ダン・シモンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハイペリオンシリーズに到着
以前、巨人シリーズの次には「降伏の儀式」(確かダンボさんのお勧めだったかな?)もしくは「ハイペリオン」(これはみのお勧め)の計画だったが、ようやくゲットしたため再び読書開始。
後編というか本編と思われる「ハイペリオンの没落」もゲットしている。それぞれ上下巻だから合計4冊。1週間は楽しめそうだ。おもしろそうなら次のシリーズ「エンディミオン」もゲットしてみよう。
最初の感想は、とかく難解。著者をちょっと調べてみると、やっぱり「もったいぶった文式を持つ作家」だそうだ。加えて日本語訳があまりうまいと思えないからだな。何度もページを戻らないと独特の単語につまづいてしまう。しかし、それらに慣れるとなかなかおもしろくなってきたかなというところ(現在上巻の77ページ)。多彩な登場人物はアーサーヘイリー流だが、それぞれの登場人物はどうやら使い捨てされずに最後まで残るようだ。この意味で、アーサーヘイリー流ではないな。
まもなく携帯型ビデオプレーヤーも通勤の友となるが、これだけ読書が楽しいとMP3プレーヤと文庫本の方がやっぱり便利かなと思ってしまうな。ま、読む本が無くなったとき(そんな時があるのか?)に映画に戻ることにしよう。
「ハイペリオン」を読破した。この上下巻は、謎の提示と登場人物の説明で終わっている。私は今日から続編であるところの「ハイペリオンの没落(以下、没落)」へと進んでいるが、作品発表の時期は「ハイペリオン」から「没落」まで約1年の開きがある。よく待つことができたものだ。また、続編を見ないでハイペリオンだけで各種SFの賞に推薦した選者の予測能力に驚く(私ならハイペリオンだけでは推さないだろう)。
まだシリーズ全体でいえば1/4も終わっていないのだが、ここでの感想を書くと「イマイチ乗り切れない」というところだろうか。「没落」での謎解きの正当性によるとも思うが、この作品が「知性を持ったコンピュータ」という仮設に立っていて、私がその仮設がきらいだからだろう。
コンピュータ、言い換えれば人造物が知性を持つことは無いと私は思う。だから乗り切れない。Full of Stars のクラークのように(もちろん「2001年宇宙の旅」である)、究極の知的生命体とう設定は、その起源が人類が作ったコンピュータではないからこそ共感できるのであって、「ハイペリオン」の仮設はちょっと・・・・。
ま、ストーリーとしておもしろいからその辺はあまりこだわらずに「没落」を読むことにする。「没落」にもよるが、さらなる続編「エンディミオン」は読まないかもしれない。 -
Posted by ブクログ
映像を読むのか筋を読むのか
読書にはいろんな楽しみがある。まるで目の前で繰り広げられるような絵巻という感触を楽しむという意味において「ハイペリオン」は存在価値が十分にある。しかし、謎が解き明かされるのか、そして謎解きはクリアかという意味では、私はあまりいい評価を与えることができない。そもそもこの手のストーリーがあまり好きではないからかもしれないが。
バケツがひっくり返るほどの大きな展開は、もちろん「ある」。それはそれでクライマックスを作り出すに十分なストーリーだ。しかし、大味なんだな、それが。アメリカ的というかなんというか。緻密さに欠ける。精密機器が苦手な感じがする。最初に書いたようにアーサー・ヘイリーのにおいがきついという感じかな。同じアーサーでも、クラークとは異なる。
絶賛されたSFではあるが、私はこのシリーズである「エンディミオン」を読まないことに決めた。次は適当に買った古本である。