えれっとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の紺野孝巳が、有働瑠璃と鴫原翠という2人の霊感持ち美少女とともに、学校で起きる幽霊にまつわる事件を解決していく、といったところ。
また、かなりの頻度で孝巳と瑠璃との漫才が行われるのも特徴的だった。というか二人の会話のほとんどが漫才だった。
まあまあ面白いのだが、この1巻だけ見ると少し物足りない。
作者のデビュー作ということもあるのか、前半の物語のつかみがちょっと弱く感じる。
巻のラストでようやく物語の舞台が整った感じで、「あぁ、1巻は全編に渡って導入編だったんだな」ということに気付かされた。
むしろ2巻以降が本番でこれからどんどん面白くなるのだろう、という確信に近い予感はさせてくれた。 -
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Posted by ブクログ
紹介文だと美少女と一緒にお笑いやる話っぽいけど、死者の意志が云々とか意外とシリアス。そして最後は異能バトル展開。
で、300ページに満たない分量でそれらの要素を無駄なく詰め込んだあたりは高く評価したいなと思います。
思いきってキャラの数を絞ったのが良いのかな。MFJにしては珍しいかもですが、美人美少女の安売りじゃない。主人公とメインヒロインと、あとはライバル役の女の子が一人出てくるくらいです。
主人公は霊障とやらに悩まされているという設定が、ファンタジーな感じではなく、亡くなった中学時代の友人が……みたいな結構真面目な話。だから、それとお笑い要素を組み合わせたら不謹慎な内容になってしまいそ -
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Posted by ブクログ
空口真帆、通称黒魔法。特技(?)と趣味は黒魔法。担任の永音先生の使いっぱしりをさせられつつ、憧れの一之瀬先輩がいる演劇部で練習に精を出す毎日だ。そんなある日、真帆のクラスに転校生がやってくる。名前は宮脇弥生。彼女は「私、生まれつき不幸なんです」と自分で言うくらい、小さな災難にこれでもかと見舞われ続ける体質だが、まったくめげない可愛らしい女の子だ。しかし真帆は、彼女の回りに悪魔が浮かんでいるのを見てしまい、永音先生の命令で生意気な後輩・神門と一緒に調査する羽目になる。「こんなところを一之瀬先輩に見られたら誤解される!」とやきもきする真帆だったが……!? 黒魔法少女の初恋&毒舌コメディ第三弾!
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購入済み
何か一つ話が進むとそれに10倍20倍する分量で退屈で後ろ向きで似たような内容の恭也のモノローグが延々と続くのでうんざりする。
ラストは作者的には衝撃展開のつもりなのかもしれないが、読んでいる側としては「ふーん。まあどうでもいいけど」という感じ。 -
購入済み
都合の良すぎる展開
誰もがきっと夢見る「もう一度過去に戻ってやり直せたら」を、なんの工夫もなくそのままストーリー展開にしたような作品である。素直な展開で絵柄も端正ではあるが、これと行って特別印象に残るところがない作品である。なんと言っても展開が都合良すぎる。
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