宮野美嘉のレビュー一覧

  • 幽霊伯爵の花嫁4 ~偽りの聖女と地下牢の怪人~

    Posted by ブクログ

    主人公とお相手がくっついたり離れたりするのが主で
    各巻各話ごとの登場人物たちの立ち居地立てが副
    それが女子向きライトノベルというものだが
    (男子向きだと題材がバトルに変わるだけでおんなじ)
    今巻はそのバランスがもうひとつ
    名探偵と真犯人の真相解説独演会なんてどうでもいいから
    コルドン伯爵家(当主とその母と息子)を愛でさせろが本当だとしても
    使用人が伯爵を愛でていることを説明するのは地の文でなく描写でするべきなように
    あとフィナが能力も立ち居地も便利すぎて使い方が難しい
    主人公とその下僕たちの勢力が拡大一途なので対抗馬の欲しいところである

    0
    2018年12月08日
  • 荊姫と嘘吐きな求愛

    Posted by ブクログ

    あとがき曰くこれまででもっとも正統派主人公
    それでも他作者作品と比較にならない型破り
    話の転がっていく先が読めなくて楽しいのだが
    やはりいつもと同じく破れ鍋主人公に綴蓋相手役を用意して
    2人の出会いを通してキャラクタ描写をするだけで消費しつくす感じ
    この特異なキャラクタが世間を超越して暴れるところがみたいのだが
    作者の興味があそのあたりにあまりないのがもったいない
    小説として完成度は低い

    0
    2018年10月25日
  • 魔王の贄花嫁

    Posted by ブクログ

    魔王のもとへ嫁いで、ついでに殺してくるよう言われる。

    周囲がふわもこだらけ。
    そりゃ変態とののしられたくなければ、ぐっと我慢です。
    しかし主人公の父親はいい父親です。
    きちんと娘の心のケアーをしてくれています。
    が、結婚相手に対しては…結婚させないつもりですか?w

    生国の汚さがすごいです。
    確かに間違ってないけど…手段選んでません。
    そもそも、そうならないように手を打つべきでは、とか
    思うのですけど、自国に有利な事、しか考えないでしょう。

    で、夫のお父さんはどうなったのですか?w

    0
    2017年09月08日
  • 悪魔な妃の危険な婚姻

    Posted by ブクログ

    政略結婚のため送りだされたのは、呪われた王女。

    ひた隠しに頑張る主人公と、そのまま受け入れる国王。
    この会話が成立しているけれど何かが違う状態が
    ものすごく面白いです。
    それでも何だかいちゃついてきますし。

    国王の姉は一体どういう人なんだ? と思っていたら
    最期には発覚します。
    どうりで何だか爪の甘いというか
    どうでもいい感じだな、と思いました。
    しかし読みが甘いと思います。
    もうちょっと、いけそうな頃を見計らわないと
    何だろう? というだけになってしまいますし。

    0
    2017年08月30日
  • 死にたがり姫事件譚 -狼に捧げる恋の話-

    Posted by ブクログ

    世間の常識からかけ離れまくっているヒロインと
    うっかり飼い主に昇格してしまったヒーロー。

    殺意が色でみえる、というヒロインなのですから
    人の心を絵にする、という人物がいてもおかしくない。
    とはいえ、絵そのものは見たくないです。
    ものすごくリアルに書かれていたら…怖すぎる。

    今回はお兄さんまで出てきているわけですが
    世間体、御苦労さまです、という落ちが。
    お子様から脱出したわけですが、もう片方は
    もうちょっと常識を入れないと先に進まない?

    とりあえず、色々平穏に終わって何より、です。
    事件の発端である、兄妹も…まぁお幸せに?

    0
    2017年08月25日
  • 死にたがり姫事件譚 -黒猫に捧げる愛の話-

    Posted by ブクログ

    首から短剣をさげている主人公。
    そんな彼女に見つかって、追いかけ回される少年。

    いや、これは双方…というか、全員? 何か
    違う方向に付きぬけてませんか?
    従兄弟は何だか…という感じがしましたが
    やはり、な状態でした。
    これは確かに恩義はありますけど、そう思えるという事は
    まっすぐ育ってる、という状態かと。

    何だかこう、すごくねじ曲がって愛を乞うている話です。
    そうと気がつかなかったら、どういう話だ!? と
    突っ込みどころしかない話です。
    とりあえず主人公は、言動も行動も猫っぽいです。

    0
    2017年08月23日
  • 黒衣の騎士と悪女の良縁

    Posted by ブクログ

    美少年愛好家、と名高い主人公の結婚が決まった。
    相手の弟は、これまた素晴らしい美少年で。

    見たら血縁関係が分かる、という
    特技(?)を持つ主人公。
    これに反応する旦那様。
    とくれば、もしかしなくとも…ですが
    どう関係性が出てくるのか。
    読み進めて、納得、です。

    夫婦が、うっかり落ちて行く様も面白いですが
    弟がツンデレのように頑張るのもいいです。
    そんなほのぼの(?)状態ですが、一番怖いのは
    やはり人畜無害そうに見える人。
    地味だろうがなんだろうが、知識をきちんと使える人は
    それだけでも武器となります。
    とはいえ、今回のこれは結果よければ…ですが
    振り回して怪我して終了、になりそうな使い方で

