ローレンス・ブロックのレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
アメリカの作家ローレンス・ブロックの長篇ミステリ作品『八百万の死にざま(原題:Eight Million Ways to Die)』を読みました。
『殺しのリスト』、『殺しのパレード』、『頭痛と悪夢―英米短編ミステリー名人選集〈4〉』に続き、ローレンス・ブロックの作品です。
-----story-------------
〔マット・スカダー・シリーズ〕
アームストロングの店に彼女が入ってきた。
キムというコールガールで、足を洗いたいので、代わりにヒモと話をつけてくれないかというのだった。
わたしが会ってみると、その男は意外にも優雅な物腰の教養もある黒人で、あっさりとキムの願いを受け入れてくれ -
Posted by ブクログ
前回の「短編画廊」はホッパーメインのコンセプト、今回は多種多様の絵を題材に繰り広げられている。ダヴィンチからゴッホ、北斎迄!
ボリュームあると感じたけれど、読み始めるとなかなか楽しく、啓されている絵を見ているだけでもすっかり『その世界』に入り込み、作者の妄想カオスの世界へ泳ぎ出していくような気分は愉悦。
色々な訳者が腕を振るわれているけれど、古澤さんと田口さんしか知らない。でも皆さん、なかなかいい語感。
コナリーが展開するのは流石❓当然?ボッシュの「快楽の園」な~~んか笑える。
題材のまな板の上で乱舞若しくは混迷、狂気の老若男女の動きに唖然とするのもあり、ん?というのもあり、理解に苦しむ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
エドワード・ホッパーの絵画から生まれた十七の短編。
それぞれ全て異なる作家の手によって物語が編み出されており、短編好きも、絵画好きも、うまく取り込まれてしまう。
正直なところ、絵画を眺めているだけでも楽しい。
絵画は、18枚修められている。一枚は、読者が自分で話を作ってみてね、という序文の心憎さよ。
翻訳物なので、独特のクセがある。
決して変な日本語ではないし、つまらないわけでもない。
翻訳者も12人(贅沢!)いるので、この翻訳者だと合わない、といったことがあるわけでもないのだが、やはり「ニュアンス」「空気」という見えないものを取り入れることは、難しいのだろうか。
「キャロラインの話」はある -
-
-