宮野美嘉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書だけはこのシリーズの中で再読のはずなのに、数年空くと全く内容覚えていませんでした。最後の最後のどんでん返しまで全く展開が読めず、とても楽しかったです。
中世のヨーロッパ諸王朝もそうですが、本作魁王家も血縁のある家同士が婚姻を結んでいるので、世界史の授業のときみたいに途中頭がこんがらがりかけました。
「恋という感情は毒」という言葉に考えさせられました。「恋」という単語だけではとてもキラキラとしたイメージがありますが、実際は辛く悲しいことばかりが記憶から呼び起こされてしまう。人間にとって恋という感情は必要か不必要か...私は傷付くとも多いですが、かけがえのない感情だと思っています。
夕蓮 -
Posted by ブクログ
確か自分が高1くらいのときにシリーズ物と知らずたまたま表紙に惹かれて購入した本が、シリーズ物でしかも2巻だったというのを最近知って、1巻買いました。4年越しくらいにやっと物語の始まりを知りました。2巻は今から再読しようと思います。
蠱師であり斎の皇女でもある主人公の玲琳の突飛な行動に驚かされつつ、主人公は勿論登場人物全てのキャラにワクワクさせられながら読めてとても楽しかったです。
ストーリーのテンポ感も非常によく、一気読みしやすい作品でした。
私はビジュアルのキモイ虫や人に害のある虫が苦手なのですが、物語に蟲が出てくる分には全然不快感は無かったです。
調べてみると今では12巻まで出版されて -
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購入済み
うぅ〜ん、少し物足りない
暴君が、実はとても不器用な優しさを持ち、愛に満ちた彼女を愛していくのはストーリーは良かったのですが、本当の意味で分かり合えたのが本当に最後だったので、もっと二人が両思いになってからも読みたかったです。
挿絵を含め、絵はとても綺麗で好きです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「さくら花店」を読んだ時にも思いましたが、何とまあ毒まみれの文章で。
話として毒を扱っているからという単純な理由ではなく、登場人物も文章もいい意味で病んでる。
何しろ常識的にまともな人があまり出てこない。
主要人物は大概みんな常識が通じない。
モブほどまともという有様。
名前があるキャラでまともだったのは、恐らく王様の側近くらい。
主人公の姫も、旦那の王様も、姫を嫁にやった女帝も、姫の従者の女性も、王様の母親も、まともじゃない。
中華風の王宮が舞台で暗殺沙汰などの事件も起きるけど、政治的陰謀で起きている訳ではない。
恨みとか陥れたいとか、そういう負の感情でもなさそう。
あるのはただの暇つぶしと