板倉聖宣のレビュー一覧

  • ジャガイモの花と実

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    当時小学生の息子と感動しながら読みました。毎晩ワクワクがもう…
    私もじゃがいもの新しい品種作りたいと本気で思いました。ちなみにうちで育てたジャガイモ、たくさん実がついてました。でも誰にもこの喜びをわかってもらえなくて寂しかったです。

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    2024年11月28日
  • 虹は七色か六色か 真理と教育の問題を考える

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    ネタバレ

     タイトルに「ミニ授業書」とあるとおり,できれば,数人で,ここに書かれている問題に答えながら読み進めるといいと思います。
     でも,一人でも読めます。そのときにも,「問題」では立ち止まり,自分で予想を立てながら読み進めてください。
     虹の色が何色でもいいようですが,この著者が取り上げるからには,そこに科学論や認識論にとって,のっぴきならない理由があるからです。
    司馬江漢や西川如見の貴重な虹の画像も紹介されています。

     以後,このレビューはネタバレとなるので,本書を読もうと思う人は,以下を読まないようにしてください。



    著者板倉氏の言葉を引用します。

    ○人びとによる科学上の意見の対立がある

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    2024年07月18日
  • 光のスペクトルと原子

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     虹を出発点としてスペクトルについて調べたい方は,この本がお薦めです。本書は,サイエンス・シアター『電磁波をさぐる編』の第4巻なのですが,本書だけを読んでも理解はできると思います。いわゆる分光学について,分かりやすく解説されています。
     本書もまたいろいろな問題に予想を立てながら読み進めることができます。そして,自分で実験できるように,ホログラムシートまで付録でついていますので便利ですよ~。
     量子力学入門ともなっています。

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    2022年11月24日
  • ドライアイスであそぼう

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     国土社版『ドライアイスであそぼう』を改訂した新版。
     小さなドライアイスが手に入ったら,是非,この絵本を見て実験してみてください。とても楽しい実験が紹介されています。ただし,子どもだけで行うのは危険です。大人と一緒に。そんなわけで,最後の「解説」もしっかり読んでね。

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    2021年05月15日
  • 衝突の力学 瞬間のなぞ

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    「衝突」というのは、力学でも、とてもとても難しい問題だ。ガリレオも、ニュートンさえも、悩んだ問題。

    運動量保存の法則に加えて、「瞬間」を理解しなければならないからだ。

    インパクトといえば、イメージがつくかな?

    3/1000秒ほどの刹那を体感するには、かなりの練習が必要になる。ぼくは、高校生の頃に、流体力学も面白かったから、球技や陸上競技は、ほとんど計算していた。体育会系ではないけれど、とてもとてもおもしろかった。

    ビリヤード、ボウリング、アメリカンクラッカー、バッティング、だるま落とし、衝突は、楽しい!! 理論上、るろうに剣心に出てくる悠久山安慈和尚の二重の極みは、可能なのだ。

    科学

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    2020年03月12日
  • 科学的とはどういうことか

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     今年は板倉さん、加古さんという、子ども向けに本格的かつ刺激的で、面白い科学の本を書いてきたお二人が亡くなって、非常に寂しく、初学者向け科学の本の将来が少し不安にもなった。
    それぞれの分野の専門家は、面白い書き手がたくさん出てきて愉しみなのだが、板倉さんや加古さんのような科学全般に目配りできて、かつ書く力のある人は殆どいない。左巻さんとか?竹内薫は物理学系は強いけど他はそうでもないし。

     この本は初版が1977年だから、出版されてもう40年以上経っている。だから、絵柄は古いし(といっても仮説社っていつもこういう絵なのよね~。絵だけでも描きなおしてくれたらと思う)、簡単にできる実験にマッチ箱が

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    2018年06月16日
  • 勝海舟と明治維新

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    項が大体2~5pほどで区切られていて、とても読みやすかった。
    維新と勝海舟の事だけでなく、江戸の情勢の事なども丁寧に書かれていて、なにも知らなくても時代背景をすぐに理解できて良い。
    征夷大将軍、尊皇攘夷など基本的なワードも丁寧に記していて、本当に分かりやすさを重視した書き方でストレスなく読めた。

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    2016年07月31日
  • 白菜のなぞ

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    子供でも読める平易な文章で、なぜ白菜が明治維新まで日本で食べられなかったのかぐいぐい引き込みながらできして今寿司植物的な観点から明らかにしていく。まるでミステリのような仕上がりの良書。小学校高学年から中学生にぜひ読ませたい。あまり有名では無いかもしれないがお勧めの1冊。

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    2015年08月11日
  • もしも原子がみえたなら

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    原子の話をどきどきわくわくしながら読める絵本です。
    学校の〈理科〉や〈化学〉で出てくる原子のイメージとは全く違い、身近な世界が原子分子に見えてきます。目の前の空気の見え方が、また世の中のモノを見る目が変わります。また、いろいろな原子や分子を知ったり覚えたりするのが楽しくなります。もっと違う分子を知りたくもなります。4歳の息子は「ちっそ!」などと言って喜んでいます。小学2年生とこの授業をしてこの本を紹介したところ、家の人におねだりする児童が何人もいました。中には家族でこの本の面白さのとりこになったという話も聞きました。

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    2014年09月23日
  • 新哲学入門 楽しく生きるための考え方

