穂波ゆきねのレビュー一覧
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姉の婚約者×高校生
姉の婚約者だった人と受けは自宅で二人、同居の生活をしています。
というのも、受けの家族は中学生の時に事故にあって死んでしまったから。
大好きな姉と結婚するはずだった大好きな人と「家族」として生活するなかで、二人のバランスは崩れていきます。
両親が、そして姉のことが大好きだった。
そして、恋心を自覚した相手は、その姉を結婚しようとしていた人なわけです。
自分と暮らしてくれるのは「婚約者の弟」だからなわけで。
想いを告げてしまえば、家族としてのつながりは断ち切られてしまう…。
そんな葛藤が読んでいてじれったくもなるのですが、もう切なくて切なくてたまらんかったです。
というより、登場人物たちが魅力的すぎます。
特に脇役。
年の差萌えの人にはたまらんのじゃないかなー? -
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画家だった父を突然亡くして、父の友人であり画家の渡会家に身を寄せる事になった篤史は、養父となった久代に好意を寄せていた。
久代の息子で5歳年上の忍はしょっちゅう彼女を変えてはまた付き合うを繰り返していたが、それは秘めた想いを忘れる為の行動で。
義理の家族だから、大事にしたいという思いが溢れていて心が温かくなりました。
忍の秘めた思いが、酔った勢いで塞き止められなくなり、それでも自分の気持ちを抑えても篤史の気持ち優先にしようとする優しさがよかった。
樋口さんの作品は愛が散りばめられているから、読み終わるとストンと気持ちが落ち着きます。
絵も柔らかくて作品のイメージそのものでした♪〜 -
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原作神奈木智
攻め:柴田草
受け:小早川桂
高校2年弓道部の桂は極度な上がり症。それを安心させてくれるのは兄と同級生で高校3年幼なじみの弓道部副部長である草の抱擁だけ。小さな頃からギュッと抱き締められて治めてもらっていた。
しかし男同士、それでなくてもモテている草に対し、迷惑をかけたくないと考える桂。
穂波先生は神奈木先生の挿し絵で知っていたけどコミックは初読み。
先生のふわふわした柔らかい絵が弓道部の胴着と弓、二人の微妙な関係と相まってドキドキしました。
桂の自分の気持ちの分からなさ、戸惑い、草の年上だからこその素っ気なさ等が余すところなく穂波先生の絵柄が引き出していたのでは、と思いました。
二人の気持ちが通じ合うところ迄なので、Hシーンと呼べるのはキスシーンと書き下ろしでの、草が桂のを触って出させるだけのシーンでしたが、充分エロチックでしたv -
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仇花シリーズ第二弾。
前作で思いを寄せ合った骨董商・久弥と男花魁・佳雨の約1か月後くらいからの話。
佳雨付きの新造・梓の突出しの相手に久弥という話が出てきて、本当の恋に溺れて艶やかになっている佳雨の揺れる心と、花魁の間夫となり嫉妬の狭間に揺れる久弥。
『百目鬼堂』から紛失した骨董5つのうち、花瓶の行方と河岸遊女の連続する自殺という事件が絡んだ作品。
佳雨の水揚げをした鍋島義重の態度が今回も凄い。
抑えようとしても恋に浮かれてしまう佳雨をやんわりと“花魁”としての矜持へと戻させている。
「嘘でも妬いてみせなければいけなかった」とそれを察する佳雨もすごい。
そんな風に花魁と客を書き出す神奈木先生が更にすごいと思いました。
女として、駆け引きが大事な時があるものですが、こんな駆け引きが書けるって作家の先生はリアルでも恋愛を始め人間関係の機微には強いのだろうなぁと思わせる一文でした。
本来、切ない話であるはずなのに、湿っぽくないのは佳雨の持つカラリとした性格なのかなと思いました。
Hシーンは少ないです。しっとりしてますけどね。 -
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雰囲気は雨・雪シリーズの、穏やかに心を通わす系。
擬似家族モノという感じでしょうか。
亡くなった姉の婚約者である攻めと、事故で一人だけ生き残った受け。
まだ子供だった受け。欲深い伯父から守ってくれたのは、亡くなった
両親や姉とも深い交流のあった攻めと攻めの友人。
姉のことを想ってくれる攻めを好きな受けと暮らしていくことに。
家事ができない、ちょっと抜けてる攻めの世話をせっせと焼く
(生き甲斐ですな)受け。彼への恋心も自覚しつつあるが、それでも
「亡くなった姉を大切にしている攻め」が好きなので、同じ家で
暮らせる“家族”を選ぼうとする。
受けの気持ちを慮って「家族として大事に」している攻めだけれど
健気で可愛い受けをどうみても好きなんですよねえ。
幼馴染の親友から「好きだ」と迫られた受け、その場面を見てしまう攻め。
彼らが通じてるなら、と距離を置こうとする攻めに受けは思わず告白。
でも直後に「受け入れてもらわなくても良い」。で、こじれる、と。
家族でいることが唯一、彼と暮らす方法だと思い込んでいる受けと
彼を大事にするがゆえに、距離を置いた攻めが、「家族プラスα」で
共に進んでいくまでを描いております。
思いを通じた後の、攻めが受けの戸惑いもすっ飛ばして“大人モード”の
エロを施そうとしているところが萌え。
擬似家族、年の差、寡黙攻めに健気受け、そんなキーワードに惹かれる方には
オススメしておきます。もう一声、何か欲しいなあって気もするけど。