宮野美嘉のレビュー一覧

  • 蟲愛づる姫君の永遠

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    ネタバレ

    魁国に飛国の第二王子が嫁探しにやってくる。
    鍠牙の妹を紹介されたはずが、蟲師である玲琳を気に入り求婚する。
    この王子、自分の信念にぶれはないがやっていることは無茶苦茶。
    というか、皇帝夫婦の寝室に色んな人間が無遠慮に入ってくるのはいかがなものか。
    蟲師としての興味から玲琳は王子についていくが、襲われた毒に玲琳も触れて、命ではなく人格が失われてしまう。
    果たして事件の黒幕は誰なのか。

    蟲師の里長問題も決着したが、鍠牙は思っていてた以上に病んでいて…というレベルを超えて狂っていてちょっと引いてしまった。
    これは扱いが大変そう。でもラブラブに見える不思議。
    これぞ割れ鍋に綴じ蓋ということなのか。

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    2021年06月06日
  • 蟲愛づる姫君の宝匣【かきおろしSS付き 電子特典版】

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    ついにかー表紙も二人なのね。初の短編集!って書いてあるけど、これ完結なのかな?もっとこの素敵な夫婦を見ていたかったな

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    2021年05月23日
  • 魔王の贄花嫁

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    魔物と剣士と魔術と呪いと

    いろいろ詰まった内容で、どうなるのかな?次は?と、一気読みしました。侍女のウサギ耳さんの出番がもう少し欲しかったのと、呪いの解けたヒーローとお父様の会話シーンが読みたかったですね。自分的には、少しずつ表情が出てくる夜ギス君が推しでした。耳と尻尾のモフモフしたいです。

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    2020年10月04日
  • 悪魔な妃の危険な婚姻

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     主人子が可愛かった。
     悪魔のせいで、片手で柱が砕ける程力持ちの王女。親しくしてくれる人間が皆無なせいで常識がかなり欠けている。お金の概念は勿論、あらゆる常識がナイ。いくら厄介払いしたいからって、この子を国の代表として送るのはどうかと思う。
     終始困って泣いているので、最近の「なろう小説」にいるような「明るくて鈍感で無双する主人公」が好みな人には合わないと思う。
     嫌いか嫌いじゃないか論争する二人が可愛かった。

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    2020年09月30日
  • 王宮呪い師の最悪な求婚

    購入済み

    ヒーローの台詞が面白い

    初めての作家さん読みです。ストーリー、設定がきちんとしていて、話の流れに山あり良かったです。ラキスの誉め言葉、例え話の裏というか本当に言いたい事を読み取るのが面白かった。エレインは嫌いと言い続けていてもラキスの本質をちゃんと理解していて、でも色恋にはかなり鈍いお約束キャラですが、自分の足で立とうと頑張る女の子は応援したくなります。周りのキャラも、特におじキャラ二人が良かったです。

    0
    2020年09月26日
  • 蟲愛づる姫君の蜜月

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    玲琳の周りの人は悉く斜めに真っ直ぐだ。両親もどうも斜めに捻れてでも真っ直ぐな思いがそこにはある。葉歌もまた、真っ直ぐだ。

    0
    2020年09月13日
  • 蟲愛づる姫君の寵愛

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    コミュニケーションが歪んだ夫婦ではあるが、歪んだ中に想いが感じられる。その分、この歪みが今後の夫婦に何を齎すのか気掛かりである。ただ、2人が2人なりに距離を縮めているのは微笑ましい。

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    2020年08月16日
  • 蟲愛づる姫君の蜜月

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    葉歌の出自・玲琳の母のこと・蠱師の里のことなど、世界観が深まった巻。
    玲琳の力を封じたまま姿を消した葉歌を追って斎へ里帰り。
    追ってくる鍠牙のヤンデレっぷりが加速していてとても良い。
    彩蘭とその夫である普稀の関係もとても良い。
    次巻は鍠牙のデレが更に増してくることを期待したい。

    0
    2020年07月12日
  • 蟲愛づる姫君の寵愛

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    シリーズ2作目。

    キャラはどんどん個性を増していくし、新キャラも個性あふれてるし、読んでてなかなか楽しいです♪
    玲琳の口調が結構頭に残ります(笑)
    あの年齢にして強さと貫禄を感じるのはあの口調も一役かってるんだろうなー。
    玲琳らしくて結構気に入ってます^^
    今回もさくっと読めちゃいました♪ 

    0
    2020年03月31日
  • 蟲愛づる姫君の寵愛

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    鍠牙や周りの人間の病みっぷりが更に増し、どいつもこいつも愛が重すぎてどす黒い。
    かえって玲琳が清廉に見えてくる。
    玲琳は何だろう…正露丸?
    匂いは強烈だけれど効き目は抜群。
    あの匂いを嗅いだだけで治るのでは、という安心感。

    登場人物の範囲が狭いので、一番権力を持っている家臣の家と王がこんな狂っていてこの国は大丈夫なのだろうかと心配になる。でもそれが良い。
    悪役がまた毒々しくて魅力的なシリーズ。

    0
    2020年01月26日
  • 蟲愛づる姫君の婚姻

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    ネタバレ

    蠱や毒を愛し蠱術を操る玲琳は大国の姫君でもある。最初はなかなか強烈な主人公だな、と思っていたが、彼女の行動には全て意味があるしブレがない。
    玲琳は対人間でも毒のある者に惹かれるし、自分の興味のない者以外は顔も覚えない。
    素材は虫や異形のモノだし毒を扱うから命のやり取りも殺伐としているし周囲の人間もクセのある者たちばかりだが、それらが馴染んでくると不思議と愛着がわいてくる。病みっぷりがいっそ清々しい。
    目覚めようとしている鍠牙と玲琳の関係が今後どうなっていくのか楽しみだ。
    表紙は不気味さが抑えられているけれど、コミカライズされるなら蠱は思いっきり描いて欲しい。

