遠藤周作のレビュー一覧
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人は遅かれ早かれいづれ死ぬ。大作家だって犯罪者だっていづれ死ぬ。死について考えないで人生終えれたらどんなに楽だろうと思う。死は怖いし死んだらどうなるかなんて誰もわからない。だから人はその死の恐怖をやわらげるために宗教に頼ったりするんだろうか。Posted by ブクログ
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女性向けに書かれた本。気づかずに買ってしまいました。
でも男が読んでもいろいろ得られる本だと思います。
絶対的な正義はない。そのようなものがあるともう人はあまりにも人間についてわかっていない人だ、といったことが書いてあったように思える。
これは悲しみの歌のテーマにも似ている。
遠藤ワールド全開...続きを読むPosted by ブクログ -
遠藤周作読破の目標を立てたものの、カタい本に手が出ず、まずはこれから。題名とか副題がチグハグで、この本の「ひとり」というのはタマネギとかXとか神のことだったのかと読み終わって思った。地球は宇宙の生命体の一つか。ならばなぜもっと小さな私達人間が一々苦しみや悲しみを経験しなければいけないのだろうと、人生...続きを読むPosted by ブクログ
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時代の古さを感じざるを得ず、どちらかというと親世代を理解するために面白い表題作。それよりも、その他のあまりに切ない戦時中の話が心に残った。平和な時には思いもよらぬ苦しい思いが一般的になってしまう戦争、やはり異常だ。Posted by ブクログ
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遠藤周作の随筆。本当に眠れない夜に読みました。そしてほのぼのとした気持ちになれて眠りにつけたのでそんな力がある本だと思います。ユングの話に興味を持ちました。Posted by ブクログ
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今までに何回読んだかわからない。
遠藤周作が死をテーマに行った、精神研究者の第一人者たちとの対談を収めた1冊。各項とも非常に興味深い内容で、1つ1つの対談をそれぞれ1冊の本に出来るぐらい面白い内容。特に禅、心理学をテーマにした項はいつも深く印象に残る。「死」を精神的に、科学的に深く考察した1冊。Posted by ブクログ -
キリスト者の彼だから、シンプルでストレートなキリスト教礼賛ははばかられるのだろう。
キリスト教を知らない人の質問に答える形式でキリスト教をわかりやすく解説していて、押し付けがましくなく、しかも深いから面白い。
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遠藤周作
私が唯一読んだことある、遠藤作品。
男と女の結婚の価値観の違いが、オムニバスで描かれています。マリッジ・ブルーの方は、是非!
同時収録されている短編も、戦時中や終戦後直後の、古き良き日本で、知らないはずだけどどことなく懐かしく、そして切ない話がたくさん。Posted by ブクログ -
生と死についての話から仲人選びについてなど、色々盛り込んであるエッセー集。真剣に考えさせられる内容もあれば、「ぷっ」と吹き出してしまうものも。おもしろいです!Posted by ブクログ
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教養なく見た目もよくない森田ミツは、修道女に「一番好きなのはミッちゃんみたいな人。どういう人になりたいかと問われればミッちゃんのような人」と言わしめ、自分を棄てた吉岡に「聖女」と言わしめる。
他者に強く強く共感し、自分ごとのように他者の苦しみを受け止め、他者の苦しみを見過ごせないミツ子は、それが美...続きを読むPosted by ブクログ -
宗教のない日本の罪の意識はどこからくるか興味を持った。
この話はただ戦時中で倫理観が崩壊したから起こったのか関係なく起こってしまうようなことなのか感慨深い
実際、宗教があろうが無かろうが、罪の意識の有無は個々人によるものだと感じた。ヒトラーのホロコーストも人体実験を行っていたが、無宗教ではなくキリ...続きを読むPosted by ブクログ