲望が渦巻いてぐっちゃぐちゃ。
今までは
やれ○○曲輪が〜とか
本丸が〜とか
地形を利用して○○の陣形〜とか
そういう戦...続きを読むPosted by ブクログ -
朝松健先生が、「ほのぼの妖怪コメディ」を書いたと思ったら、実は「妖怪大戦争」だったでござる。
作者のキャリアを考えると当然なのですが、「悪の陰謀描写」「人間対怪異アクション」が実にしっかり描かれており、実に地のしっかりとした「アクションコメディ」になっています。バランスも絶妙で、近年の作品の中では...続きを読むPosted by ブクログ -
ろくヱもんは妖怪・魔物・崇り神まで何でも祓う凄腕の祓い屋
魔天屋敷を行き場のなくなった妖怪達とシェアしている。
なんてイマドキな暮らし方なんだぁ~
ご飯を作ってくれる妖怪がいるなんて、妖怪アパートみたいだ。
そして、夢のお告げで出かけて行った先で、娘の守護神だった
猫神をひっぺがしてしまったことで、...続きを読むPosted by ブクログ -
前作よりコメディ色が増した感じ。実に愉快に読むことができました。
そしてまた第一章のオチはもはや恒例になってしまった感があって笑った。Posted by ブクログ -
妖怪ものと時代劇ものが好きなので、妖怪+時代劇のお話は脊髄反射でレジに持って行きます。
登場してくる妖怪も人間も、ひとクセもふたクセもあって面白いです。ただ、ちょっとキャラ立ちが大げさでわざとらしくて、うわっ滑り感が否めません。Posted by ブクログ