あらすじ
幕末・ミッション・インポッシブル!
MISSION
『幕末最後の戦いで見事活躍し、甲賀忍者ここにありと知らしめ、武士の地位を獲得せよ!』
幕末、江戸幕府が大政奉還をし、旧幕府と薩摩・長州の間で大きな戦が起ころうとしているその時、〝元〟忍びの里・甲賀は揺れていた。忍びとして戦国では大いに活躍したにもかかわらず、戦がなくなると時の権力者たちは難癖をつけて身分と領地を没収。気づけば忍びの術は失われ、百姓として困窮するまでになっていた。そんな折の大戦。忍びの技を再び世に示し、甲賀忍者ここにありと知らしめれば、武士の身分につけるのでは――。そんな願いのもと、集められた甲賀の里の若者たち。その中でも、鬼っ子・山中了司、宮司見習い・安井金左衛門、箱入り息子・大原伴三郎、誇り高き血筋・鵜飼当作、少々年の行った薬術師・間瀬勘解由の五人組は喧嘩ばかりのはちゃめちゃで!? 幕末を駆け抜けた「最後の忍者」の活躍を描くノンストップ・エンターテインメント時代小説!
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Posted by ブクログ
戦国時代に活躍した甲賀忍者が、徳川幕府の時代以降、どのような扱いを受けたのか非常に興味深いですね。
この『最後の甲賀忍者』が、その答えなのかも知れませんね^_^
Posted by ブクログ
世は幕末。戦国時代に活躍した忍者も江戸時代には御祓箱に。武士に返り咲きたい甲賀忍者の末裔たち。遂に官軍に雇われるが…錆び付いた忍術、矜持、人心を再生させていく、五人の成長が目覚ましい。
Posted by ブクログ
他の方の感想にも散見されますが、やはり幕末と甲賀の忍びという組み合わせがどうにもしっくりきませんでした。
そのせいか、今ひとつ話にのめり込めずやや面白さに欠けたように思われました。
Posted by ブクログ
幕末の時代に忍者の設定がミスマッチなのでは?確かにこの時代にも、伊賀、甲賀の末裔はいたに違いないけど、余りにも戦国時代の忍者のイメージが強いため、いまひとつこの小説に入り込めなかった。