【感想・ネタバレ】おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1のレビュー

あらすじ

あんたもおかしなことを聞く人だね。はき馴れたジーンズをわざわざ古着屋に売るのは、いったいどんなやつかだって? 考えてみりゃ確かに妙だよな――。ささいな好奇心が思わぬ災難を招く表題作をはじめ、狙った魚は決して逃さない釣り師、依頼人を無罪にするためなら手段を選ばぬ辣腕弁護士、自分を殺した犯人を見つけるまであの世に行けない男の話など、当代随一のストーリーテラーの手になる、とびきり面白い初の短篇集。

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Posted by ブクログ

短編集の「打率」ってどれくらいですか?
個人的には、まあ・・・3-4割、書き下ろしアンソロジーだと1割切る場合もありません?
これはすごいですよー!

あちこちのアンソロジーでちょこちょこ見かける人ですが、まとめて読んだのは初めてでした。

前半、全打!
無駄のない文章でサクサクと結末へ。
それも切れ味が半端じゃない。
きっさきの鋭いこと。
首筋がぞくっと来る珠玉の掌編ぞろいです。

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2014年11月04日

Posted by ブクログ

ローレンス・ブロックは短編がうますぎでしょう、もちろん長編もうまいつーか面白いつーか大好物ですけど、今日日ここまでエレガントに上手な短編書く人は国際法か何かで保護スべきと思います!

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2012年10月12日

Posted by ブクログ

ローレンス・ブロックの短編集1です。すごく良かった。私はあまり短編を読まない方ですが。珠玉の作が満載で。最初から最後まできっちり楽しませて頂きました。すごーい。まえがきのローレンス・ブロックの言葉が又、良い。「短編小説は愛の産物である」「作家が短編小説を書く唯一の理由は自己満足の為である」「これらの作品を書くことで得られた喜びと同じだけの喜びが、読むことでも得られれば、幸いである」なんとも、にやりとしたくなります。

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2011年07月31日

Posted by ブクログ

【収録作品】食いついた魚/成功報酬/ハンドボール・コートの他人/道端の野良犬のように/泥棒の不運な夜/我々は強盗である/一語一千ドル/動物収容所にて/詩人と弁護士/あいつが死んだら/アッカーマン狩り/保険殺人の相談/おかしなことを聞くね/夜の泥坊のよう/無意味なことでも/クレイジー・ビジネス/死への帰還/窓から外へ
 切れ味が鋭く、皮肉が効いた短篇が多い。

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2019年01月04日

Posted by ブクログ

星新一の短編のような見事な「落ち」と村上春樹の小説にでてきそうなちょっとシックで癖のある登場人物。面白いです。通勤電車のお伴にもよさそう。
そうそう、村上春樹が、どこかで、長編を書くのは苦しみで、短編は楽しみ、と書いてましたが、ローレンス・ブロックもそのようなことを本書の「まえがき」で述べています。いわく「短編小説は愛の産物である(中略)作家が机に向かって短編小説を書く唯一の理由は、自己満足のためである」と。

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2010年09月19日

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