板倉聖宣のレビュー一覧

  • 「子」のつく名前の誕生

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     教師をしていると,たくさんの「名前」に出会います。それで,確かに「名前の流行」のあることに気付きます。最近の子どもの名前は一度で正確に読めないことも多いです。まるで当て字の雰囲気です。
     さて,女の子の名前によく「子」のついている時期がありました。それはいつ頃から始まったのでしょうか? それはなぜでしょう。そんなことを研究的に調べていったのが本書です。
     本書は結論をすぐに書いてあるわけではありません。まるで一緒に研究しているような気分になるほど,その研究の追体験ができるように書いてあります。そこが本書の魅力と言えるでしょう。
     中心的に研究したのは井藤さんですが,その研究の様子を横で見てい

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    2011年08月10日
  • 未来の科学教育

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    仮説実験授業を初めて学習してみたいという人にお薦めの本です。2010年新版になりました。
    私も1980年にお世話になった本です。未だに「未来の科学教育」の話に感じてしまうので,今までの40年間はなんだったんだと思います。

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    2011年01月15日
  • 発泡スチロール球で分子模型をつくろう

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    分子模型を作るというのは化学を学ぶはじめの一歩だと思った。高校大学時代,化学は苦手というかまったくわからなかった。当然興味ももてなかった。ところが分子模型に出会い,興味を持つことはでき,もっと学びたいという気持ちになった。

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    2010年01月08日
  • 吹き矢の力学 ものを動かす力と時間

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    中学理科「運動とエネルギー」で使える。実際,授業の中でこの本の中の実験は行った。力を加え続けることで物体の運動は速くなり,飛距離が伸びるということがよくわかる。

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    2010年01月08日
  • わたしもファラデー たのしい科学の発見物語

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    もともとファラデーという人には興味がありました。
    考える事とか,やってみる事とかが,いかに大切かわかります。
    なるべくしてなった天才よりも,ファラデーのような人のほうがなんか素敵です。

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    2010年07月15日
  • たのしい授業の思想

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    かなり厚みがあるが,スラスラと読める。読み手を意識した文章だからだと思います。
    仮説実験授業の根幹の考え方はこの1冊である程度事足りるのではないでしょうか。
    ただし,古い本なので最近の情報についてはわかりません。雑誌で確認します。

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    2010年07月15日
  • 科学的とはどういうことか

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    大人も子供も楽しめる科学とはこういうものなのかと感じました。
    特にマッチ箱の実験です,まだ実際にやってませんが,近いうちにやろうと思っています。
    前半部分だけでも十分読む価値があると思います。科学読み物という感じでしょうか。

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    2009年10月04日
  • 自然界の発明発見物語

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    ファラデーの話が興味深かった。
    科学って何だろう?という疑問に答えてくれる本だと思います。
    子ども達に聞かせたい話が詰まっていました。
    内容は意外と少ないです。

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    2010年07月13日
  • 砂鉄とじしゃくのなぞ

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    漢字 大人レベル
    フリガナ あり(ほぼ全ての漢字に)
    文字の大きさ 中
    長さ 長い(111ページ)
    出版年 2001年(オリジナル1979年)
    内容 砂鉄と磁石をめぐる著者の探究を子どもにも読みやすいエッセイ風につづっている。
    感想 系統だった知識を得るというより、興味から疑問を持ち、仮説を立て、失敗をし、人に教わり、本で調べ…という科学的な試行錯誤を一緒に体験するような本。そのため、砂鉄と磁石の謎を知りたいと思って開くとスッキリしない部分もあるのだが、この本の趣旨は、後半に語られるように、たとえ途方もないアイディアであっても仮説を立てて探究することの素晴らしさを伝えること。とはいえ、砂鉄や磁

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    2025年09月21日
  • 科学の本の読み方すすめ方

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    タイトル通り、科学の本の読み方すすめ方をわかりやすく書いている本。信じすぎず、疑いすぎずに読むことと、読んだ科学の本が面白くないならそれは本が悪いかタイミングが悪いかということが心に残った。

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    2024年09月21日
  • 砂鉄とじしゃくのなぞ

