【感想・ネタバレ】蟲愛づる姫君の純潔のレビュー

あらすじ

毒蟲マニア・玲琳王妃またトラブルの予感!

新興国である魁の若き王・楊鍠牙と、その妃である李玲琳。不幸体質の鍠牙は愛する妻にいつか殺されることを夢見ており、玲琳は玲琳で相変わらず毒蟲を愛し、蠱毒の魅力に囚われつづける毎日だが、完全なる政略結婚から始まったこの婚姻関係は、当人たちにしかわからない謎の絆で、どうやらうまくいっているようだった。
そんなある日、王宮に大きな衝撃が! 牙の妹である累姫が帰還したというのだ。実はこの累姫、玲琳が嫁いでくるよりも以前――かれこれ一年ほど前に、旅の途中で盗賊に襲われ、馬車ごと谷底に落ちて死んだはずが戻ってきたのだ。しかし心身ともに深く傷ついた累姫は、どんな医師の治療も受け入れないらしく、万策尽きた臣下たちは玲琳に姫の問診を願い出る。つまり玲琳の王妃という高い地位と、毒とはいえ薬の類いによく通じる知識、そしてなにより空気を読まない傍若無人な性格をもってすれば、誰もなしえない累姫の診療ができるに違いないというのだ。ところが、兄である鍠牙は玲琳が妹に接することを、なぜか快く思っていないようで……? 変わり者の最強王妃と、妻にしか興味がない不幸体質国王の、奇妙奇天烈な結婚生活の明日はどっちだ!?

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夕蓮さんの魔性パワーって、本当に周囲の人々の人生をことごとく破滅させるのね~としみじみ感じた巻でした。側室が面白い感じで絡んできたりしていましたが、別にそこには恋愛などなく、一方、主役の二人はお互いだけが必要な、まさに純愛にしか見えなくなってきてしまうという不思議。

#ドキドキハラハラ #ドロドロ

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

癇癪持ちで手も足も杖も出る少女が可愛くてたまらないとか、本当にこの作品に普通の人は出てこない。
でもお姫様と盗賊の年の差身分差恋愛とか、玲琳と鍠牙の愛と呼ぶには執着が過ぎる思い絆とか妙にツボを突いてくるのがたまらない。
言葉足らずでひっかきまわす里里も可愛く思えてきたし。
しかし、最後は鍠牙に同情していたけれど、累がいちばん悲惨な目に遭っているいると思う。
物語をたたむためなのか、ラスボスが設定された巻。
そして玲琳と鍠牙の関係も確実に変わっている…はず。

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2020年09月06日

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