    0
    2017年07月21日
  • 不実な夫の愛し方

    Posted by ブクログ

    夫となる相手は、結婚だけが目的だった模様。

    家に行けば、5人もの子供。
    すでに隠し子が!? とか思ったら、違いました。
    そのうち子供達が何なのか、も分かっていくのですが
    夫となった男がすごい。
    最初からこの内容は…相手を選べば了承されるやも?
    相手がトラブル対処の経験を積みまくっていたので
    何ともなりませんでしたが。

    出てきた人全員、きっちりと職業を使いこんで
    死角なし! でした。
    一番の不幸は…おじさん、でしょうか。
    浮かれたのか、優位に立とうとするから、なのか
    状況を見なかったからこそ、の悪手です。

    0
    2017年06月14日
  • 幽霊伯爵の花嫁7 ~闇黒の魔女と終焉の歌~

    Posted by ブクログ

    妊娠した主人公だが、夫は彼女を置いて仕事に。
    いつものように追いかければ、義息も後を追う。

    決定的に、この親子意思疎通ができてない、と思ったら
    上の代からそうでした。
    言葉にしましょう、言われなくても。
    いやでも言わなくても分かるだろう、と思っている
    自信満々な姿が素晴らしい…。

    昔話は、どこかねじれて伝わっているもの。
    それまで搾取していたのだから、される側になったとて
    仕方がないと言われれば仕方がない?
    とはいえ、毎度のことながら、夫はすごい。
    なぜ分かった、と突っ込みたい。
    そして主人公…さらっとやってますが
    普通の人でしたよね??

    3家族入り乱れ、大事なものを教わった感じです。

    0
    2017年04月21日
  • 幽霊伯爵の花嫁5 ~悪魔の罪過と忘れられた愛嬢~

    Posted by ブクログ

    仕事によって、記憶を10年分なくしてしまった夫。
    その隣で、妻は記憶を取り戻すため行動する。

    他に墓守いたのか! という今回。
    確かに、1家だけでカバーできるものではないです。
    別の家の当主と、追いかけてきた女の子。
    一体どういう関係かと思ったら…。

    今回、人間関係がすごいです。
    こちらは色々ややこしくなってますが
    そもそも言葉を使わないから、ですし
    あちらは言葉を駆使していますが
    守る事に重きを置いている模様。
    そして夫、影が薄いの巻?w

    最後、別の意味で怖い事になってます。
    頑張れ青少年(笑)

    0
    2017年04月07日
  • 荊姫と嘘吐きな求愛

    Posted by ブクログ

    ついに兄から後継者の椅子が回ってきてしまった主人公。
    しかし彼女は、自他とも認める筋金入りの男嫌い。

    を、解消させるために付けられた、男の部下。
    やる気がないだけかと思いきや、な部下の
    腹黒さも…いや、ナチュラルに黒い?
    主人公は女性至上で、思わず惚れてしまいそう(笑)
    しかし部下、一体学園で何をしてきていたのか。
    すごく気になりますが、多分カオスな学園生活かと…。

    嫌な事は嫌と言わなければいけない。
    けれどそれをまだ知らなければ?
    まずこうなるものです。
    なので、作中一番可哀そうかと思われる従兄弟も
    恋にするにはありえない人、の分類になるわけで。
    ものすごく、同情してしまう場面でした。

    0
    2017年04月07日
  • 幽霊伯爵の花嫁4 ~偽りの聖女と地下牢の怪人~

    Posted by ブクログ

    急ぎの客がやってきて、その日から屋敷に滞在する事に。
    それが周囲の人々の不幸の始まりだった。

    読み終えて、女って怖っ! というのを
    ものすごく痛感させられました。
    同じ年頃の客人の行動に、どう考えてもいらっとする妻。
    それをまったく気がつかない夫。
    恐ろしいまでにすれ違ってますが、その言動すべて
    普通に思える!? と思ってしまう事のが恐ろしい。
    いや絶対にこれ違うけど、普通に思える…と
    読んでしまいましたが、結果は当然、でした。

    愛の形は人それぞれ、ですが、本当に人それぞれ。
    愛情深い、と、狂気は紙一重。

    0
    2017年03月30日
  • 幽霊伯爵の花嫁2 ~首切り魔と乙女の輪舞曲~

    Posted by ブクログ

    一言の断りもなく、旦那様がいなくなった。

    仕事内容を聞いて、追いかけて行くのもすごければ
    一緒に連れて行くのもすごい…。
    ついでに言うならば、落ちと言うか
    真相がありゃ、な状態。
    言われてみれば思い当たる節が…でした。

    今回は結構スキンシップが多いです。
    鈍感夫は、なんとなく、な感情が多くなってますし。
    いやでもこういうタイプは、一回気が付くと
    面白いぐらい突き進むやも?w
    妻の方は、また楽しいくらい天上天下です。
    そんな理由で、ここまでやってきたとは…。

