えれっとのレビュー一覧
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購入済み
イラストやゲーム、映像など、クリエイターの世界を舞台としたやり直しモノ。
漫画版もアニメ版も、作画がよく、創作の世界の厳しさなども交えて見ごたえがあった。
ただし、原作に追いついたのか、結構投げっぱなしで終わってしまうので注意。
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ネタバレ 購入済み
シノアキの問題をどうやって解決するんだろうと興味深く読み進めていたら、結局は「命を削って頑張るしかない。それがクリエイター」みたいな半ば思考放棄みたいな落ちなのは残念だったが、それを受けて描かれた恭也の覚悟的な部分はわりと良かった。
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購入済み
鬼作
「たとえぼくたちの青春ラブコメがまちがっていたとしても、」どれだけ間違おうと決して前に戻ってやり直すことができない一回限りの現実の生において、読み返しさえすれば何度でも同じ場所に戻れる虚構作品の意義とは何なのかを問う、心に重く響く傑作。ラノベ作家多しといえど、こんな短編を書き得るのは著者ぐらいだろう。
葉山が迷走する話もわりと好き。
4冊のアンソロシリーズでは今巻が全体的に一番レベルが高かったと思う。 -
購入済み
良かった♪
ストーリーなどは別として、個人的感覚では3巻〜5巻くらいで完結してくれる小説は丁度良いボリュームかと。
各種ネーミングがDQNなので読み辛かったのはあるけど、テンポのある展開だったし愉しく読める作品ではあった。
もっと読み手の事を考えてくれると星五つでも良かったんだけどね。 -
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Posted by ブクログ
瑠璃が自身を喪失してしまう話である。主役不在から展開する物語としては、収束するはずの終盤がちょっとわやになってしまった感は否めない。バトルもごちゃごちゃしちゃったし。
高いレベルで描いていると思うのだけど、ストーリー展開上、持ち味である瑠璃との掛け合いが激減した点も、一冊として見ると不味い点だっただろう。
店仕舞いのために仕方なかったかな、とも思うけど。残念ではあった。
足早な終わりに、四巻での完結。これはまあ、ライトノベルの業界ではよくあることで、語るべきことはないだろうが、とりあえずお疲れさまと記しておきたい。
新人とは思えないくらいしっかりとした描き方で、この巻でもたとえば主 -
Posted by ブクログ
今回は季節外れではあるが正月の話。霊や人間を相手にした一、二巻とは違い、今回は獣霊が相手。バトルバトルしている。
翠メインの話として、守護獣再契約の儀と獣霊復活の二つの話をメインに展開してよくコンパクトにまとまっているのだけど、少し風呂敷の広げ方が慎重すぎる感もある。
もうちょっと冒険してもいいのではないか、と読者は無責任に思うところである。
しかし、新キャラ・月長のポテンシャルの高さには目を引くものがある。メガネ、毒舌、イケメン、クール、中間管理職ポジション……。
それだけに、雑なボケを振られていてちょっとかわいそうでもある。はなはだ余談であるが。 -
Posted by ブクログ
関西からの新たな刺客により、物語はさらに「コント」「下ネタ」「ツッコミいじり」という武器を兼ね備えた。
そうしてお笑いの道へと先進する高巳。ボケ3ツッコミ1という恐るべきアンバランスのなか、彼はその正道を歩めるのか。続巻に期待がかかるところである。
本当は星5つを付けたいところなのだけど、ややぎこちなく見える箇所もあり、物語が少しメインストーリーに固化し過ぎている(幅が狭い)ところもあったので星4つ。
とはいえ、新人作家さんとして見返してみると、この安定した描き方は末恐ろしいものを覚える。普通に面白かった。MF文庫の編集部が優秀なこともあるのかな。 -
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Posted by ブクログ
MFの新人3作品が今までの「MFらしさ」とは少し違っていると聞いたのでとりあえず1冊買ってみようと思ったのが本作。
確かに「お笑い」そのものがメインというラノベでは結構レアな感じ。
あらすじから霊の話が結構出てくるのだが、その霊が昔のライバルとか父親とか重い、重い!www
笑いのクオリティが格別高いというわけではないが、事あるごとに瑠璃がボケて孝巳がツッコムという約束された流れが、それだけで関西人としては美味しいです^q^
有働瑠璃がメインヒロインとも思えず、かといって主人公でもないし、なんというか彼女はどちらかと言えば「師匠」とか「大御所」とかいう言葉が一番似合いそうw
ヒロインは鴫原翠