ダン・シモンズのレビュー一覧

  • イリアム(上)

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    3つの別々の物語がそれぞれとても面白くて、この後、後編でどの様に関わり合っていくのかとても楽しみ!
    最初は、わからない言葉が沢山出て来て読むのが大変だけど、読んでる内に物語について行けるようになると、もう読むのを止められなくなる(#^.^#)
    ギリシャ神話は好きな方なので、とても楽しんで読めた。歴史ももっと読んでみたい!
    マーンムートのキャラクターが好き!

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    2011年03月10日
  • ハイペリオン(下)

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    ネタバレ

    ほぼ、巡礼団全員の物語が語られ、とうとう目的地に到着した一行。そこに待ち受けるのは、人間には及びもつかない事象、世界。
    果たしてその先に待ち構えている結末は・・・というところで終了。続きは「ハイペリオンの没落」へ

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    2011年02月12日
  • ハイペリオンの没落(上)

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    「ハイペリオン」の続き

    これまで、各登場人物の物語が主軸だったが、いよいよ物語はシュライクの謎に迫る。

    作者がアメリカ人というところから、ユダヤ教、キリスト教に関する要素が色々織り込まれており、それらを理解していると、物語を通した作者の価値観等もイメージできて面白い。

    途中であるが、ユダヤ教への回帰、賛美の色合いを感じる。つまり、畏怖、恐怖の伴う神像。赦しを特徴とするカトリックの神像とのせり合いを感じる。

    アジアのイメージも若干出てくるが、前述の記述が熟慮された上でのものであるがゆえに、一層ぼんやりした表現が目立つ。

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    2011年02月12日
  • オリュンポス1

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    イリアムからの続編。独立していたモラヴェックパートとギリシア神パートと古典的人類パートがひとつになっていく。

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    2011年02月12日
  • イリアム(下)

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    わははははは。上下二冊でいったい何ページ読ませたと思ってんだ!話を広げられるだけ広げておいてここで終わりかい(笑)!こりゃもう『オリュンポス』(こんどは三冊だよ)も読むしかない。それは間違いない。ギリシャ神話なんか読んだことなくても、量子テレポーテーションの仕組みがわからなくても、シェイクスピアやプロスペローを知らなくても、こんなにワクワクさせてくれるなんて。やっぱりシモンズすごい。マーンムートとオルフの友情、ホッケンベリーのやけっぱちぶり、話が進むうちになんだかかっこよくなってきちゃったディーマン、と登場人物は魅力たっぷりだし、本筋に全然関係なく飛び出す小ネタの数々(最初から読み直して全部こ

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    2011年08月06日
  • オリュンポス3

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    「オリュンポス3」ダン・シモンズ/酒井昭伸 訳
    SF叙事詩。土色。
    「イリアム」シリーズ最終巻。

    シモンズのイリアム世界も終幕を迎え、古典的人類、イリアス、モラヴェックの3ストーリーがごたまぜになって大団円。
    一応、順当なハッピーエンドになるんでしょうか。
    相変わらず圧倒的な世界観と、物語舞台の色彩感は脱帽!のひとことです。

    ただ本作で最終巻ですが、前作(「オリュンポス2」)までで広げた大風呂敷を畳みきれてない感じが。
    セテボスはどうなったの?<静寂>の正体は?ポストヒューマンの思惑は何だった?ディーマンとキャリバンの決着もついてないし、QT・ファックス・ブレインホールその他の種明かしも物

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    2011年02月02日
  • イリアム(上)

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    すごく楽しみにしてたのに、正直、1ページ読んだだけで「こりゃ無理!」と思いましたね。いきなり訳わからなすぎ(笑)。ギリシャ神話もちゃんと読んだことない私には敷居が高すぎたのかと激しく後悔。でも、『ハイペリオン』も最初に読んだときはいったん挫折しかけたことを思いだし、我慢して読み続けてみたら!これがなんとすばらしい!!今のところ物語の舞台は三箇所。もちろん一箇所はギリシャ神話の世界。そして、あとの二箇所は遠い未来の地球(たぶん)と木星系(笑)。大風呂敷を広げるにもほどがある、と言いたくなるようなスケールのでかさ。ああ、早く続きが読みたいような、もったいないような。ひさびさの幸せ。

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    2011年08月06日
  • イリアム(上)

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    古典的人類たち、自立的で知性あるヴァイオメカニクス生物モラヴェックたち、オリュンポスの神々たち、3つの物語が平行し、徐々に絡み合っていく。
    ボリューム満点というか濃厚な物語。
    個人的にはモラヴェックたちのシーンが一番すき。

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    2010年12月26日
  • オリュンポス3

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    やっと、イリアムの地球、オリュンポスの火星、アーダ達の地球の関係が明らかになり、各々の戦いもクライマックスに。
    が、さらに続くという感じの終わり方でした。
    作者は、続編を書きたいようなのですが、この作品を書いた出版社とうまくいかなくなっているようで、もしかするとこれで終わり?
    なんとも、次を予感させる終わり方ですが、仕方がないのでしょうか?
    それにしても作者のダン・シモンズは、なかなかすごい作家です。



    個人的には、彼のハイぺリオンシリーズが、好きです。4部作で、長い作品ですが。

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    2010年12月05日
  • エンディミオンの覚醒(下)

