ダン・シモンズのレビュー一覧

  • イリアム(上)

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    いやぁ、手こずりました。
    こんなに読むのに時間が掛かった本は、同じくダン・シモンズの『ハイペリオン』シリーズ以来かも知れない。
    設定が何となくわかってきて、登場人物の相関関係もだいぶ理解できて、やっと読むペースが上がりました。
    冒頭のホッケンベリーの独白で挫ける人もいるんじゃないかなぁ。
    そこを乗り越えられると、ワクワクする世界が待っています。

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    2012年05月21日
  • ハイペリオン(上)

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    船員一人ひとりの長い身の上話を聞かされるのが苦痛。これだけで上下巻終わるっていうのにちょっと引いてしまった。4部作だということを知らなかった。エンディミオンは別シリーズだと思っていた。

    話は面白いし訳も良くスラスラ読めるからこれを苦痛と言ってしまうのもおかしいかもしれないが、早く先の展開が読みたいのにずーーーっと船の中で巡礼にいたるまでの話をしてるだけでつまらない。

    これに限らずどんな小説でも回想はつまらないよね……。

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    2011年10月29日
  • ハイペリオン(上)

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    ハイペリオンシリーズに到着

     以前、巨人シリーズの次には「降伏の儀式」(確かダンボさんのお勧めだったかな?)もしくは「ハイペリオン」(これはみのお勧め)の計画だったが、ようやくゲットしたため再び読書開始。

     後編というか本編と思われる「ハイペリオンの没落」もゲットしている。それぞれ上下巻だから合計4冊。1週間は楽しめそうだ。おもしろそうなら次のシリーズ「エンディミオン」もゲットしてみよう。

     最初の感想は、とかく難解。著者をちょっと調べてみると、やっぱり「もったいぶった文式を持つ作家」だそうだ。加えて日本語訳があまりうまいと思えないからだな。何度もページを戻らないと独特の単語につまづいて

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    2011年09月16日
  • ハイペリオンの没落(上)

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    映像を読むのか筋を読むのか

     読書にはいろんな楽しみがある。まるで目の前で繰り広げられるような絵巻という感触を楽しむという意味において「ハイペリオン」は存在価値が十分にある。しかし、謎が解き明かされるのか、そして謎解きはクリアかという意味では、私はあまりいい評価を与えることができない。そもそもこの手のストーリーがあまり好きではないからかもしれないが。

     バケツがひっくり返るほどの大きな展開は、もちろん「ある」。それはそれでクライマックスを作り出すに十分なストーリーだ。しかし、大味なんだな、それが。アメリカ的というかなんというか。緻密さに欠ける。精密機器が苦手な感じがする。最初に書いたよう

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    2011年09月16日
  • オリュンポス2

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    二巻目で、この世界の成り立ちのなぞ解きが始まります。火星と地球の関係、古典的人類とポストヒューマンの関係。この物語の一つの仕掛けである、量子テレポーションの原理。そして3巻目では、何が待っているの。文庫本の3巻目は、今日発売になるはずです。結末が楽しみです。

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    2010年11月10日
  • オリュンポス1

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    イリアムの続編。火星にギリシャ神話の神々とトロイや戦争の人々がホメロスのイーリアスさながらに戦っていた。学師ホッケンベリーの取った行動によってイーリアスとは異なる展開が始まる。イリアムでは、別々に進んでいた火星での話と地球の話が交差していきそう。今後の展開は、2と3によってあきらかになるか。

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    2010年10月29日
  • エンディミオン(下)

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    この第3部は実はデ・ソヤが好きです。敵役として登場ですが・・・。
    第3部は4部のラストに出てくるエンディミオン自身が昔を語る・・・みたいな語り口で描かれているんですが・・・4部を読んだ後に読み返すとせつない箇所が多々あります。

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    2009年10月04日
  • エンディミオン(上)

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    前作のハイペリオンの没落から一気に300年の時が経っています。(「えー・・・300年前の皆の頑張りはなんだったんだろう」とショックを受けなくもない世界になっていり・・・)
    前作の主人公の一人、ブローン・レイミアの娘アイネイアーとハイペリオン出身のエンディミオン、そして4部で正体のわかるA・Tベティックの3人がいくつかの惑星を巡るというオズの魔法使いになぞらえているらしいストーリー。

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    2009年10月04日
  • 殺戮のチェスゲーム(上)

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    ダウナーでエロス。
    凶悪で世界を裏から牛耳るサイコハッカー達に立ち向かうお話。
    近寄っただけで肉体はおろか脳内分泌物質までコントロールされるなんてめちゃくちゃです!

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    2009年10月04日