    1
    2019年11月30日
  • 蟲愛づる姫君の婚姻

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    蟲や毒を愛する超強烈個性の姫が嫁いた先は、
    魁王国という隣接した小国。

    そこで起こる奇妙な出来事を、蠱術を使い立ち向かっていく。
    というより、蠱師である姫に火がついたとでも言うべきか。
    嫁いでも変わらない個性と行動、蠱術の腕前。
    愛よりもビジネスの人間関係。
    一見淡白・冷酷に思える姫や彼女を取り巻く環境だが、
    読んでいると、
    それをもいいと思ってしまえるから不思議だ。

    続編があればいいのに。

    0
    2019年06月25日
  • 幽霊伯爵の花嫁

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    初めの一冊として正しく「障害(運命の悪戯)からはじまる恋愛もの」定型だが
    「男は優しく女は強く」に沿った主人公がなるほど目を引く

    女性向けライトノベルの主人公は「天然」もしくは「古風」であればヒロインであり
    つまり読者視点は主人公にして愛でる対象たるものの傍にあり
    そうでなく話の軸となる主人公ならば
    天衣無縫で型破りで常識にとらわれずまたへこたれない
    つまり舞台背景に係らず「現代的」(すなわち話の展開に対して「強い」女性)である
    という感じでなかろうか

    この作品で面白いのは主人公が「強い」女性であることを表現するのに
    聡明であるけれど未熟である引き立てを男性側に持たせたところだと思う
    あえ

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    2018年12月08日
  • 幽霊伯爵の花嫁2 ~首切り魔と乙女の輪舞曲~

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    1巻はいかにも少女ライトノベル小説(≒RPGゲーム)分野らしい
    一冊完結完結定型だったので
    では2巻はどうなるか なるほどこうきたか
    でももうひとつやはり軸が弱い感じ
    舞台が「幽霊の居る現代社会」だったらもうすこしやりようあっただろうけれども
    コバルト文庫がなのかもしれないが
    この分野はだらだら続ける(≒丁寧繊細情感色濃描写で織り成す天鵝絨)ものが多いので
    シリーズ全体として起承転結つけた作品が読みたい が
    そういうものを求めるところでないのかもか 

    0
    2018年12月08日
  • 幽霊伯爵の花嫁3 ~囚われの姫君と怨嗟の夜会~

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    かわいいかわいいアシェリーゼお母様が
    余裕の一番人気ですぅ
    性格の悪い息子の嫁はひざまずいて
    悔い改めるですぅ
    というのを思い浮かべたAA付きで
    疑問を書いておくと目枷足枷をつけたのは誰だったのだろう

    まじめに感想かくと
    なるほどこの主人公は突飛である私が間違っておりました
    有閑階級はすることが違う
    そういうキャラクタとか話の展開とか描写はすごく良いと思うのだが
    前巻でも書いたけれどもうひとつ背景に魅力がない
    つまり話として素直に楽しめない(例として恐縮だが『囚人リク』のような意で)
    愉快な仲間(愛玩対象とか下僕も含む)が増えたのは良いが
    いろいろ惜しい作品だ

    0
    2018年12月08日
  • 幽霊伯爵の花嫁5 ~悪魔の罪過と忘れられた愛嬢~

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    ハロルド()
    読者視点としてはもちろん「花嫁」にあるのだけれど
    前巻でも書いたように
    愛でている対象は伯爵親子(母息子とその息子)なので
    少女でなく女子向けライトノベルとして
    「少女」でなく「姫」の「花嫁」化という変遷は
    まこと頷けるものである
    ただそこまで「姫」への物語における重心遷移は
    その相星に過剰な力量を要求するあまり
    結局関係を崩壊させるのでなかろうか
    まだ「乙女」という言い換えのほうが無難な気がする

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    2018年12月08日
  • 幽霊伯爵の花嫁6 ~彷徨う少女と踊る髑髏の秘密~

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    安定の出来ばえ
    後付処理も人物描写もそっけなさが独自の味わい
    結末は「花嫁」ものとしては当然だが
    ずるずる続けるのでないところ感心

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    2018年11月13日
  • 幽霊伯爵の花嫁7 ~闇黒の魔女と終焉の歌~

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    完結
    大団円のハッピーエンド
    ぼっちのまま幽霊になったかたがたがグギギとかなってないか心配というか
    昇天の条件はなんなのだ
    死んだら外見融通無碍の永久不病不老不死で精神成長も成せるなら
    全人類適当なところで死んだ方が良いのでは
    不穏だけど肉食ならぬ捕食系女子のかたがたはやりかねない
    次回作も楽しみ

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    2018年11月13日
  • 死にたがり姫事件譚 -狼に捧げる恋の話-

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    愛は獲得したので次は恋
    少女小説としての現実味として当然な展開
    キャラクタ個性の突飛さを活かした表現と
    手際よくまとめる構成はかわらずおみごと
    この話は終わってしまうらしいが
    さらにいろいろな種類の話が読めれば楽しみ

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    2018年11月12日
  • 鬼愛づる歌姫

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    あいも変わらず達者極まりない第一巻
    構成はややはっきりしないところあるけれど
    主要キャラクタの魅力提示という点において
    全少女女子向けライトノベルにみならってほしい巧みさ
    この作者作品ではファンタジー要素のない作品を読みたいかも

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    2018年10月26日