朝松健のレビュー一覧

  • ちゃらぽこ 真っ暗町の妖怪長屋

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    妖怪ものと時代劇ものが好きなので、妖怪+時代劇のお話は脊髄反射でレジに持って行きます。
    登場してくる妖怪も人間も、ひとクセもふたクセもあって面白いです。ただ、ちょっとキャラ立ちが大げさでわざとらしくて、うわっ滑り感が否めません。

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    2012年10月29日
  • 一休暗夜行

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    ネタバレ

    時代小説。伝奇。
     戦う若い一休さん。しかも強い。美形。
     彼は天下をひっくり返すという「ほしみる」という存在を探している。
     当人はそんなものがあるとはまったく思ってない。
     四代将軍から依頼されたとき。
    「妄説。信じかねる」
     あほらしいと思っている。
     でも母親を人質に取られて、仕方なく探すたびにでるのだった。
     邪淫教立川流の怪物たちが彼の行く手を阻む。
     こりゃ、大事だ。隕石でも降らせられそうな代物じゃないのか?
     ところが! 
     わりとフツーにスキャンダルな文書でした。
     おいおい。
     実際にありそうな大事でした。
     あれだけ化け物出しておいて、生々しくなっちゃいましたね。

     だ

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    2011年05月25日
  • 百怪祭

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    ネタバレ

    時代小説。伝奇。室町時代もの。短編。
     411頁で七作品。ちょっとヘビー。説明書きばかりになって、年表と人物評を見ているようになっている。そういうところが読みにくい。
     それでも気に入ったのは世阿弥の話。綺麗。能の俊寛に囚われ、神がかりになる世阿弥。
     それを弟子が見つめ、憎しみさえ抱く。彼がたどる道はユダに似ている。
     全編を通して妙に邪淫教立川流が出張っている。そんなにすごい秘教なのか、これは。

     織田信長が好きな人は最初の物語はなじめるかも。
     斉藤道三の物語だから。

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    2011年05月25日