宮野美嘉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アスガント公爵家の領地に現れた子供をさらうという幽霊。
この幽霊捕縛のため公爵家を訪れたジェイクとサアラだったが、幽霊の特殊な能力のため、ジェイクが10年分の記憶を失ってしまう。
そして、バーンスタイン家のギルとミゼルカという墓守が乗り込んでくる。
この幽霊はバーンスタイン家から逃げ出したというのに、傲岸不遜なギルは訳を説明しようともせず、取りつく島もない。
しかし、やっぱりサアラは最強だった。
ジェイクに忘れられ、他家の墓守に無礼な態度をとられても、最後に勝つのはサアラ以外にはあり得ない。
今回は、いつも痛々しいほど早く大人になろうと背伸びしているエリオスにも、新たな出会いが。
前途 -
Posted by ブクログ
ネタバレお約束の記憶喪失話って期待してたんですけど、前巻ほどのニヤニヤはなかったかも。10年分の記憶を失ったってことで、普通なら落ち込むサアラになるはずが、やっぱり斜め45度なのか、ジェイクが自分を忘れているのはいいけど、ジェイクがエリオスを忘れるのはダメって、予想もできないことを考えていました。
新キャラのバーンスタイン伯爵家の親子が出て来ましたけど、こっちも大変癖のある方々で。最初はギルとミゼルカは恋人同士かと思ってたら、まさかの親子。42歳なのに10代に見えるのって反則だと思います。。今回はエリオスに年上の彼女ができそうですけど、怖いパパがいるから、エリオスも大変ですね。
最後はジェイクの記 -
Posted by ブクログ
ネタバレサアラは自分が思っていたよりも危険な人物だったのだと再認識した三巻。アシェリーゼ様のこと言えないくらい情緒不安定な気が・・・
しかし、サアラが思いの他真っ直ぐなやり方で殺人に走ったなと思ったけど、相手がジェイクなら止めてくれると思ってたんだろうか?もちろん殺してやりたいっていうのも嘘じゃないんだろうけど、アックスを突き落とした時とかも、ジェイクなら助けて自分を追っかけてくると予想した上での犯行だったとしたら、これは盛大で危うい紙一重なデレなのだろうか・・・そう考えると、巻き込まれたアックスが不憫な気も・・・しないな。正直、私もいらっとしましたから。
ムカつく人間もいっぱい出てきましたが、不思議 -
Posted by ブクログ
キャラクターが物語を牽引するとは、こういうことなんだなぁ。
目から鱗というか…いいものを読ませてもらいました。もちろん話の完成度や伏線の張り方もしっかりしていて、ピースが何気なく嵌る一瞬が小気味良い。新人さんながら過不足のない非常に読み進めやすい文章であることも相まって、すごく楽しい読書だった。
「ん?」と思う所は確かにあるのだけど、そこで引っかかると一気にすべてが白々しく感じてしまう危険性さえも孕んでいる違和感の余地だってあるのだけど。
自分の全てを肯定したいと言いしたたかに生きるヒロインが私にとっては大変魅力的だったので、最後までページをめくる手が止まりませんでした。本当に、こういうのって -