あらすじ
男嫌いの荊姫と切れ者従者の不健全な純愛!
代々「王家の蝙蝠(こうもり)」と呼ばれる諜報活動を生業(なりわい)としてきたラグランド伯爵家。ある日、当主である祖父に呼び出されたアイリーンは、兄の不始末から突然跡継ぎに指名されてしまう。しかし、アイリーンは筋金入りの男嫌い! 婿をとって子など産めるかと即座に拒絶したところ、とんでもない男が部下としてやってきて!? その恋は、死ぬほど甘い蜜の味――。男嫌いの荊(いばら)姫と退屈を持て余した切れ者従者との、人生を賭けた甘くて危ない下克上ラブ!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宮野さんの描くキャラは
女子はかなり猟奇的(笑)でも愛情深いってのがお気に入り。
男子も今回は猟奇的だったなぁ。でもやっぱり愛情深いってのがツボ。
武装解除できない女子を描かせたら世界一ではないでしょうか。
もう、全部が好みです。
Posted by ブクログ
宮野美嘉さんの新シリーズ?
おもしろかったです。
諜報活動を生業としている伯爵家の跡継ぎに指名されたアイリーンは徹底した男嫌い。でも逆に女の子にはモテモテで、かなりかっこいいです。(アイリーンの性格的には、「幽霊伯爵の花嫁」のサアラに近いかなって思いました。)
そんなアイリーンの男嫌いを直すべく、送り込まれたヴィルはエスパーと思われるくらい人の心が読める男で、単にアイリーン好き好きっていうだけの男じゃないのがよかったです。
ルルル文庫にはめずらしく、けっこうHっぽい雰囲気になったりもしてますし、ヴィルを手下に諜報活動をするアイリーンの活躍、期待してます。(続くよね?)
一瞬
一瞬、ためらうシーンもあって、少しドキドキした。
ヒロイン、ヒーロー共に複雑なところを持ち合わせているしっかりした人たち、
潔いし、冷静であり状況によっては冷徹でもあるけど、ふとした優しさに私も落とされる一人となってた。
Posted by ブクログ
「王家の蝙蝠」と呼ばれる諜報活動を生業とする一族の娘アイリーン。彼女はある日、当主である祖父から呼び出され後継者として指名される。けれど後継者となれば結婚しなければいけない。けれどアイリーンは筋金入りの男嫌いだった。そんな彼女に祖父が部下として連れてきたヴィルはとんでもない男で・・・。
今シリーズは面白かった。スラスラ読めました。
キャラクターが良いですね。美人だけど男嫌いで女性に大人気の格好良いアイリーンと、人の心が読める直感力を持つ退廃的な魅力のヴィル。主人公カップルの性格と二人の関係性は相変わらずぶっ飛んでますが、そこが宮野さんの描くキャラクター達の良さだと思います(笑)
続編出るのかな?シリーズ化してくれたら嬉しいです。
Posted by ブクログ
あとがき曰くこれまででもっとも正統派主人公
それでも他作者作品と比較にならない型破り
話の転がっていく先が読めなくて楽しいのだが
やはりいつもと同じく破れ鍋主人公に綴蓋相手役を用意して
2人の出会いを通してキャラクタ描写をするだけで消費しつくす感じ
この特異なキャラクタが世間を超越して暴れるところがみたいのだが
作者の興味があそのあたりにあまりないのがもったいない
小説として完成度は低い
Posted by ブクログ
ついに兄から後継者の椅子が回ってきてしまった主人公。
しかし彼女は、自他とも認める筋金入りの男嫌い。
を、解消させるために付けられた、男の部下。
やる気がないだけかと思いきや、な部下の
腹黒さも…いや、ナチュラルに黒い?
主人公は女性至上で、思わず惚れてしまいそう(笑)
しかし部下、一体学園で何をしてきていたのか。
すごく気になりますが、多分カオスな学園生活かと…。
嫌な事は嫌と言わなければいけない。
けれどそれをまだ知らなければ?
まずこうなるものです。
なので、作中一番可哀そうかと思われる従兄弟も
恋にするにはありえない人、の分類になるわけで。
ものすごく、同情してしまう場面でした。
Posted by ブクログ
男前で女性から好かれるヒロインがとても素敵でした。
ヒーローは一癖も二癖もあるひねくれ者で、こちらもなかなか面白い人だったのですが、ヒロインへの「あなたを好きになってもいいですか」というセリフがいまいち理解できず…。
その言葉が出る時点でもう好きになってるんじゃ?
魅力的な二人だったのですが、あと一歩足りないなという感じでした。