あらすじ
18世紀末、フランス。乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と・・・! 出自を隠し、タンプル塔の「暖炉係」として育ったソフィーは、塔に住む「高貴なご家族」に可愛いがられていた。大好きな5人のため、ソフィーは歌った。皆ソフィーの歌にうっとりして聴き入り、奥さまなどは「とても上手よ、可愛いボーシャン」と言って微笑んでくれる。しかしある時から、ご家族が一人ずつ消えていき・・・!? 残酷な運命から、ソフィーはいかにして市井に逃れ、生き延びたか? フランス革命に翻弄された少女の、知られざる一代記が始まる――! ※2023年12月に発売された集英社eコバルト文庫『【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン』を底本にしています。重複購入にご注意ください
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かなり面白かった。個人的にはある人物のファンタジー要素(ネタバレが嫌なのでぼかします)はなかった方がいいのに…とは思うものの、そう思うくらい現実的なフランス革命時の平民の様子が生々しく描かれています。2,3巻も読むのが楽しみ✨
Posted by ブクログ
意外と言っては失礼ですが、おもしろかったです!18世紀の革命期のフランスが舞台。主人公のベアトリスは王族の1人。ある事情があって、歌手を目指すことに。そうした中であったのが、モーツァルトの生まれ変わりという男の子。そこから一気におもしろくなりました。今後、2人がどうなっていくのか、たくさんの波乱がありそうで楽しみです。また、著者の軽妙な語り口によるあとがきも楽しめました。まだまだ序盤で残り2巻が楽しみです。