土橋章宏のレビュー一覧

  • 号外! 幕末かわら版

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    幕末動乱期、裏から歴史を変えたかわら版があった。読んで極楽、見て極楽。かわら版屋・極楽屋の銀次は絵師の歌川芳徳と組んで江戸の人々を楽しませていた。だが、黒船来航、安政大地震、コロリの流行、そして幕末重臣の暗殺等、時代は動乱。勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三など幕末オールスターで贈る痛快時代小説!

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    2025年01月14日
  • 最後の甲賀忍者

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    戦国時代に活躍した甲賀忍者が、徳川幕府の時代以降、どのような扱いを受けたのか非常に興味深いですね。
    この『最後の甲賀忍者』が、その答えなのかも知れませんね^_^

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    2024年08月19日
  • 最後の甲賀忍者

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    世は幕末。戦国時代に活躍した忍者も江戸時代には御祓箱に。武士に返り咲きたい甲賀忍者の末裔たち。遂に官軍に雇われるが…錆び付いた忍術、矜持、人心を再生させていく、五人の成長が目覚ましい。

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    2024年07月18日
  • 引っ越し大名三千里

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    残してきたもののことを思いなから、参勤交代や国替えなど長期戦に備えるたくましさ、離れていても一致団結する姿、がんばれと思いながら読みました。

    無駄なものは、日頃から持たず、引越しに備えるというのは、終活にも似ていると読みながら感じた。
    沢山の無駄なものは、要らないが、少しの無駄な本のと、気の合う人との繋がりを大事にしたいなぁと思いました。、

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    2024年05月06日
  • 縁結び代官 寺西封元

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    途中迄は文句なく面白かったのに、ラスト近く
    部下の賄賂の着服以降、物凄い駆け足で進んで行った
    上下巻になっても良いから、その辺もう少し丁寧に書いて欲しい

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    2024年04月16日
  • 引っ越し大名三千里

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    土橋章宏の作品はどれをとっても面白い。
    当時の時代を時代小説として周囲の状況を描きながらもコメディに描き出している。

    書庫に引き篭もるかたつむりと呼ばれる主人公が国替えの為に奔走する話。
    国替えは当時絶対に大変な大仕事である。現在のように道も交通も便利でない時代に藩ごと移動は決死の覚悟がいるのだろう。その壮絶さをコミカルに描き出している著者の作品が好き。

    かつて自分のことが嫌いだった。しかし勇をふるい外に出て、人の役に立てたとき、ようやく己のことを好きになれたのだ。

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    2024年04月07日
  • 縁結び代官 寺西封元

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    ネタバレ

    寺西封元が立ち行かなくなった塙の村を代官となって立て直すその手立てが見事に尽きる。間引く子どもを助け仕事を作り他所から遊女を連れてきて縁をなす。今で言う福祉に力を注ぎ、みんなで助け合って子育てをし、他所で捨てられた子供も引き取る。金儲けも無策ではなく商人に貸して利子で子育て費用を捻出する。実在の人物とは驚いた。その人柄がたくさんの農民を救ったのだ。

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    2024年03月06日
  • 超高速! 参勤交代 リターンズ

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    ネタバレ

    感想
    お沙汰を恐れて、雁字搦めの掟縛りの中で、それを打破して生きる痛快さがある。なんとなく何してもダメ、これしてもダメという現代に足りない活力を内藤達に見せつけられているような気がした。

    あらすじ
    湯長谷藩に再び松平信祝が立ちはだかる。金の力で復権した信祝は、湯長谷藩をなんとか取り潰そうと、二日で湯長谷に帰ること、江戸城の天守の普請工事をすることを命ずる。

    内藤は家臣を、普請工事の沙汰を止める者と、湯長谷に帰る者の二手に分ける。道中、参勤交代の目付けや尾張柳生の者の邪魔などあったが、何とか湯長谷に帰還。それでも湯長谷では一揆の疑いで入城できず、また田畑が買い占められており、百姓もいなくなっ

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    2024年02月11日
  • 超高速! 参勤交代

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    ネタバレ

    感想
    笑いあり、涙あり、お色気あり、戦いありの全部詰まった勧善懲悪ストーリー。楽しく歴史を学びながら読める!

    あらすじ
    東北の湯長谷藩はわずか1万5千石の小藩。当主の内藤政醇は領民のための政治を行う名君で曲がったことが嫌いだ。

    この度、老中松平信祝の出世争いの種として湯長谷藩の試掘の金山に目をつけられ、参勤交代が終わった後、すぐに五日で江戸に参勤交代せよとの命が下る。
    松永の仕打ちと狙いに怒る内藤は何としてでも参勤交代を五日で成し遂げると心に誓う。

    道中は家臣とはぐれる、公儀隠密から狙われる、道案内に裏切りに合う、大名行列との遭遇、偽装行列のための中間との揉め事など色々あったが、みんなが

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    2024年02月11日
  • 超高速! 参勤交代 リターンズ

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    「超高速!参勤交代」の続編です。
    エンタメ要素満載、勧善懲悪の私が大好きな要素満載の作品でした。
    仲間っていいなぁ。
    家老の相馬の様々にアイデアを凝らした策が楽しいかった^_^

