齋藤勝裕のレビュー一覧
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環境に何かできることがないか考える前に実際何が問題なのかの確認
地球自身、寒冷な氷期と温暖な間氷期を繰り返している
間氷期は2万年〜10万年続く
現在の間氷期は1万1000年前に始まり、天文学的に次の氷期は2〜3万年後と言われており、間氷期がまだしばらく続く可能性は高い
地球が自律的に気温を上昇させている可能性もある
しかし太陽エネルギーを溜め込む温室効果ガス、特に二酸化炭素の産業革命以降の濃度上昇が著しいことも事実
温室効果ガスにより気温が高くなることに加え、
気温が高いと気体は水に溶けにくくなるため、
海水に溶けていた二酸化炭素が空気中に放出されてさらに気温が高まるという正のフィードバ -
Posted by ブクログ
刀剣の鍛錬技術は包丁や鋏といった刃物に。
毒ガスの生成技術は抗がん剤に。
自動車の開発技術は戦車に。
軍事技術が民間で平和利用されることもあれば、民事技術が軍用に流用されることもあります。
本書は、発展してきた技術がどのように利用されてきたか、軍民双方の視点から解りやすく解説しています。
従来から「軍事研究はしない」としていた日本学術会議も、その学長自身が「技術の軍民分離、つまり軍民を単純に二分することは困難」と発言しています。それは視点が違うだけだから。
人を活かすも殺すも、技術の使い方次第。そして「軍民両用」という柔軟な姿勢こそが、技術の発展を促すのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ水は、温度と気圧で沸点、融解温度が変わる。
気圧が低い中で温度を上昇させると、氷は直接水蒸気になる=昇華。フリーズドライの原理。
ドライアイスが二酸化炭素になる、タンスの防虫剤、など。
富士山の山頂では85度で沸点を迎える。それ以上の熱は、蒸発エネルギーとなって蒸発する。
圧力をかけると沸点は120度になる。
ウォーターオーブンは、高温の水蒸気で調理する。水は100度にしかならないが水蒸気は加熱できる。これが液体(水)に戻るとき、凝縮熱(気化熱の反対)で加熱する。
似たものは溶ける。砂糖と水は分子構造が似ているので溶ける。融けるは、氷が水になるように同じものの場合をいう。溶けるは、分子構造が