穂波ゆきねのレビュー一覧
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ネタバレ森本要は、恋に一途な大学生。
そんな要は、失恋の寂しさのあまり大学のサークル顧問の津山聡史と関係を持ってしまう。
津山は、完璧な美貌と学歴を持ち、異例の若さで准教授の地位を得た男で、学生の評判も上場。
ところが本当の彼は、恋愛を「面倒」だと言い切り、人と必要以上の関わりを持とうとはしない不遜な性格。
おまけに要に向かって、「身体の相性がよかったから付き合おう」と言うのである。
恋愛至上主義な要は、そんな津山の態度に腹を立て、津山に「本気の恋を教える」という名目で付き合うことを了承する。期限は1ヶ月。要の誕生日まで。
その要の誕生日デートが、恋愛音痴な津山の卒業試験となるのだった― -
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ネタバレ老舗骨董店の若旦那と、男花魁のミステリー風味な遊郭シリーズ。
骨董品にミステリーに花魁とか、どんだけ盛り込んでんだと思うんですが、これがよく出来ています。
ありがちな遊郭ものとはちょっと一線を画してます。
わざわざ『男花魁』というくらいなので、女の格好させただけのお人形さんBLじゃない。
自分はあくまで『男花魁』という仕事に真剣に向き合っている、という姿勢があって、プライドもあって、決して自分を悲劇の主人公にしない。
なので、安易に身請けで終了どころか、身請けされる気さらさらなし。
そんな矜持の高い受が、老舗骨董店の若様な攻に惚れて、やきもきする感じです。
煮え切らない態度や言動や行動に、花 -
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義兄弟の誤解しちゃった家庭内三角関係。
描きようによってはドロドロする話が、ドキドキ胸キュンに仕上げられていてとってもかわいい印象です。イラストが穂波ゆきねセンセなのでなおさら。表紙も口絵もかわいくて、キュンキュンさせられます。忍がカッコいい。そして、ラブシーンのイラストも萌えます…
終始高校生の篤史視点でストーリーが進行するので、他の登場人物も彼の目を通してしか描かれていないのがクセモノでした。登場人物みんなの本心がなんとなく読者には透けて見えているのに、篤史の思い込みでどんどん話が逆方向へと進んでいくのです。
篤史は無意識のうちに、渡会家に引き取られた子供であることに引け目を感じているの -
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姉の婚約者×高校生
姉の婚約者だった人と受けは自宅で二人、同居の生活をしています。
というのも、受けの家族は中学生の時に事故にあって死んでしまったから。
大好きな姉と結婚するはずだった大好きな人と「家族」として生活するなかで、二人のバランスは崩れていきます。
両親が、そして姉のことが大好きだった。
そして、恋心を自覚した相手は、その姉を結婚しようとしていた人なわけです。
自分と暮らしてくれるのは「婚約者の弟」だからなわけで。
想いを告げてしまえば、家族としてのつながりは断ち切られてしまう…。
そんな葛藤が読んでいてじれったくもなるのですが、もう切なくて切なくてたまらんかったです。
という -
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画家だった父を突然亡くして、父の友人であり画家の渡会家に身を寄せる事になった篤史は、養父となった久代に好意を寄せていた。
久代の息子で5歳年上の忍はしょっちゅう彼女を変えてはまた付き合うを繰り返していたが、それは秘めた想いを忘れる為の行動で。
義理の家族だから、大事にしたいという思いが溢れていて心が温かくなりました。
忍の秘めた思いが、酔った勢いで塞き止められなくなり、それでも自分の気持ちを抑えても篤史の気持ち優先にしようとする優しさがよかった。
樋口さんの作品は愛が散りばめられているから、読み終わるとストンと気持ちが落ち着きます。
絵も柔らかくて作品のイメージそのものでした♪〜