吉本ばななのレビュー一覧

とかげ

吉本ばなな

6つの短編が入った本。『新婚さん』がちょっと入り込めなかったけど、でもなんとなく新婚の男性ってこんな感じなのかな・・って思った。対して『キムチの夢』は女性側としてこんな感じだったな・・って思った。一番気に入ったのは『大川端奇譚』です。激しさと静けさと、最後は幸せが味わえました。

夢について

吉本ばなな

◆手触りまであるカラーの夢だって見ることができる著者のドリームエッセイ。会えるなんて思ってもいなかった、憧れの藤子F先生と対談して大感激した話。死んでしまった大切な友人に夢のなかで再会できた話など、優しい気持ちにさせてくれる「青い」出来事を綴った二十四編。夢は美しく生きるためのもうひとつの予感。◆　何か、科学とか、超越したもの。人間には備わってる。

日々のこと

吉本ばなな

吉本ばななさんの短編集。
この人の本はもう何冊読んだかわからんけど、どれもいつものんびり長く読める感じ。よくわからんけど。むちゃおもしろい訳じゃないけど、また次を読みたくなるというか、そんなの。

パイナップルヘッド

吉本ばなな

この表紙がカワイイではないか！「アンアン」の1994−95年の連載モノ。ってことは時々は読んでたりしたのかなぁ？
はっ！もしかして、電車で隣に座った星占いまで読んで雑誌を閉じた女ってもしかして私だったりして？！そうだとしたら・・・ご心配なく！今、全部読んだからさ！！(2007.5.4)

ＳＬＹ 世界の旅２

吉本ばなな

（07・2006）セドナに行く飛行機の中で読んだ本。実家の本棚にあったので・・
たんたんと話が進んで、たんたんと終わった感じ。ちょっと物足りなかったけど、この人の書く世界は結構好き。

ハードボイルド／ハードラック

吉本ばなな

死にまつわる、色々な出来事。

それらは、「悲しい」という感情だけでなくて
色々な、時には優しい感情も引き連れて目の前にやってくる。
その事が、良い事だとも悪い事だとも
それは誰にも決められない。

ばななさんにしか、書けない小説だと思った。

パイナップルヘッド

吉本ばなな

これだったか、日々のことだったか、ばなな氏がむかついた腹いせにさらっと万引きする話があって、「こんなに簡単に万引きする人がいるのか！」とびつくりしますた。

ばななブレイク

吉本ばなな

よしもとばななのコラム集。読んでいる時にちょっと違和感があったんですが、何か、ちょっと前の文章だったみたい。この本を読んで見たくなった舞台や読みたくなった本がたくさんあります。こんど見に行こう。

ＳＬＹ 世界の旅２

吉本ばなな

元恋人でHIVポジティブの喬、おかまで喬の元恋人の日出雄、主人公の清瀬は、３人でずっと憧れてきたエジプトを旅する。
かなり良く出来たガイドブックです。ほ、褒めてますよ？エジプト行きたいなーってすごく思った。そういう書き方をしているんだと思います。
エジプトを旅する人々の話ではなくて、エジプトを描くために生まれてきた人々の物語だと思う。面白かった、ですよ。うん。

ＳＬＹ 世界の旅２

吉本ばなな

初めて読んだときは、いまいち良さが分からなかった。ずいぶん時間が経って、もう一度読んだとき、物語のもつ温度のやわらかさにびっくりした。

ＳＬＹ 世界の旅２

吉本ばなな

冒頭、旅に出るきっかけが描かれるのだが、そこはすごく切実。一転、旅に出るとひたすらまったりとした時間が流れる。後者の雰囲気は著者がエジプトで経験した時間の流れなのだろうか？

パイナップルヘッド

吉本ばなな

いつもの誉め誉めモードで進んでおります。でも読むとうれしくなる。小沢君のこととか出てきます。なつかしやー。

夢について

吉本ばなな

いつもは『誉める』エッセイですが、この『夢について』は夢というテーマがあるので、ちょっと毛色が違う作品。すごく言葉を選んでるような気がする。

夢について

吉本ばなな

さすが作家の夢だなぁ、と関心。私も夢はいっぱいいっぱい見て覚えているけれど、こんなに整理されていなくて、もっとぐちゃぐちゃで訳がわからないもの。
夢に対する吉本ばななさんの気持ちが素敵だと思う。