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    元々、1979年に福音館から出版されたが絶版になり、国土社を経て、仮設社から3度出版社された。著者が小学2、3年の頃な公園での砂鉄取りから始まり、小中学生の時、考えいた磁石のあれこれや(方位針も磁石と言うのはなぜだろうとか)大人になってからの経験など、果ては、大陸移動説の経緯など語られる。磁石にまつわる、著者の考えたこと、感じた事、実際に試して分かった事などが分かりやすく描かれる。
    親しみ易く、著者と一緒に考え体験した気持ちになり、どんどん読み進める事がらできる。

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    2022年02月19日
  • たのしい授業の思想

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    楽しい授業とはどういうものか。現在の授業と比べながら書かれている。まとまっているというより、月刊誌の各項目を乗せているので重複もよく見られる

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    2021年01月16日
  • ジャガイモの花と実

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    今年のニュースで、学校農園のジャガイモを食べて中毒をおこしたというのがあったけれど、育てて食べるということがそんなに生活とかけ離れたことになっている事実に驚愕しました。本から学ぶことと、現場で学ぶことのバランス感覚を磨いて欲しい。

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    2019年12月18日
  • 科学的とはどういうことか

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    。「いたずら博士」の異名を取る筆者らしく、第一部では簡単な実験から仮説を立ててその考え方の筋を紹介し、実験を行って仮説の検証を行うという、科学的思考のトレーニングを行う。
     本書の初版が刊行されたのが1977年だが、これと前後してユリ・ゲラーの来日や漫画「凄ノ王」などの連載が行われていたりもしているので、よほどのブームだったのだろうか。第二部では超能力ブームを例にとって、マスコミ報道に対しての受け手の科学的な見方についてまで、きわめて平易に解説している。マスメディアにも一定のプロパガンダや商業宣伝は潜んでいるわけで、これを見破るにはウソの構造をよく理解し、常に情報を冷静に分析し、自分なりに反芻

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    2015年07月13日
  • 科学と教育 教育学を科学にするための理論・組織

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    年代を経ているけれど主張がみずみずしい。それだけ変わっていないことの証か。教育に関係する学者のあり方を思い起こしてくれる。教育を科学として追求する著者のアプローチが明確。

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    2015年01月12日
  • もしも原子がみえたなら

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    分子はものすごく小さくて見えない。水の分子がきれいに並んで氷になると、そこに隙間ができる。隙間ができるから、氷は水に浮く。高学年向け。真空もわたしは今まで勘違いしていたようだ…

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    2012年08月15日
  • 未来の科学教育

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    ネタバレ

    大学の授業のテキストとして配本された本書。
    しかし、単位修得と関係なく、純粋に読み物としてとてもおもしろい。

    昭和41年に発行された本の新版なのだけれども、
    今読んでも、本書の内容は新鮮さにあふれている。
    40年以上前に「未来」として書かれた本書の教育が、
    今もなお「未来」のものだと感じざるをえないのはサミシイけれど…。

    しかし、本書の内容が、それだけ“目的地”を示すものであり、
    これからも、そこまでの道しるべであると考えると、
    本書は教育の根底をなす“古典”であるともいえる。

    「事実をもとにして考えさせる」から、
    「自分の予想・考えをもって事実をみる」への、考え方の転換。
    その具体的な

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    2012年04月10日
  • ジャガイモの花と実

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    この著者の本は科学を知らない子どもたちの好奇心を刺激する。それはこの著者自身が科学に心から感動し、好奇心をもって語るからだろう。
    この本は「ジャガイモ」という作物を通して植物の遺伝や品種改良の仕組み、不思議に思い興味を持つことの大切さ、夢をかなえる方法などについて私たちに教え、考えさせてくれる。
    ただ、この本、すごく地味で子どもたちが自分からどんどん手に取るという本ではない。それがとてもざんねんだ。この一冊を何冊かの読みやすい絵本にすれはもっと手に取られるだろうし、読んでよかったとたくさんの人に感じさせるものになるだろう。

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    2009年12月17日
  • なぞとき物語

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    面白いというより,使えるというべき。
    読書の楽しさの原点?
    こういう話がスッと出てくる人になりたい。

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    2009年11月29日
  • 絵とき 世界の国旗

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    絵柄によって文化や宗教を分類しているのが面白い1冊です。

    十字架を選ぶ国には、共通の傾向があるらしいのです。
    中東の国々で三日月が好まれるのにも理由があるのだそう(この理由になんだか感動しました)。

    国旗を通してそれぞれの国と地域の価値観や背景が垣間見え、大人が読んでも楽しめます。セイジュ

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    2012年07月28日