【感想・ネタバレ】さくら花店 ~毒物図鑑~のレビュー

あらすじ

傷つき病んだ心を呼ぶ店――癒しの花物語。

住宅街にひっそりとたたずむ「さくら花店」。レトロな雰囲気の小さなその店にやってくるのは、心に深い悩みを抱える客ばかり。それは植物たちが、傷ついた人の心を癒そうとして彼らを呼び寄せているからだ。
そんな不思議な花店を切り盛りするのは、植物の声を聞くことができる、店主の佐倉雪乃。悲しい人々を救おうとする植物の願いを受けて、その手助けをするのが雪乃の仕事だ。
今日もさくら花店には、暗い顔をした客がやってくる。
「旦那を殺したら罪になるんですかね…」
呟く女性の心を救いたいと言う可憐な花たちの横で、雪乃はそっと微笑む。
「あなたはここへ呼ばれてきました。花は病んだ人を呼ぶんです。あなたは花に癒されるために、ここへ来たんですよ――」
不思議な力を持つ雪乃を支えるのは、極度の人嫌いでぶっきらぼうな樹木医の夫、将吾郎。
風変わりな夫婦の日々と、植物にまつわる事件を描く、優しくて怖い花物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【購入本】静かな住宅街にぽつんと建っている『さくら花店』。“花の声が聞こえる”店主、雪乃と“無愛想で人嫌い”な夫、将吾郎が織りなす日々の話。そんな2人の元には、今日も心に闇を抱えた客が訪れて──「あなたは、明日も友達が生きていることを信じて疑わないんですね」「私の世話する花たちは、全身全霊であなたを癒します」「世界の全てがあなたの敵に回っても、花だけはあなたの味方です」こんなに温かみを持つ言葉は他にあるだろうか。花だけでなく、周りの人にとってもそうでありたいと思う。

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『植物図鑑』のオマージュ…だろうか…

さくさく読めたが、決してライトな感じではなかった。
接客業としても、身につまされる言葉の数々。
そして、私自身も花とはかなり縁がある人生を送っているので、ごろーさんと重ね合わせて考える人が身近にいたり…続編も読もうと思う。

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2021年10月17日

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