マーク・トウェインのレビュー一覧
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小学生の時に児童小説版で何度も読んだ思い出がある。
カードの交換、真夜中の墓場、洞窟探検といった要素に、
子供心にある種の面白さを感じていた。
ハックルベリを読むにあたり、
トム・ソーヤも一度読みなおそうと思い再読。
子供の時とはまた違う視点で見ることになるわけだが、
やっぱり当時ほどの思い入れが出てこなかった。
懐かしさだけはとてもあるのだけれども。
あと、訳のせいなのか、どうも読みにくいと感じた。
分量もやけに多い。
最初にこの分量だと
小学生の時の私には全部読みきれてなかったんじゃないか。
こうなると、当時読んでいた児童向けの方は
うまく編集・構成がしてあったんだなと今更ながら思 -
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中野好夫訳ということで手に取ったわけだがww
アメリカのドラマでは、ミカエル、ガブリエルといった聖書に出てくるような大物の天使たちがよく登場するが、彼らがなぜかだいたい残酷で
人間を理解しようともせず、バカにして、嘲笑っているのはなぜだろうと
正直不思議だったのだが
この作品を読んで、アメリカ人の「残酷な天使観」がマーク・トゥエインの時代からあったのかと、ちょっと新しいことを知った気がした。
しかし、この作品において天使の名前が「サタン」というのはいくらなんでもww
物語の終りはどうなるのだろうと気になっていたが
結局こうした虚無でしかないのかと、なんだかこけた。
トゥエインの抱える現実への厳 -
Posted by ブクログ
それぞれの価値観というか常識が違うってこわい。こんなにも必死なのに伝わらない。
作者は人間に絶望していたのかしら?人間なんて生まれなくても良かった
「『いかにも君たち人間という卑しい連中のやりそうなことなんだな。嘘ばかりついて、ありもしない道徳なんてものをふりかざしたがる。そして、実際はほんとうに道徳をわきまえている、人間以上の動物に対して、道徳知らずなどとけなしつけているんだな。第一、獣はけっして残忍なことなどしやしない。残忍なことをやるのは、良心なんてものを持っている人間だけなんだ。そりゃ獣も他を傷つけることはあるよ。だが、それは無心でやっているんであって、したがって、けっしてそれは悪じ -
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(上巻のレビューからの続き)
さらに冒険や南部の様子以外に、ハックの内面の葛藤なども描かれていて、微妙な心理の揺れ動きなんかが分かって面白かった。また、文学が専門の人は、この作品における川の持つ意味、とかを考えたりするんだろうか、とか思ったりした。
トムソーヤーは読んだことがなく、解説にも書いてあったが、はじめはトムソーヤーの続編として書かれたそうだ。でもやっぱり下巻でトムソーヤーが登場してからは、多少退屈だった。ハックとジム二人のときは、二人が現実の差し迫っている危機を何とか打開しようとして、ハラハラさせられる部分も多かったが、トムが出てきてからは、現実の危機は前と同じように差し迫って -
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前半はかなりおもしろい。印刷技術の黎明期の姿が興味深かった。活版印刷は当時の最先端の技術だったけれど、それに従事しているのは素朴なカトリック教徒、というのが、当たり前だけれどおもしろい前提。考えてみればグーテンベルクが印刷したのは聖書だし。
天使のようにも悪魔のようにも見える超能力者44号のカリスマには魅力を感じる。こいつは人間ではないな…というか、根本的に話が通じない感じが実に気持ち悪くて恐ろしくて、おもしろい。
おそらく完成稿ではないということもあって、散漫なところがあるのがやはり残念。後半の妙なラヴロマンスなんて、前半にそんな気配がないものだから唐突に感じるし。ただ、印刷機はすなわ