【感想・ネタバレ】砂鉄とじしゃくのなぞのレビュー

あらすじ

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砂鉄を誤解している人が多い。その正体についての「著者自身の誤解」の話から,「磁石につく石」「方位磁石」,そして「大陸移動説」にまで広がる科学読み物の傑作。
1979年に福音館書店で発刊,1991年に国土社から再刊されたロングセラーの再々刊。

★★ もくじ ★★
・ 砂鉄とわたし
・ 砂鉄は鉄のやすりくず?
・ 砂鉄は宇宙のかなたから?
・ 砂鉄は磁鉄鉱の粉粒
・ 鉄を慈しむ石
・ 砂鉄のおいたち
・ 砂鉄があつまっているところ
・ 石は磁石にすいつくか
・ 南北をさすじしゃく
・ 南北をさす岩石と大陸移動説

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Posted by ブクログ

漢字 大人レベル
フリガナ あり(ほぼ全ての漢字に)
文字の大きさ 中
長さ 長い(111ページ)
出版年 2001年(オリジナル1979年)
内容 砂鉄と磁石をめぐる著者の探究を子どもにも読みやすいエッセイ風につづっている。
感想 系統だった知識を得るというより、興味から疑問を持ち、仮説を立て、失敗をし、人に教わり、本で調べ…という科学的な試行錯誤を一緒に体験するような本。そのため、砂鉄と磁石の謎を知りたいと思って開くとスッキリしない部分もあるのだが、この本の趣旨は、後半に語られるように、たとえ途方もないアイディアであっても仮説を立てて探究することの素晴らしさを伝えること。とはいえ、砂鉄や磁石について基本的なことはしっかり理解でき、大人でもあやふやな知識しか持っていない者には目から鱗の一冊だった。子どもに語りかけるような優しさあふれる文章も良い。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

元々、1979年に福音館から出版されたが絶版になり、国土社を経て、仮設社から3度出版社された。著者が小学2、3年の頃な公園での砂鉄取りから始まり、小中学生の時、考えいた磁石のあれこれや(方位針も磁石と言うのはなぜだろうとか)大人になってからの経験など、果ては、大陸移動説の経緯など語られる。磁石にまつわる、著者の考えたこと、感じた事、実際に試して分かった事などが分かりやすく描かれる。
親しみ易く、著者と一緒に考え体験した気持ちになり、どんどん読み進める事がらできる。

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2022年02月19日

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