六七質のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
つらかった……
このシリーズ、第1部から読んでました。
第1部1巻から普通に人が死んでいたので、生易しい世界観ではないことは理解していたつもりなのですが
第2部はとくに苦しい展開が続き、5巻の終盤でついに〈推しの死〉を経験し、もう無理だ読むのがしんどいと心がボッキリ折れてました。
そろそろ心の傷も癒えただろうかと遅ればせながらこちらの最終巻を読んだのですが
序盤から胃がキリキリと痛い…癒えたはずの傷も見事に開き、苦しみながら読みました。
こんな苦しい状況なのに懸命に抗うニナたちには本当に心を打たれましたね…
他国の名も無き騎士たちの生き様まで伝わってくる文章は素晴らしいです。
終章はゆっくりゆっくり大切 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前回のガンウェインの軍衣を持っていた事で喧嘩してしまったニナとリヒト。
お互いちゃんと話し合えないままリヒトは領地での厄介事のためニナはベアトリスと競技大会に参加のため南方地域へ行く。
そこでニナが出会ったのは不思議な少女メル。
ニナの盾として一緒に競技大会へ参加するがなかなかお互いの連携が取れず悪戦苦闘。
そんな時にいるはずのないリヒトと遭遇し、見たくないものを見て聞いてしまい困惑するニナ。
競技大会は散々で仲間内から叱責が飛ぶ。
でもニナの良いところは諦めずに深く思考する事。
そ相手の気持ちに寄り添う事ができる。
そして答えを見つけた時の彼女はどこまでも強かだ。
小心だけどかっこいいそんな -
Posted by ブクログ
ネタバレガルム国での裁定競技会を行ったリーリエ国騎士団。
勝敗もつきリーリエ国へ帰還しようとしたところニナがガウェインに連れ去られしまう。
暴力シーンでは思わず顔を覆いたくなるくらい凄まじくよく10日も生き延びた。
ニナの良い所は相手の事を深く考え分かろうとする所。
その前のオドオド感はイラッとするけど、物事の確信をつく時は冷静で素早い。
ガウェインの本心は悲しいもので猛獣になりたくてなったわけではないとい事がわかった。
ただ周りに認められる行為が暴力だったって話。
兄王子も策士でそんなガウェインに悪い事は全て押し付けて今まで好き放題してきたみたい。
最後の方はバチが当たったみたいで少しスッキリ。
ニ -
無料版購入済み
ひとつひとつがハートフルな内容でよても良かったです。
異世界ものとしては、珍しい内容でした。
ただ、それは、かつての老人の夢の世界だった事が重要だと思います。
死後もこの様な世界に行きたい、そう思う事は、とても悲しい事だと思います。
若い世代には伝わらないと思いますが、そんな価値観にならないでほしいと思いました。
もちろん、誰もが羨望する夢だと思います。