無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
美しく傲慢に、恋する最強ヒロイン再臨!!
サアラは退屈だった。コルドン伯爵家へ嫁いで2か月、夫のジェイクに恋したサアラは、やや一方的な新婚生活を心から満喫していた――10日前までは。仕事で領地を離れたジェイクに、サアラの機嫌は日に日に悪くなり……ついに領地を飛び出して!? 一方、首切り魔の幽霊を捕縛しに来たジェイクは、傍にいないサアラが何故か気にかかり? 「どうやら私はきみが好きらしい」暴走する花嫁と恋を自覚した夫の、予測不能な夫婦関係の行方は!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
“「承知しています。ですが、私が主と同じく、サアラお嬢様とジェイク様の行く末を、心から気にかけているのだということは、どうかご理解下さいませ」
サアラは笑みを引っ込めると、曲げた指を口元に当てて、マリエッタを見やる。
一見女性らしい柔らかさを持ちながら、実は大変男前なこの侍女を、サアラはどうも嫌いではないのだった。男性の好みが近いせいだろうか?
「あなたは、おじ様が好きなのですわね」
尋ねるわけでもなくつぶやくと、マリエッタは虚を衝かれたように一瞬動きを止めた。
「主に忠誠を尽くすのは、当然のこと。それ以上のことなどありません」
「おじ様はとても素敵な紳士ですから、あなたが心を奪われるのも、無理のないことだと思いますわ」
「......あの、サアラお嬢様。私の話を聞いていらっしゃいませんね?」
マリエッタは、微かに困ったような顔をする。
「もちろん聞いていますわ。ジェイク様の良さが分かる女は、この世に私一人でいいというお話でしょう?あなたは、分かりやすく魅力的な紳士に、魅了されていればよろしいの」
にっこりと微笑むサアラに、マリエッタはふわりと柔らかく笑った。
「我が主から、サアラお嬢様とまともにやりあうのは、大変だと聞かされていました。その意味が、よく分かったような気がします」”
今回も良かった。
サアラの行動/言動楽しいなぁ。
続編欲しい。
“ジェイクを見上げたまま、サアラは聞いてみた。
「私が殺人鬼になったら、ジェイク様は庇って下さいますの?」
言葉の不吉さと裏腹に、朗らかな笑みを浮かべる。
「.........出来ないだろうな。するべきだとも思わない」
ジェイクははっきりと言った。ジェイクならそう言うだろうと思ったサアラは、愛らしく笑ってみせた。
「どうか安心なさって。私が殺人を犯す時は、完全犯罪を目指しますから、庇って下さらなくても大丈夫ですわ」
不届きな宣言をするサアラを、ジェイクは呆れたような目で見返す。
「そんな時が永遠に訪れないことを祈るよ。レニー・ガスティンの真似は、どう考えても出来そうにない」
サアラは、真顔でそう言うジェイクの顔を覗き込む。
「ジェイク様は、人を好きになったことがないのですものね?」
夫婦として有り得ないことを平気で口にして、サアラは笑った。サアラはそれで構わないと思っている。一生かけて好きだと言わせてみせると決めたのだ。
しかし、ジェイクは眉をひそめ、おかしなことを言い出した。
「そうだな......そのはずだ。だが、レニー・ガスティンは、私がきみに惚れているのだと言っていた」
「はい?」
思いもよらないことを言われ、サアラはきょとんとした。”
20160806 再読
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ラノベ
ラノベ