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    哲学とは何か。哲学と科学とはどう違うのか,同じなのか。科学が有効な今,哲学の出番はないのか…。
    科学教育研究者でもある著者の板倉氏は,「科学はもちろん,哲学も有効である」といいます。みんなが行き詰まったときに,そこから新しいことを考えたりする時には,弁証法が有用であることも分かりやすく説明されています。
    20年以上前に読んだ本ですが,今回も,楽しく読み進めることができました。

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    2014年07月22日
  • もしも原子がみえたなら

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    教師時代の最高の思い出!
    「もしも原子がみえたなら」
    遊んでるみたいに楽しく勉強しているだけなのに、賢くなって、しかも最後には、自然や隣人への愛がはぐくまれちゃいます。
    ああ、みんな一緒なんだなあ〜って。
    科学が愛につながる、そんな素敵な授業のもとになった絵本です。

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    2014年01月27日
  • 仮説実験授業のABC(第5版) 楽しい授業への招待

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    仮説実験授業をしたいなと思ったら、ぜひこの本を携えて!表面的なまねではなく、どうしてそのようになっているかを理解しながらやると、授業があざやかに変わっていきますよ!

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    2014年01月27日
  • ぼくらはガリレオ

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    人間が人間になるためには、その個体発生において系統発生(歴史)を再生することが求められており、教育はその歴史の加速された再現を助けるものだと考える。仮説実験の手法で「浮力の法則」「落下の法則」を丹念にたどる本書は、単に科学史としてのアルキメデス・ガリレオの紹介に留まらず、認識・科学の方法がどこから来てどこへ行こうとしているのかという風・ベクトルを感じさせてくれる。物理を教えることが公式とその演習の詰め込みに出している昨今、学校での科学教育にはこのような授業が中心であってほしい。中学生の必読図書としたい。

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    2013年10月09日
  • 仮説実験授業のABC(第5版) 楽しい授業への招待

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     仮説実験授業をやってみたいと思われる方は,これ1冊をじっくりとお読みください。
     仮説実験授業が寄って立つ哲学の雰囲気から,具体的な授業運営法,評価の仕方まで,網羅されています。

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    2013年03月17日
  • 未来の科学教育

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    これを読んだあとに、「ああ、将来私は、子どもたちにこんなにも沢山のことを教えることができるのか」と嬉しい気持ちになりました。
    そして、早く教壇に立ちたい、という思いが一層強くなっていきました。

    教科書として用意された本は沢山ありましたが、この本だけは何度も何度も読み返しています。
    自分の夢に対する気持ちが弱くなったり、忘れそうになったときに読む本です。

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    2013年03月03日
  • わたしもファラデー たのしい科学の発見物語

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    いたずら博士の本。著者の板倉聖宣はきっとファラデーのファンのはずだ。冒頭では「ファラデーの論文をすべて参照したが、数式はほとんど使われていなかった」として、ファラデーが数学に疎かったことを説明していたり、友人・同僚などに宛てたファラデーの書簡をたくさん紹介している。「いたずら博士」の異名はダテじゃない。
     科学者の伝記であれば、学問的業績の内容に迫るのは当然ではあるが、同書もその例に漏れず、ファラデーが実際に行った実験をいくつか紹介している。そのうち磁石を使ったものでいくつか手軽なものもあり、これらは特別な準備なしに自分で行うことができるはずである。同書は解説の合間に四人の子供とはかせの併せて

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    2015年07月12日
  • 熱と火の正体 技術・技能と科学

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    ネタバレ

     熱の分子,火の分子はない。
     太陽:電磁波,光,放射線(熱線,赤外線)。
     原子の個数と熱。モルという単位をうまく導入。
    熱力学の入門によい

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    2012年12月23日
  • ジャガイモの花と実

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    ジャガイモには花が咲いて小さいトマトのような実がなることがあります。
    実の中には種ができます。

    種芋から植えたジャガイモは種芋と同じ性質ですが、
    種を蒔いて育てたものには、特性に差異があり、
    その中で、病気に強いもの、大きい芋になるもの、などなど
    栽培する人間にとって都合のよい芋を種芋として残し、
    翌年に植えて育てて増やします。

    大きなイモを付ける性質になると、地上部分がおろそかになって、
    花を咲かせても花粉が少なかったり、ほとんど実をつけなかったりします。

    元々、アンデスの高山植物で毒性のあるジャガイモは、
    インカの人々が長い年月をかけて品種改良してきたものです。
    現地では何千種類もあ

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    2012年07月13日
  • 「子」のつく名前の誕生

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    素人研究家が四苦八苦して調べ物をする様子が正直に描かれていて、楽しかった。自信満々で発表した内容を「先生」に全否定されたりして、悪いけれど笑ってしまった。女性の「子」のつく名前の増減に関しては私も身近に感じていたけれど、改めて正確な数や理由を知ろうとすると、おそろしいほどの根気が必要なのだ、ということがわかった。研究書としてはまだまだ不十分だし続編を期待したいところだけど、この本を読んだ人の「子」のつく名前への関心度は、必ず上がるだろう。

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    2012年02月14日
  • 絵とき 世界の国旗

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    ネタバレ

    三色旗のように、柄が似ている国旗は、大人になると、その国に行くのでなければ、なかなか覚えようという気がしません。子供は、面白がって遊びながら覚えてしまいます。
    知っている範囲内で、その国のことを話しをすると、親子の会話の機会にもなって楽しめます。

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    2011年12月23日