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     ついに閉幕となったエンディミオンシリーズ。
     ハイペリオンシリーズとの連結も、本巻ではますます明晰になってきていて、シリーズ全体を完結する作品としてしっかりできあがっていました。

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    2010年11月14日
  • オリュンポス2

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    とんでもなく分厚く長い物語ですが、一向に気にならずに続きが読みたくなります。
    QTやら量子やらの説明はよくわからないし、プルーストにもなじみがないですが、ストーリーが読ませます。
    ハードカバー版で未読なので、次の最終刊が楽しみ。

    文庫版の表紙イラストはちょっとひどい。

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    2010年10月21日
  • ハイペリオン(下)

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    ここ終わりですか??!!話はこれからです。
    それぞれのエピソードに全く違った味の切なさ哀しさがあってよかった。女探偵ブローン・レイミアのエピソードが素敵。

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    2010年06月16日
  • エンディミオンの覚醒(上)

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    これも上下まとめての感想しかメモしていなかった…

    えーこうやって終わるの!?
    宗教書かなにかかと思った…。個人で惑星への転位ってスゴイんだけれど、大天使級戦艦とか、ホーキング航法とかのほうが面白いのにな…。
    アイネイアーの死に方が痛かったけれど、最後にオールドアースでの蜜月があって良かった…
    各惑星の、パクスへの反乱描写はたのしかった

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    2010年05月29日
  • ハイペリオン(下)

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    お酒飲みながら読んだせいか、学者の話にはガン泣き。
    それにしても訳者(酒井昭伸さん!)が凄い、神がかってる! ハードボイルドはハードボイルドっぽいし。

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    2010年05月29日
  • ザ・テラー 極北の恐怖(下)

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    好きな素材がちりばめられてるし、面白かったと思う。
    だけど、こちらの持っている史実の情報が少なすぎた。この事件をある程度知っている人のほうが伝奇ホラーとしては楽しめるのでは?
    映画化したらすんごい面白そう。

    ちなみにヒッキーはわりと好きなキャラだ。
    あの品のない小狡さや小賢しさにものっそい親近感と憎悪を感じる。
    憎むべき哀れむべき、すんばらしい小悪党だ。
    んで、身の程知らずで自己中の小悪党らしいラストに涙を禁じえない……orz

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    2010年05月30日
  • エンディミオンの覚醒(下)

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    ハイペリオンから始まってエンディミオンの覚醒に終わる。プロットがかっこいいので、文庫版の上下全8巻は一気に読める。

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    2010年05月04日
  • カーリーの歌

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    8年前に死んだと聞いていたインドの大詩人ダースは生きていた。しかも新作まで書き上げて。編集者で詩人のルーザックはダースの新作を入手すべく、妻子を伴ってカルカッタへと飛んだ。しかし、熱気と汚濁と臭気に満ちたカルカッタは、ルーザックにとっては悪夢に等しい場所だった。ダース本人への面会を拒まれた彼は、インド人の若者から「ダースの死体が生き返ったのを見た」という奇妙な話を聞かされ、独自に大詩人を探そうとするが、暗黒神カーリーを崇める教団の魔の手がルーザックに迫る……。

    1985年度世界幻想文学大賞受賞作。
    ホラー小説としての怖さよりも、想像を絶する現実がこの世界にはあるということがこの作品の醸し出す

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    2010年04月17日
  • ヘリックスの孤児

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    「ハイペリオン」や「イリアム」にハマった人には、お勧めの短編集です。とはいえ、未読の方でも冒頭の「ケリー・ダールを探して」や「カナカレデスとK2に登る」など、味わい深い短編で結構楽しめると思います。各短編の前に作者の序文がありますが、これを読むとこの方、少々ガンコ親父かも、、。

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    2011年09月20日
  • ヘリックスの孤児

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    2010年の読み初めはこれ!と決めて、暮れに届いてから楽しみに置いていた。なんといっても「ハイペリオン」番外編となる表題作が収録されているんだから。数年前のSFマガジンですでに読んでいたけれど(その号はハイペリオン特集号で、もうなめるように楽しんだ)すっかり内容を忘れていた。まるではじめてのように読みながら、あらためて、自分がいかにハイペリオン世界を愛しているかしみじみわかった。大叢海、炎精林、地下迷宮、聖十字架、森霊修道士…私にとってハイペリオンは、時空を越えて、実在と変わらないものとして、つまり、確かな存在感と茫漠としたつかみどころのなさを併せ持つものとして存在している。

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    2011年09月06日
  • カーリーの歌

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     世界幻想文学大賞を獲得した、ダン・シモンズのデビュー作です。
     ダン・シモンズは『ハイペリオン4部作』で名声を博していますが、SFオンリーの作家ではなく、ホラーやアクション物も書いています。とにかく長編が得意な人で、どの作品でも一度読み始めると止まらなくなりますね。
     本作は、アメリカの詩人が、何年か前に死亡したはずのインドの有名詩人が生きていて、その新しい詩をアメリカで発表するためにインドはカルカッタを訪れることによって始ります。
     カルカッタの雑然とした状況と得体の知れない人物達が、ある大きな悲劇を引き起こすのですが、とにかく圧倒的な筆力でのめり込んでしまいました。
     なお、本作のテーマ

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    2009年10月04日