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    2024年01月26日
  • いも殿さま

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    ネタバレ

    普段読まないジャンルなので、離脱するかと思いきやおもしろい!出てくるキャラクターが、みんな愛おしくて最後まで一気に読んでしまった。

    自分の利害を後回しに、本当に人のことを思える平左衛門は見習うべき鏡のような人だなと。

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    2024年01月13日
  • 超高速! 参勤交代

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     一作目の映画は大のお気に入りで何度見ただろう。キャストもすごく良かった。
    原作と映画は、異なるが、とても楽しめる。
     飛脚に化けて疾走する部分、愉快だ。

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    2023年09月06日
  • 超高速! 参勤交代

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    面白そうな題名に惹かれて娯楽小説のつもりで手に取り、読み初めも笑みが溢れるような展開だった。 でも、その中身はユーモアの衣を纏いつつも芯には日本人が大好きな「勧善懲悪」や「柔よく剛を制す」が描かれていて、漫画チックな突飛なシーンも多かったけど心温まるとともにスカッとする物語だった。 「忠孝」、「倹約」、「扶助」を旨としたという内藤政醇という人物をもっと知りたくなった。(o^^o)v

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    2023年04月29日
  • 幕末まらそん侍

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    『超高速!参勤交代』の作者ということを後から気づいて驚いた、、、

    この作品とまだ2冊しか読んでいないのだが、これだけで見ると作者はマラソン?長距離ランニングが好きなのかなとかなり勝手に考えてしまう(笑

    最初は藩主が大変な企画をしたものだと考えていたが、それを取り巻く様々な人の物語を見ていく内に内容が繋がっていき、最後に纏められているのがとても好きだった。

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    2023年04月11日
  • 超高速! 参勤交代

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    映画になっていることは知っていたけれど、脚本が原作とは知らなかった。
    陸奥国湯長谷藩藩主内藤政醇が松平信祝の嫌がらせで5日で江戸まで参勤交代しなければならなくなった話。
    とにかく読みやすい。テンポが良い。決断力もあって、みんな「無理だよ」なんて空気もなく(たぶんあっても将軍の命には逆らえないか)「なんとかやろう」という前向きな姿勢が読んでいて気持ちがいい。
    参勤中に会うお咲さんが蓮っ葉だけど、根が優しい懐の深い女性で、タイミングよく嫁が離縁状書いてくれて良かったねとほっこりした。
    雲隠段蔵さんに、相馬さん、家臣のみなさんは本当にお強い。八大将軍吉宗公の時代になっても腐らず鍛錬していたのもすごい

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    2023年04月02日
  • 号外! 幕末かわら版

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    面白くて一気読み!幕末期、胡散臭いかわら版屋の銀次が、佐久間象山や、吉田松陰に会うことで、徐々に変わっていく。売れればなんでも良かったのに、火事では人々を思いやり、世の中が暗ければ楽しく。疫病が流行れば予防策を。誰と出会い、教えを受けることで人は変わり、やがて世を変えるうねりを起こすことになるかもしれない。もっとこの話の続きが読みたい。銀ちゃん、いい漢だよあんたは。

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    2022年11月29日
  • 引っ越し大名三千里

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    松平直矩は実在の殿様で本文中の説明にあるように
    結城秀康の孫で生涯5回の国替えを命じられた
    石高は増えるが天風借金も増える地獄絵図を小説化
    ちなみに大名通信簿『土芥寇讎記』に少し美少年が
    好きとワザワザ書いてあるが普通のお殿様(´・ω・`)

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    2022年11月21日
  • 駄犬道中おかげ参り

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    借金抱えた博徒の辰五郎。
    小悪党でしょうもないやつなんだけど、なんだか憎めない。
    借金から逃げようと長屋のみんなで貯めた路銀でおかげ参りに。
    道中出会ったのが駄犬(笑)翁丸と、姉の祝言に参加したさに奉公先を飛び出してきた三吉、わけあり自殺志願の沙夜。
    路銀に苦労しながらも、みんなでおいしいものを食べたりしてる姿は微笑ましい。
    三吉の姉の祝言での辰五郎、かっこよかった。
    将軍様の行列と出くわしてからの展開は驚き。
    辰五郎のあれも、翁丸のあれも。
    最後は見事な大団円。うんうん、よかった、よかった。
    さて、では続編もいっちゃおう。

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    2022年10月14日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    賤ヶ岳の七本槍を七人の作家が描く面白い構成。

    どの作家も、譜代の家臣がいなかった秀吉が、「うちにはこんな良い家臣がいるんだぞ!」と「七本槍」をでっち上げたような描き方が興味深かった。
    それによって多くの七本槍たちが悩むことなる。その苦悩の心理描写を、どの作家も上手く表現している。

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    2022年09月24日
  • 号外! 幕末かわら版

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    面白かったですね。
    凄く読みやすいかったです。
    ただその分、少し軽く感じますね。
    この軽さがいいのかな。
    続編を期待します。

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    2022年09月04日