ジャガイモには花が咲いて小さいトマトのような実がなることがあります。
実の中には種ができます。
種芋から植えたジャガイモは種芋と同じ性質ですが、
種を蒔いて育てたものには、特性に差異があり、
その中で、病気に強いもの、大きい芋になるもの、などなど
栽培する人間にとって都合のよい芋を種芋として残し、
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翌年に植えて育てて増やします。
大きなイモを付ける性質になると、地上部分がおろそかになって、
花を咲かせても花粉が少なかったり、ほとんど実をつけなかったりします。
元々、アンデスの高山植物で毒性のあるジャガイモは、
インカの人々が長い年月をかけて品種改良してきたものです。
現地では何千種類もあるそうです。
日本でも、愛媛県の祖谷ではゴウシュイモとして大事にされています。
寒冷地でも育つので、ドイツやロシアで栽培されています。
シベリアに抑留された叔父が、ジャガイモを植えさせられたと言ってました。ロシアは、品種改良のためにアンデスへ原種の調査採集に行ったようです。