    0
    2017年03月28日
  • 鬼愛づる歌姫

    Posted by ブクログ

    生まれ育った里を追われて、知り合いの頼って
    都会へ状況した主人公。
    探そうとしてすぐに再会した『兄』は、師匠となった。

    鬼とはいえ、何だかそう怖いものではないような?
    知り合いになってしまえばこそ、やもしれませんが。
    そんな鬼を嫌う兄は、主人公を歌わせようとするわ
    周囲からの評判は散々だわ。

    俺様系かと思ったのですが、俺デレ?
    主人公がですます口調なので、ひたすら差が激しい。
    というか、兄の突っ走り具合と言うか
    思考回路具合が中々すごい。
    シリアスなのに笑ってしまいましたw

    初恋こじらせると、誰しも恐ろしい状態に…。

    0
    2016年12月28日
  • 失恋令嬢の意地悪な先生

    Posted by ブクログ

    人助けが趣味の令嬢と、その主治医をしている青年。

    恐ろしいほど、勘違いが勘違いで動かない二人。
    事情を知って読んでいる分には愉快ですが
    当事者になったら…泣くに泣けない現実w

    基本的に、どこまでも優しい世界です。
    悪い人か! と思った人も…な状態なので
    主人公が危ない目にあうわけでもなく
    周囲も…いや、現実に考えれば大変ですが。
    何だかこう、お約束、のように展開していくので
    勘違いとじれじれだけを楽しめばよろしいかと?w

    お父さん、ちょっと愉快です。

    0
    2016年11月18日
  • 幽霊伯爵の花嫁6 ~彷徨う少女と踊る髑髏の秘密~

    Posted by ブクログ

    "「でしたら、あなたのお母様は私ということになりますわ。だって、私とあなたのお父様は夫婦なのですもの」
    途端に、少女のくりくりとした目が、零れ落ちんばかりに大きく見開かれる。
    「いや、ちょっと待て」
    珍しく動揺した様子でジェイクがサアラに待ったをかけた。しかし、サアラはそれを聞かず、少女を見つめ返す。
    『おかあさんなの?』
    「ええ、そうですわよ」
    唖然とする家人たちの中、サアラは自信満々にそう言い放った。少女はサアラの内側を覗き込むように、大きな目でじっとこちらを見つめてきた。その末に、
    『おかあさん!』
    歓喜の笑顔と共に叫び、ジェイクから離れて抱きついてくる。
    「お前……話をややこ

    0
    2017年03月13日
  • 幽霊伯爵の花嫁5 ~悪魔の罪過と忘れられた愛嬢~

    Posted by ブクログ

    "「もし、お二方。この馬車を停めて頂けませんこと?」
    御者に声をかけるが、返答はない。彼らはひたすら長い鞭を振るい、馬車を走らせ続けている。サアラはううんと首をひねって更に考え、
    「ハロルド」
    今度は隣に声をかけると、ハロルドははっとしたようにこちらを見た。
    「この馬車を停めて頂きたいの。いえーーこの馬車を乗っ取って頂きたいの。出来ますかしら?」
    サアラは穏やかに物騒なことを言う。ハロルドはぽかんと口を開けたが、かりかりと額を掻いて、立ち上がった。
    「奥様がやれというなら、やってみますが……」"[p.79]

    5巻目。
    エリオスがんばれ。
    ジェイクとエリオスが会話してるシー

    0
    2016年08月25日
  • 魔王の贄花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もふもふ好きにはたまらない1冊?(笑)占いにより魔王ウルギスに嫁ぐことになった剣術使いのロロナ。自分より強い男にしか嫁ぐ気のないロロナは魔王がそれに値するのか、そして彼が予言通り国を滅ぼす存在なのかを見極めようとウルギスの観察を始める。ひょこひょこと現れる狼耳、ふさふさと目の前で揺れる尻尾、侍女たちのフワフワとした兎の耳と尻尾。モフモフ大好きなロロナの心はそれを触りたい誘惑と戦う(笑)そして観察途中で気づいたウルギスの正体。夜のウルギスと昼のウルギス。そして…。

    まさか3つもあったとは(笑)彼の性格ですけどね。いつもの宮野さんの描く癖のあるキャラクターが今回はちょっと弱いかも、と思っていまし

    0
    2016年06月05日
  • 荊姫と嘘吐きな求愛

    Posted by ブクログ

    男前で女性から好かれるヒロインがとても素敵でした。
    ヒーローは一癖も二癖もあるひねくれ者で、こちらもなかなか面白い人だったのですが、ヒロインへの「あなたを好きになってもいいですか」というセリフがいまいち理解できず…。
    その言葉が出る時点でもう好きになってるんじゃ?

    魅力的な二人だったのですが、あと一歩足りないなという感じでした。

    0
    2016年01月21日
  • 悪魔な妃の危険な婚姻

    Posted by ブクログ

    世間知らず系ヒロインが苦手なので入り込めなかったけど、その苦手意識がないならお話は面白いと思う。この方の作品はとにかくテンポがいいからコメディ部分が鉄板面白い。

    1
    2015年11月24日