ローレンス・ブロックのレビュー一覧

  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    「短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)」
    新ジャンルに遭遇。


    エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。


    しかし、良く思いついたなぁ。それが率直な感想。ブロックの呼びかけに集まった面々の中にスティーヴン・キングが居るからと言う理由だけで読んだ私は、美術に全く詳しくない為、ホッパーが如何に偉大な画家だったなのか全く分からない。


    各短編を読んでみて、よくここまで膨ら

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    2019年07月08日
  • おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1

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    【収録作品】食いついた魚/成功報酬/ハンドボール・コートの他人/道端の野良犬のように/泥棒の不運な夜/我々は強盗である/一語一千ドル/動物収容所にて/詩人と弁護士/あいつが死んだら/アッカーマン狩り/保険殺人の相談/おかしなことを聞くね/夜の泥坊のよう/無意味なことでも/クレイジー・ビジネス/死への帰還/窓から外へ
     切れ味が鋭く、皮肉が効いた短篇が多い。

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    2019年01月04日
  • 八百万の死にざま

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    イメージとしてのマンハッタン。殺伐として何かが起こりそうな地下鉄とか。クソな大都会でうんざりしながらも生きていく人々。最高。
    小説の大部分は、ひたすら聞き込み。地味。それでも読み進めてしまうのは登場人物が生命力があるからなのか。

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    2017年09月25日
  • 八百万の死にざま

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    NY 旅行に合わせて。アルコール依存症の探偵が娼婦殺しを追うハードボイルド。良くも悪くもハードボイルドらしいまどろっこしさがある。ストーリーよりNY の雰囲気が楽しめた。

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    2016年12月31日
  • 八百万の死にざま

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    マットスカダーシリーズ第5作。シェイマス賞受賞作とのことだが、何かテンポが悪く、読むのに時間がかかった。

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    2015年08月02日
  • バランスが肝心 ローレンス・ブロック傑作集2

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    短編二冊目。なんというのかこのアイディアはどこから出てくるのだろう。日々の生活で思いついたことを忘れずにきちんと取っておくんだろうなあ〜
    危険な職業が面白かったな。後皮肉な弁護士さんも面白い。今度長編読んでみようかな。

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    2014年10月06日
  • 泥棒はクロゼットのなか

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    泥棒バーニイ第二作。
    原題"The Burglar in the Closet"。
    相変わらず軽いノリで話が進む。
    確かにスカダーよりもとっつきやすいのかもしれない。

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    2014年08月31日
  • 泥棒は詩を口ずさむ

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    泥棒バーニイ第三作。
    原題"The Burglar Who Liked to Quote Kipling"。

    読むのはまだ二作目なのだが、
    頼まれて盗みに入ってトラブルに巻き込まれる
    というパターンにちょっと飽きる。
    前も良いように騙されたのだから、もう少し慎重になれよと思わなくもない。

    古本のくだりは結構面白かった。

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    2014年08月26日
  • 暗闇にひと突き

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    ネタバレ

    マットスカダー四作目。

    所々で味のあるフレーズが出てくる。
    そのうち原文で読んでみたい。

    毎回最後犯人が素直に自首なり自殺するのが、
    ちょっと納得いかないけれど。

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    2014年05月02日
  • 泥棒はクロゼットのなか

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     なぜか読み逃してきてしまったこのシリーズ。何かの折に読もうと思いつつも、新刊にばかり先に手が伸びるため、古いシリーズの追いかけの時間をなかなか作れないでいる。だから、こういう本を読むことができる時間というのは、実は貴重で贅沢なものだ。

     泥棒が、もっと凶悪な犯罪に巻き込まれて四苦八苦するようなこの手の巻き込まれ型作品だけで、よくシリーズが成立するものだと思う。だからこそ、書き手の持つ才能が目立つということも言えるわけだが、今回は泥棒に入った場所で、クローゼットに隠れている間に、殺人が起こってしまうという典型的な巻き込まれ型ストーリー。

     主人公バーニーのところに結局は警察の手は伸びて

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    2013年06月10日
  • おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1

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    星新一の短編のような見事な「落ち」と村上春樹の小説にでてきそうなちょっとシックで癖のある登場人物。面白いです。通勤電車のお伴にもよさそう。
    そうそう、村上春樹が、どこかで、長編を書くのは苦しみで、短編は楽しみ、と書いてましたが、ローレンス・ブロックもそのようなことを本書の「まえがき」で述べています。いわく「短編小説は愛の産物である(中略)作家が机に向かって短編小説を書く唯一の理由は、自己満足のためである」と。

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    2010年09月19日
  • 泥棒はクロゼットのなか

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    泥棒シリーズ第二弾。このシリーズの後発のものを2冊読んでからシリーズ最初のものを読んでいるので、過去にさかのぼってる感じがします。この頃の話は家宅侵入あり、女性との色っぽい話あり、の展開が定番な感じです。古い映画好きで、こじゃれた会話の好きな人にはお薦めの一冊。

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    2009年10月04日
  • 泥棒は詩を口ずさむ

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    読んだそばから忘れちゃうような内容のミステリーだけど、軽妙洒脱な語り口が大好き。それにしても、バーニイに古本屋って似合いすぎ!

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    2009年10月04日
  • 暗闇にひと突き

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    アル中探偵マット・スカダーシリーズ。うーん、まだ、酒を飲んでる頃です。私としては、やはり、禁酒始めたマットの方がカッコイイ気がします。

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    2011年07月31日
  • 夜明けの光の中に ローレンス・ブロック傑作集3

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    バーニィが登場するのは、「泥棒はプレスリーを訪問する(泥棒はグレースランドに侵入する)」。これは「エルヴィスとは誰か」(音楽之友社、'96)にも所収。すごいですよね、こんなことを掲載しているHPがあるなんて!ミステリー・推理小説データベースなんだそうで、yahooでブロックとバーニィを入力して辿りつきました。

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    2011年10月11日
  • 八百万の死にざま

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    アル中探偵・スカダーが活躍する本書。特に奇妙な話でもなく、華麗なトリックがあるわけでもない(大概のハードボイルドはそうですが)。しかし、八百万の死にざまがある腐った街の描写が秀逸でその空気がビンビンに伝わってくる。その雰囲気が最大の魅力であるような作品でした。

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    2010年05月14日
  • 泥棒は選べない

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    ニューヨークで古書店を気ままに営むバーニーの正体は・・・!?(もっともまだこの時点では古本屋を手に入れてないけれど)泥棒探偵バーニーシリーズの第1作。日本ではマット・スカダーシリーズの方が人気だそうですが、私はバーニーのファンです。

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    2011年10月11日
  • 八百万の死にざま

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    「アームストロングの店に彼女が入ってきた。キムというコールガールで、足を洗いたいので、代わりにヒモと話をつけてくれないかというのだった。わたしが会ってみると、その男は意外にも優雅な物腰の教養もある黒人で、あっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺されているのが見つかった。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが…。マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ、私立探偵小説大賞を受賞した話題の大作。」
    解説より

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    2009年10月04日
  • 暗闇にひと突き

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    マット・スカダーシリーズの4作目。というか、「八百万の死にざま」のひとつ前。おれが初めて読んだブロックの小説。これではまった。
    と言っても、読みきるまでに文体に慣れず、半分読むのに1ヶ月くらいかかってしまった。そして半分を越えたところで急激に面白くなり、一気に読み終えてしまった。
    できればシリーズ1作目から読んで欲しいが、そうでないならこの本から読むことをお薦めする。

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    2009年10月04日