齋藤勝裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
脱「ひとり勝ち」文明論を読んだ時から
「情報革命の次はエネルギー革命だ!」と自分の中で盛り上がっていたのですが
3.11に東日本大震災と福島の原発事故があったせいで
世の中のエネルギーに対する関心は急速に高まってきました。
私自身はエネルギーに直接関係した仕事はしていないのですが
所属している会社はエネルギーにも大いに関係しており
私も将来的には関るかもしれないと思っています。
そんなこんなで、今回はエネルギーと太陽電池に関する基礎知識の底上げ。
エネルギーと太陽電池の入門書として最適です。
様々な技術の基本原理、メリットデメリット、最近の動向が
コンパクトに必要十分 -
Posted by ブクログ
生化学の学ぶために、その基本の有機化学を復習するために読んでみた。大学受験等では、反応等を全て押さえているわけではないが、全体として有機化学の全体像がわかるようなまとめ方になっている。
見開き、左半分が説明で、右半分はマンガ(図)を使ってまとめているのでとっつきやすいと思う。有機化学の分野の全体像を押さえるのであれば、この本がオススメではないでしょうか。目次を載せておく。
第1章 原子構造と化学結合
第2章 有機物の結合と構造
第3章 有機物の種類と性質
第4章 基礎的な反応
第5章 応用的な反応
第6章 新しい有機化学
第7章 高分子化合物
第8章 生命化学
第9章 有機化学実験 -
Posted by ブクログ
原発問題から惹起されたエネルギー問題をフォローするための基礎知識本。科学・物理的な原理から、実用されている技術、今後の課題など見開きでテンポ良く読み進めることができる。読み終えて、常に座右に置いておきたいと思った。特に大学で物理をやった自分なのに、原子力発電についてはあいまいな知識しかなかったのだと反省。
私にとって、興味深かった点
・化石燃料の起源に2仮説有り、1)有機起源説(石油分解菌の存在も)、2)無期起源説、そのどちらかが立証されることで、今後の化石燃料政策も変わるだろう。CO2排出の問題はあるが。
・日本の電気料金が他の先進国に比べ、高いこと。
・風力エネルギー(※低周波障害がある -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「有機化学は暗記だ」といわれます。
ウソです。
暗記など必要ありません。
基礎がわかれば、あとはそれを用いてそういった意味で、有機化学は数学と似ています。
さらに有機化学のすばらしいところは、化学式のビジュアル表現が重要な学問であるということです。
本書を手にとって気楽にマンガを読んでいるうちに、いつのまにか有機化学の基礎がしっかりと身についてしまうはず。
[ 目次 ]
第1章 原子構造と化学結合
第2章 有機物の結合と構造
第3章 有機物の種類と性質
第4章 基礎的な反応
第5章 応用的な反応
第6章 新しい有機化学
第7章 高分子化合物
第8章 生命の化学
第9章 有機化学 -
Posted by ブクログ
日常の汚れがなぜつくかと、その取り方を科学的に解説している。化学式など多数出てくるが、日常の汚れかつなるべく普段使いできるものを使って汚れを落とす方法を分かりやすく伝えている。
自分は特に台所周りの汚れが気になっている。クエン酸液や重曹がかなり効果的のようだ。普段から使っている食器用洗剤も化学の力を使っているが、「混ぜるな危険」なものやアルミ缶などに密封して化学反応で爆発するものも中にはあるので、うろ覚えで扱うのは危険。いざ実行する前には再度方法を確かめてからの方が良い。
とりあえず簡単でリスクもないところで、台所の排水口のヌメリ取りに有効らしいのでアルミ箔をボール状にしたものを入れてみた -
Posted by ブクログ
大学では有機化学が専攻で、物理化学の授業で量子化学も少し触れた程度の学部卒です。
当時も計算式(シュレディンガー方程式など)は正直よくわかりませんでした。今回も簡単と書いてありましたが、恥ずかしながらよくわかりませんでした…
ただ、有機化学の世界で
・有機化学で二重結合の電子が攻撃して化学反応が始まる
・O-H結合ではOがマイナス電価を帯びているので、電子はHを攻撃する など
何となく覚えた?肌感覚で理解した?ことが、量子化学による軌道関数によって、理由がわかりました。
改めて、読んで思ったことは、量子化学は見えない極小の世界のことを頭が良い方が理論武装で作り上げたものなので、全体的に言